善良鬼

『ちょっと無敵、だいたいこども。』2-1『善良鬼』感想です。
とにかくネタバレ注意!!なのでよろしくです!!
木曽川シュン!?と驚愕の事実度肝を抜かれ、その熱も冷めやらぬ中、いや、早まるな!まだ親戚の可能性もあるじゃないか!と冷静になろうとした努力は従妹のショーコちゃんの可愛さの前には風の前の塵に同じでした。
自作の絵本を送ってきて感想を要求するとか何それ可愛すぎる!
しかも小学校低学年。かわいい。べ、べつにろりこんちがうよ。
ちゃんと律義に全部読んで感想送ってあげるシュンも大概可愛いんですけどねー。
そんな二人ににへーっと癒されていると「ん?ちょっと待てよ。ショーコってなんか出てなかったっけ?」とイルマニアセンサーに反応あり。
そして、導き出されたのは……ショーコって甲斐抄子じゃん!
『バカが全裸でやってくる』で自称殺し屋のお兄ちゃんがいるっていう記述もこれで綺麗に繋がります。
これに気付いてからはしばらく、うわぁーすげーすげーいるまんすげー!と超ハイテンションで跳び回ってました。
つまり、キリオ=木曽川(花咲シリーズに出てくる殺し屋)で、『ちょっと無敵、だいたいこども。』は彼の子供時代の物語だったわけですね。
いやはや、これは全くの予想外でした。
久しぶりにいるまんに完全敗北したかもしれません。鳥肌が!ぶつぶつだー!
ということは、やっぱりこのコロシヤが彼の師匠的な存在なのでしょう。
キリオは如何にして殺し屋になったのか、この後それについて語られるのでしょうか。
木曽川って偽名じゃなかったんだーとかシュンの漢字は直感で『隼』がいいなーとか思いました。『駿』も可。でもやっぱ『隼』。雉だしね。鳥類繋がり。
ショーコは小さいころからこうしてちゃんと他の人の感想を聞いたりと修行を重ねていたからこそ、ああなれたんですね。
木曽川のことをお兄ちゃんって慕ってるのもこの頃のやり取りが大きいのかな。
昔は絵本作家を目指してたのかは分からないですけど、絵の才能はそこまででもなかったようで。
うん、なにはともあれ、とにかく可愛い。

というわけで早速ググってみたところ見事にヒットしました『イオンモール木曽川キリオ』。
前の感想で言った通り実在の場所が舞台でしたね。
確かにギリギリ愛知県ですけど限りなく岐阜県に位置しています。
2004年開業なのでちゃんと辻褄も合ってます(この話は恐らく1998±2年だと思われます)。
ウィキペディアによれば

「キリオ(Kirio)」の由来は、木曽川をローマ字にした「Kisogawa」の「Ki」と、川をスペイン語にした「Rio」をあわせた合成語となっている。

そうで、個人的にこういう由来を知るのが好きだったりします。
機会があったら一度、足を運んでみたいです。

そろそろ本編の感想に入りたいと思います。

梅雨が明け出し、夏休みを間近に控えた7月。
今度の『敵』は町で噂の通り魔『善良鬼』。

コロシヤの『強さ』に憧れを覚えるキリオ。
キリオ=木曽川が分かってからはどうしても、話のストーリーよりも(物語も十分面白いんですけど)コロシヤの言動や性格といった色んなものが木曽川に受け継がれているなーとそこばかりに気がいってしまいます。

「悪って酷いな。僕はこれで結構、正義の味方に憧れているのに」

「僕はこれでも探偵とかの、正義の味方に憧れているんだぜ。あんまりイメージを崩して欲しくないね」(探偵・花咲太郎は覆さない)

こことかうきゅーってなりますうきゅーって。
木曽川が事あるごとに正義の味方正義の味方言うのはコロシヤの影響と子供の時からのヒーロー願望があるからなんですね。
花咲シリーズ大好き人間です、どうも。

雉キリオ、犬キタロー、猿スーパーで鬼退治。
桃太郎ならぬタローは別作品で登場しますからね。
いや、二人合わせて桃タロー……独り言です。

ひかりから届いた手紙に小躍りせんばかりのキタローの顔の緩み具合が気になりますな。
一途な男の子は良いものです。もちろん、一途な女の子も良いものです。
文通かぁ……いいねっ!

強くなりたい。
とにかく、強く。
誰にも負けないくらい、強く。
今はまだ届かなくとも。
いつか、きっと。

こういう子供独特のノリって好きです。
スーパーやキリオの面白さ絶対主義なところとかすっごく共感してしまいます。
自分もこんなんだったよなーと小学生時代を思い出して止め処ないノスタルジィが心を温めてくれますね。
悪さをして、怒られて、走って、逃げて、笑って。
本当にあの頃は楽しかったなぁ……

善良鬼現る。
殴るイメージは湧かないのに、友達を守ることはまるでそれが当たり前であるかのように馴染んだ動作として出来てしまうキリオ。
キリオもやっぱり「自分の世界(周囲の人)」を守ろうとする入間主人公なんだなぁと。
んで、ナイフ落とすところまでコロシヤ譲りだったわけですか、木曽川は。

三者三様の事情を抱えながらも、目的は三者一様「町のヒーロー」。
疾走感溢れる文章を通してどくどくと激しく脈打つ心音が伝わり、かっかかっかと熱が生まれ、昂ぶる興奮に吠えだしたくなる衝動が抑えられません。
うぉぉぉおおおおお!!!!!!!!


総括。
とにかく面白い!面白すぎる!
入間節全開の疾走感が堪んねー!次回配信が待ち遠しぃ!!

→To Be Continued Chapter2-2

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