トカゲの王 I ―SDC、覚醒― 感想

待ちに待ったいるまんの新シリーズ『トカゲの王』序章『―SDC、覚醒―』の感想です。

トカゲの王 I ―SDC、覚醒―
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 俺の力は単なるインチキ。だからこそ、俺はこの『能力』で世界を塗り替えてみせる。

 俺はこんな所で終わる人間じゃない。その他大勢が強いられる『普通の人生』から逸脱した、選ばれし者なんだ。
 俺に与えられた能力『リペイント』は、インチキめいたまがい物。でも、俺には世界を“塗り替える”資格がある。このインチキこそ、俺の力なんだ。
 どこまでもなにもかも騙し抜く。まず手始めに、俺自身も騙す。そして、目の前に立ちはだかる不気味な殺し屋どもから必ず逃げ延びてやる。
 だって、俺は。『最強』なんだから。

の前にちょっと横道に逸れます。
まず、タイトルロゴについて。
直線的なフォントに爬虫類の鱗柄で雰囲気が出ていてすごく良いと思います。
他と比べて“カ”と“の”が小さいので、大きい文字だけで『トゲ王』と略すのもいいなって。
“トゲオー”と読んでもいいですし、“トゲキング”と読んでもオーケー。
トゲキッスの進化形みたいですが。知ってる?トゲキッス。
狙撃の王様がそげキングなら石竜子の王様はトゲキングになるのは自明の理というものです。
それでは皆さんご一緒に!助けて、トゲキング!!

続いてゲーマーズ購入特典である【オリジナルブロマイド】に書かれている入間さんからのコメントをご紹介。
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世界は、この本を開いた日から「塗り替わる」。

さて、世界は塗り替わったのでしょうか。
はさておき、いるまん字上手いじゃないですか。
いや、ずば抜けて上手いわけでもないんですけど今までが個性溢れた趣のある字体だったので、ギャップで達筆に見えてしまいます。ハッ、まさかここまで計算尽くで……?
まぁ、前の字も好きなんですけどね。
もしかしてもしかするとやっぱりやっぱり入間さんと人間さんの二人組で入間さんは個性的な字を、人間さんは達筆な方なのかもしれませんね。
ハァイ!イルマー&ヒトマーの人間じゃない方、入間です!
ハァイ!イルマー&ヒトマーの字が上手い方、人間です!
みたいな展開は……待っているわけないですよねごめんなさい。

発売前日にストーリー予想みたいなことをツイッターでやったのですが、なんとなんと嬉しいことに大当たりだったので(※ごく一部の話)とぎゃっておきました→『トカゲの王』勝手きままなストーリー予想
どのあたりが嬉しかったのかはこの後の感想で!

それではそろそろ感想に入りたいと思います。
ネタバレの覚悟はよろしいでしょうか?
キャッチコピーは「血みどろヴァイオレンス120%
表紙絵については既に一述べているので、口絵ピンナップの感想をば。
・スガモマッパ
開いた瞬間、違うものを買ってしまったのかと固まったじゃありませんか!
いきなり小学四年生の素っ裸、しかもフルカラーとか狙い過ぎにも程があります。
・五十川石竜子
トカゲの考えた一番恰好良いポーズだなこれは、うん。間違いない。
目から零れる赤光がルルーシュっぽくてカッコイイ。
・巣鴨涼
エロい。
・ナメクジ
作中のイメージと合っていない感がハンパないです。
なんかすっごいか弱そうなんですけど。
腕がなくなる前なんでしょうけど、隠れてるのは右腕の方が良かったな。
・カワセミ
デザイン的には悪くないですけど、作中のイメージに合わせるならこんな険しい表情にしなくても、ニコッと笑ってる顔で良かったんじゃないかなと。
これもあれかな、カワセミの考えた一番恰好良いポーズ。
・SDナメクジ
ナメクジを模してるのは分かるんですが……雰囲気ぶち壊し。ですね。

今回もまたお得意の群像っぽく進んでいくわけですが、完全な一人称ではなく、一人称と三人称がごっちゃになったような文章になっていました。
新しいチャレンジというか、新規開拓というか、いるまんの思考錯誤が感じられる、という意味で新鮮に読ませて頂きました。
正確にはトカゲパートは一人称、他パートはごっちゃ人称という風でした。
それぞれのパートわけでマーク(トカゲ、カモ、ナメクジ)が使われているのがとっても伊坂さんチック。

あとがき

感想の都合上、先にあとがきから。

ねーのかよっ!2の構想ねーのかよっ!
行き当たりばったりか!びっくりするわもう。
まぁ、そんなこと言ってすぐ続き出してくるんですよね(ニッコリ)
一発当てたいですね、ぐへへ。
『あぁ、中学生だなぁ』って都合、二桁は思いましたよ。嬉しがってください。
これがラブ…コメ…だと?
いやまてそれ以前にさらっと基本的に今まで同様ラブコメとか何言ってますかいるまん。
あーハートフルボッコラブコメディの略ですね、納得です。
今まで以上にカリスマ編集の息がかかっているわけですか。
つまり、これで一発当たらなかったらカリスマ編集のせいに出来るってスンポーですねっ!(間違ってないけど間違ってる)
正直、電波女も相当息かかってたと思いますけど。
『ヒロインはもっと清純っぽく』だと…?
巣鴨は清純だったのか……気付かなかった……むしろ逆のような気も……いや、純粋という意味では清純に通じるのか……うん、巣鴨は清純系ヒロイン。インプット完了。
まぁ、多分それが正しいのです。
なんだか煮え切らない発言ですが、やっぱり自分の好き勝手やりたいぜーって願望が見える。他の誰にも見えなくても自分には見える。
おそらく、前作の電波女も三木さんとしてはもっと続けて欲しかったに違いないと思うんです。
せっかくアニメにもなって、このメディアミックスの波に乗らない手はないってタイミングで完結させるとはどうしても考えられません。
想像でしかありませんが、以下のようなやりとりがあったのではないでしょうか。

入間「もう電波女は書きたくないです!」
三木「そこをなんとかお願いします」
入間「いや、もう無理です」
三木「ん~(たっぷりと熟考の末)、わかりました」
入間「え、本当ですか!(言ってみるもんだな。ひゃっほーい)」
三木「はい。その代わり、条件があります」
入間「(くっ、そらきた)なんでしょう?」
三木「次回作は今まで以上に僕の意見を取り入れてやってみて欲しいんです」
入間「三木さん好みの可愛い女の子を出せ、と?」
三木「流石入間さん話が早い。そーいうことです」

とかなんとかね。※あくまでも妄想であって根拠は全くありません。

相変わらず、暇さえあればゲームの御様子。
すれ違い通信は本体とカセット2セットずつ用意すれば……あれ、目から塩水が。

父間さんw 物語の主人公になれる素質が溢れすぎwww
ママ間さん、すごく、哲学のかほりです。

後半戦、ものすごく期待して待っております。

著者近影
父間さんは一体どこを目指しておられるのですかwww
初め、虹色の若葉マークを掲げてるのかと思いました。
ここのコメントへの原稿料でいくら貰ってるんでしょうか(すごく、下世話です)

プロローグ1『トカゲと鴨のゲシュタルト』

元ネタは『アヒルと鴨のコインロッカー』ですかね?

小学四年生の全裸、はおいといて、たった数ページで二人のひととなりが分かるように描かれているのが上手いです。
思わせぶりな最後のセリフの引きもお見事。

成実は“日常”の象徴ですね、きっと。良い友達だ。
トカゲは思ったより痛い子じゃないですねぇ。中学生ならこれくらい普通……普通、だよね?
エリオもそうでしたが言動こそ痛くても一人称になると、全然まともじゃん、のパターン。

ギアスネタキタ―――――――――――!!!!!!!!
まさかまさか、そのまさか!ギアスネタが出てくるとは……!!
嬉しい!嬉し過ぎるぞ!フハハハハハハ!!!!!
いるまんも観たのかなぁ。
でも、電波女⑧のあとがきを読む限り、あまりアニメは見てなさそうですから、ここはカリスマ編集の入れ知恵かもしれませんね。
この間、ギアス見たってツイッターで呟かれてましたし。
それにこのくらいのネタなら見てなくても書けるからなぁ。
他にも名前が出てきた禁書やSAOも名前だけ出してるだけで読んでませんっているまんなら平気で言いそうだもんな。
ってかこれ自作品より売上の高いライバルへの遠回しな宣戦布告とも取れますね(そんな風に取れるのはお前だけだ)
ちゃんと観てない/読んでないと書けないネタが出てきたら読んでるって分かるんですけど。
その点、幽白とかDBは分かりやすいですね。

閑話休題。

ストーンドラゴンチルドレンって。ストーンドラゴンチルドレンって。
なんという、中学生ネーミング。
SDCってマジか、オイ。
安心、安定のいるまんでしたとさ。

身近な世界を塗り替える力が欲しい。

やっぱ入間さんはどんな主人公を書いても入間さんな主人公です。
いつか自力で瞳の色を、過去を、家族を取り戻してみせる。
取り戻した暁には真の能力が目覚めるわけですね、わかります(多分、目覚めないでしょう)

そして、『日常』から『非日常』へ。

プロローグ2『もし中学生が目の色を変えられたら』

う~ん、アクションというかバトルというか、こういう話って感想書くの難しいです。

今回の主人公は強くてカッコ良くて、を期待していたので99%見当違いでしたが、つまらなくはなかったですね。
入間作品で病院送り回避とか夢のまた夢。
いきなり顔面に二線も入れられちゃってます。
レッツ、血みどろスタート。

初読時すっかり騙されてしまったのですが、今回もお得意の時間差トリックが使われていましたね。
読み返してみると結構あからさまに書いてあって何故気付かなかったのかと思いましたが、他作品とのリンクがないか血眼になっていたせいで見落としていた模様です。
結論から言うと、『トカゲの王』シリーズは今までの入間作品とは別世界のお話のようです。
少なくともⅠでは他作品との繋がりを示す描写はありませんでした。
まぁ、まだ始まったばかりなのでこれから先、『コオロギ』なる殺し屋が出てきたりしても驚きませんよ、ええ。

というわけですっかり騙されていた自分は挿絵の後ろ姿はナメクジさんだと勘違いしていたわけですが、これ、カエルさんなんですよね。
道理で服がちょっと違うなーと思ったわけです。
出会い頭に先制キック。いいですね~。リアル。
個人的に海島くんのキャラはすっごい好みでした。
また今回も惜しい人を亡くしたものです。
でも中学三年生には見えない。挿絵の話ね。

開始100Pで顔面傷だらけの血まみれゲロまみれってどんな主人公だよ。
もうちょっとハッタリでなんとかごまかして敵を掻い潜っていくのかと思っていましたが、本当に問答無用で襲いかかってくるのでそもそも会話する暇すらありませんもんね。
まぁ、リアルと言えばリアルなんですけど。
いきなり巻き込まれた挙句がこれじゃあ、中学三年生にはちと厳し過ぎる気もします。
いや、中学三年生じゃなくても厳しいです。

ナメクジさん、彼女は本作の裏主人公になるんでしょうね。
なんていうか、みーまーの柘榴さんにちょっと似てる、ような気がします。
これもすっかり騙されちゃっていたわけなのですが、この時に運ばれている牛肉の塊ってトカゲくんですよね。
つまり、時系列的に並べると早い順にカモ、トカゲ、ナメクジとなっています。
二重構造とは手の込んだことを……お見逸れいたしやした。

プロローグ3『きみの瞳にかんぱい』

浴衣のおねいさんに反応した人はきっと多いはず。
自分はそれはもう敏感に反応しましたとも。ええ、本当に。
でも、残念ながらあの人じゃないですよ、すよすよ。多分。
これが巣鴨流マーキングか……眼球ペロペロ一歩手前でしたね、危ない危ない(何が?)
キスしてる小四達じゃなくて、目を見開いてるおねえさんの挿絵が欲しかったぜぃ。

巣鴨の痴女ルックへの反応が大変中学生でした。花丸。
自分はというと、どこで着替えたのかが妙に気になりました、まる。
入間作品というより冥王星Oシリーズに近いので、能力者もそれっぽく命名してみようと思います。
【空中を蹴る男】アメンボ。
めちゃくちゃ冥王星っぽくないですか?ですよねですよね!
【空を駆ける男】もいいなぁ。【空を歩く男】と若干被っちゃいますが。
トカゲは【目の色を変える男】。……うん。本人の意向を飲んで【塗り替える男】で!ここはひとつ!

血みどろカーニバル開幕。
右腕グリグリ、左手グッサリ。
死にたくねェ!って気持ちがビシビシ痛いほどに伝わってくる文章です。
が、いかんせん、考えろ考えろと考えている割に行動までに繋がらないのでイマイチ爽快感に欠けます。
ハッタリかまそうにもまともに喋ることも出来ないんじゃしょうがないですけどね。

今回の戦闘描写で一番楽しめたのはダントツで海島vsカエルでした。
実際、戦り合ってる時に喋る余裕なんてありません。
ひたすら殴って殴られて、蹴って蹴られての繰り返し。
ここで『君がッ!泣くまで!殴るのをやめないッ!』ネタが出てこないのは意外でした。
三人称だとパロは出ないみたいですね。
海島くんの女だろうが容赦なく殴り倒すってところが最高です。良いキャラだ。
それにしても顔面ぐっちゃぐっちゃになる殴り合いをここまで克明に描写するとは、流石いるまんだぜ。
ここで能力発動カエルさん。その名も【右を向かせる女】。
これは強い。めっちゃ地味だけど、対人戦ではかなり使える能力だと思います。
銃があれば右向かせて後はバンッで終わりですからね。怖ぇ。
しかし、おっぱい鷲掴みにされて乙女の恥じらいを見せたカエルさんが不覚にも可愛いかった。やられた。

巣鴨の下乳がエロい。中学三年生だよね?
表紙とこの挿絵だとスケルトンスカートでカラーイラストだと黒になってるんだけど、なにこれ、透けたり透けなかったりする新素材で出来てるの?

いるまんって片目を失う話、好きだよね。
かれこれ3作目かぁ……片目シリーズと名付けよう。

死の間際でも惚れた女の子が無事でほっとしてる海島くんが大好きです。
パンツも見れたし、大往生だよね(え?)

満身創痍で、右目を奪われ、階段から転げ落ちて。
壁に頭を打って落ち着き、腕の肉を噛み締めて落ち着く。
痛い。読んでて痛い。肉体的にも精神的にも。
トカゲくんがかわいそすぎる。
もうとっくに限界を越えているトカゲに追い打ちをかけるような同級生の死体と面会。
いるまん、もう勘弁してやって。

いやもうここまでくればわかってたけどさぁ、やっぱ巣鴨ちゃんが黒幕でしたか。
あんな予想するんじゃありませんでした。ギアスと違ってこっちは当たっててもちっとも嬉しくないのです。
さっきからあまり触れてきませんでしたが、ここまで読んできても巣鴨涼という女の子の人物像が全然掴めません。
冒頭で大体分かった様な気になっていた自分を殴ってやりたいくらいです。
なんですけど、『何を考えているのか分からない』キャラという意味ではこれ以上ないってくらい立っていることもまた事実で、この得体の知れなさがどっからどう見てもラスボスであり、魅力的でもあります。
小学生の頃から一途にトカゲの目を想い続けてきた→清純。という解釈でよろしいのでしょうか?

プロローグ4『うらかたさんのめっせーじ』

この女、鬼か?
カワセミが全読者の心の声を代弁してくださいました。
トカゲくんマジ不憫。
「私は強くなったけど、石竜子くんはきっと変わってない。うん、守ってあげないと」
見逃してあげてー。
この発言は巣鴨も能力持ちとも取れますけど、違うかな。
でも、能力者だとしたらラスボス要素コンプリートじゃん。
淡々とトカゲが死んだ場合の話してるし、自分は巣鴨をどういう風に捉えればいいのかわからないよ。
海島くんがいたこと、忘れないよ……。

「大丈夫。全部、私の思ったとおりになるから。それがお金持ちの生き方だもん」

「お金持ちだから」これ以上ない、分かりやすい信念です。
でもこういう人、実際にいそう。

カワセミの能力は物体切断ではなく、物体移動ということでいいのでしょうか。
だとしたら【移す男】か【移動させる男】かな。しっくりこない。名案募集中。

「ナメクジさんの腕」
うわぁって思わず声に出しちゃいましたよ。
酷い。これは酷い。
欠片も罪悪感を感じていないどころか、本当に何も思っていないところが怖すぎる。
いや、その後に右腕を投げつけた辺り、全部計算尽くでやってるんだろうな。どっちにしろ恐ろしい。

そうこれからの人生、すべては、復讐のために。

ナメクジさんを主人公にして一本小説が書けるよね、これ。
復讐に燃える殺し屋とかなにそれ滾る。
なんていうか、なんていうか、上手く言えませんけど、とにかくナメクジさんを全力で応援したくなります!
しかし、報われない未来しか見えない現実が……。

いるまんに極限状態の人間を書かせたらピカイチですね。
そして、究極限まで追いつめられた時、トカゲの王が目を醒ます。
やっと、考えた結果が行動へと繋がってゆき、能力バトルの醍醐味っぽいものが味わえます。
カエルさんの最後っ屁が鮮やかに決まり、トカゲパンチ炸裂!
ここまでくると読んでいるこちらも痛覚がマヒしてなんでもこいや!な気分になりますね。
指を飛ばされて無くなって、断面パンチだ!はトリコvsトミーロッド戦を思い出しました。
マヒしたなんて言いましたがやっぱり読んでて痛かったです。
それになにより、シリーズ開始からここまでボロボロになって大丈夫なの?もう再起不能じゃね?取り返しつくの?そう思いながら、読んでいました。
あっきゅんでさえここまでボロボロにはならなかったというのに。
テーマは『生への渇望』だと思いました、まる。

ひょうし『とかげのおうさま』

空中浮遊、弾丸停止、瞬間移動は影に潜んだ他の能力者によるものでしょう。
俺はこの女を許さないと、何度も、何度も誓った。
このシーンだけで彼が物語の主人公となる資格を持っていることは明らかです。

能力者のおかげでもなんでもいいけど、とにかくトカゲくんが復活して良かった。本当良かった。

着物になってるけど、おそらく5年前の浴衣のおねえさん再び!
ラジカセにヘッドホン装備、クールだ。とにかくクールだぜ。
ミステリアスな雰囲気もひたすらクール。
その魅力は容姿だけにとどまらず、あのカワセミと並ぶ能力者の一人だと言うじゃありませんか。
中学生でなくとも琴線鷲掴みにされますよ!
今シリーズで魅力度ぶっちぎりのナンバーワンキャラ。イチオシです。
早く白ヤギさんの活躍が見たい!
ミミズさんと激闘を繰り広げて欲しい!
通り名が能力にちなんだものだとすれば、白ヤギさんの能力は相手を紙にして食べちゃう能力。なにそれ最強。
ミミズさんは太陽光を浴びる干からびる能力。水をかければ元通り。なにそれ弱い。てかなにこのノリ。
追記:白ヤギさんには元ネタがあったようです。
次巻までなんて待てない!これはもう自分で描くしかない!と資料探しという名のネットサーフィンをだらだら続けていましたところ、発見致しました。
『テニスの王子様』でお馴染み許斐剛先生の初連載作品『COOL - RENTAL BODY GUARD -』に登場するCOOLという人物がもうまさに白ヤギさんでした。

COOL
本名不明。
トリッキーのレンタルボディーガード。
無口で、喋ることをあらかじめテープに吹き込んでおき、ラジカセから喋る。
相手にはずれくじを引かせる技術をもつ。

だからあんなにクールクール連発してたのか……クールだぜ。
あらかじめテープに吹き込んでおくってあたりが某アマチュア無線部部長を彷彿ともさせますね。
もしかしたら、白ヤギさんもレンタルボディーガードなのかも。
まぁ、5年以上一緒っぽいのでほとんどお抱えボディーガードですよね。
白ヤギさんもラジカセで喋るのかな、ドキドキ。
どうやら打ち切り作品のようですが、色々と調べてるうちになんか無性に読みたくなってきましたよ。
バイクでCOOL!連呼とかCOOLがHOTに!とかどこからそんな発想が出てくるんですか。
テニスの王子様の面白さが全く理解できない人間なので、ものすごく地雷っぽい気もしますが。

閑話休題。

「これでも結構、色んな人の恨みを買っているみたい」

せーの、当たり前だろうが!!(全身全霊ツッコミ)
これでもってなんだよこれでもって。
ほんま、恐ろしい子やわぁ。
顔の傷は残るらしいので傷顔の続刊イラストが楽しみです。
傷と眼帯でキャラ付けはばっちりですね(キャラ付け言うな)
義眼入れるって言ってますけど、眼帯の方がカッコイイと思います。
巣鴨は最後だけ読んだら可愛い女の子だなーと単純に思えるんでしょうけど、ここまで読んできて手放しで可愛いなーと思うのは流石に無理があります。
別に嫌いなわけじゃなく、キャラは良いと思うんですけどね。

生きている。
ただ、それだけの事実に安堵して。
後ろ向きな思考も全て捨てられる。
あぁ、いるまんだなぁ。
生きてて、よかった。

右目への諦めの良さも安心の入間節。
身体の一部、例えば腕を失うのは怖いけど、片目を失うくらいなら問題ないってスタンスで一貫してます。
片方だけだとしても目を失うのもかなり怖いです、自分は。

俺には他の人間にない力がある。
だったら神様に、喧嘩を売ろう。
このインチキの力で、今度はみんなの目の色を変えてやる。
だって俺には、世界を塗り替える力があるのだから。

長い長いプロローグを終えて。

「こんにちは神様。一勝負しませんか、この野郎」

偽りの神への宣戦布告。
to be continued."Rizard King Ⅱ"coming soon...
カッコイイ!この終わり方はカッコイイ!続き早く読みたい!
少年漫画的な引きで、少年心が昂ぶる昂ぶる!
てか、まるまる一冊使ってプロローグをやっておいて、続きの構想がないなんて生殺しにも程があります!
まぁ、無いだけでパソコンの前に座れば自動執筆されるんですよね、わかります。
そもそもプロローグだけでここまでボロボロになった主人公がかつていただろうか。いや、どこかにいるんだろうけどさ。
下手すりゃ、サイボーグ編に入りかねない勢いで肉という肉が吹っ飛んでいきましたからね。サイボーグ編もそれはそれで少し見てみたくはありますが。
ジェレミアの如く、「おはようございました」華麗な復活を遂げるメカトカゲ。うん、やっぱ無しの方向で。
でも、続刊もこの調子で毎度毎度満身創痍になってたらいつかはそんな展開になっちゃよなぁ。
というわけで、続きを楽しみにしております!!

・総評という名の蛇足コーナー
ぶっちゃけた話、これは異能バトルものとして面白いの?という根本的な問いに対して、自分はこう答えます。
「面白くはない」
一作目だけで判断するのは早計ですが、この話だけに限って言えば特筆に値する程の面白みはありませんでした。
自分自身、こういうジャンルをあまり読んだことが無いので判断が難しいところなのですが、読んでいる方からしても評価の高い部類に入るとは思えません。
むしろ魅力は別にあって、自分としては「何をどう書いてもいるまんなところ」としか言いようがないのですが、とにかく異能バトルとは無縁の箇所であることは確かです。
ただ、海島VSカエル戦は読みごたえがあったと思います。でも、あんま異能じゃなかったしね。
それに加え、人称の変化による問題も大きかったです。
あくまで現段階の話ではありますが、いるまんの文章が輝くのはやはり一人称だからこそだな、と今回改めてその思いを深くしました。
三人称になってしまうと、言い方は悪いですが、そこらへんのラノベとあんまり変わらなくなっている気がしてなりません。
いや、恐らく意識してのことなんでしょうけど、入間さん本来の魅力が薄れているようで寂しくなります。
みーまー10のマユ章は素晴らしかったので、ああいう路線なら光るものもあると思うのですけど。
入間作品の魅力は、ここぞというところに印象的で詩的な文章を持ってくるところにあると思っているのですが、三人称では中々そういった文章を挟み込んでいくのは難しいのかなぁと。
まぁ、まだ始まったばかり、というか始まってすらいなかったわけですから、これからどんどん面白くなっていって一発当てたい/当たって欲しいですね!

・イラストについて
以前にもこの記事で述べたのですが、やはり壊滅的なまでにブリキさんのイラストが合っていませんでした。
絵単体で見れば嫌いではありませんし、確かに美麗ではあるんですけども、この作風にこれは流石にないんじゃないでしょうか。
電波女①を読んだ時のことを久々に思い出しましたよ。
まぁ、電波女はブリキさんで良かったですよ、今となっては。
だけど、これはなぁ……
これこそ左さんだろと声を大にして言いたい。
左絵の白ヤギさんが見たかった……
全く予備知識無し、イラスト目的で買った人は絶対「え?」ってなりますよこれは。
まぁそういう人のことはどうでもいいんですけどね。カモです。カモカモ。
前も言った通り、左さん以外だったらredjuiceさんに書いて欲しかったなぁ。
世界観がまんま冥王星Oなのでウルトラマッチングすると思います。

・蛇足の蛇足
そこかしこに伊坂さんへのリスペクトが窺えました。
いるまんが唯一面白いと認めた作家だけあって目標にしているのでしょうけど、同じ土俵で比べるとまだまだ伊坂さんには遠く及ばないと思います。
ですが、入間さんにしか書けない、言い換えれば、それだけは誰にも負けない魅力が一杯あることも紛れもない事実です。
その、入間さんだけの魅力を失わず、これからも新しいことに挑戦し続けていって欲しいなと思います。
ちょっと口が過ぎましたようなので、この辺で。

白ヤギさんの活躍に期待してます!!

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Comments

検索してたら右の「LINKS」にあるものとは別のwikiを見つけたので報告までに。
余計なお世話だったらごめんなさい。
まだ、どちらも内容が充実してるとは言い難いですけど、いずれは賑わうといいですね。(別々に作るくらいなら協力して一つのものを作ればいいのに……)
トカゲの王 @ ウィキ
http://www14.atwiki.jp/tokagesdc/
Posted at 2011.07.17 (00:36) by RK (URL) | [編集]
Re:RKさん
初めまして。
コメントありがとうございます。

その件については自分も全く同じ考えで、近いうちにそちらの管理人さんに統合して頂けるようお願いしようと思っています。
余計なお世話なんてとんでもないです。
わざわざありがとうございました。
入間さん関連で活発に行動されている方が他にもいらっしゃるということが自分としてはすごく嬉しいです。
賑わって欲しいですし、賑わせたいなって思います。
Posted at 2011.07.17 (23:59) by 天野寂 (URL) | [編集]
心が折れたのは「トカゲの王」を朝読書で読んだからです。
やっほーおひさーですー。なわけで首です。
ひっさしぶりに入間本を読めたということでコメコメ。

中学生っぽさが自分にはいっさいわからなかったのは、つい最近まで中学生だったからでしょうか。ぜんぜんわかんなかったです。あれ、自分ってけっこうやばい?
ナメクジさん可愛いよナメクジさん、とかおもってた結果がこれですよ。なんの嫌がらせだよ、ってかんじですね。つか、ナメクジさんの逃げるシーンをみると、これだけのために「ナメクジ」って名前つけられたかんじがします。三すくみならだれでもよかったてきな。
トカゲ君の心の折られ方がひどいですよね。そして挿絵を見た際に「鬼太郎?」おもいました。カーテンで目隠してるところ。
鴨さん、けっこう強烈でしたね。 やっぱりどこで着替えたのかがさっぱりですよね。なんとはれんちなっ。それにしても眼球が好きだとか、友達になれそう。あ、けど目の色にほれてたから無理かな、、、
なめくじさん押しの自分からすればカワセミのよさがぜんぜんわかんなかったです。ツイッターとかでもなんか人気ですよね。むー。
カエルさんがこの作品で一番いいところもっていたかんじがしてなんともいえないです。胸つかまれたときの反応とか、トカゲ君のところとか、海島との戦い。
海島君は好きになれそうにないです。女性を殴るだなんて自分には理解できない。あと、パンツのくだりとか、、、はい。

たしかにブリキさんはあまりあってないですよねー。
けど、作品が続いていったときに「ブリキさんでよかったー」なんてことになればいいといいですよねー(希望)。けど、ヘタに安定いてない絵柄じゃないのは誉めるところだと(なぜに上からっ)
なんにしても、今後に期待ですね。おもにナメクジさん。白ヤギさんも気になる。

最後のコメが電春のOPのはなしでした。なついっ(アニメみてないけど)
とりあえず、高校での部活は掛け持ちという結果になりました。文芸部と美術部を、、、友人が「地味」というお褒めの言葉をいただいたりしました。やっはい。
バンギラス、カッコいいですよね。だがあえてカバルドンを(以下略)※嘘です

ではこれにて失敬。
また来世でおあいしましょー。さいなー(「バッハー」の手を開くような動きをしながら。にしてもMステには感動した)
Posted at 2011.08.02 (20:50) by 首吊人形(無能) (URL) | [編集]
Re: 心が折れたのは「トカゲの王」を朝読書で読んだからです。
すっかりおひさしぶりですこんにちは。

中学生と言っても千差万別ですから。
自分は結構「分かる分かる」と共感出来る部分がありましたけど、人によっては「わからん」って人も当然いると思います。
別にわからなかったとしても、こんな中学生もいるのかーって、そんな感じでいいんじゃないでしょうか。
ナメクジさんは不憫でしたね。
ザ・理不尽!!と言わんばかりの理不尽っぷりでした。
挿絵は可愛かったですけど、本文を読む限り可愛い要素はなかったので今のところ、別に可愛くはないです(天野談)
ただ、すっごく応援したくなるキャラなので頑張って欲しいです。けど、悲惨な目に合う展開しか予想できないという……
トカゲくんはプロローグで完膚なきまでに身も心も叩き折られるとかどんな主人公だよ……ボロ雑巾キャラが定着しそうですね!
鬼太郎はですね、入間作品にもう既にいるのですよ。こう、ご期待!トカゲくんはさしずめ、2代目鬼太郎ですね。
巣鴨はどこで着替えたのかさっぱりですが、選択肢がほとんどないのも事実なので、答えは自ずと導き出されますよね。廃b(ryはれんちなっ!
眼球が好きっていうのとはまた別のような気もしますけど。
カワセミの魅力は『最強の殺し屋』の肩書、これっきゃないですよ。
男なら『最強』の二文字に反応しないわけにはいきませんからね。
能力も一番派手でカッコ良かったじゃないですか。
まぁ、中学生にボコボコにされてましたけど。
そこも一周回って、+要素になっちゃうのが真の人気キャラの特権なのです。
でも、自分の知ってる範囲では特にカワセミが人気ってこともないと思います。
間違いなく、この巻で一番可愛かったのはカエルさんです。
おっぱい鷲掴みリアクションの可愛さは異常。ナンバーワン乙女でした。能力が地味に強かったのも○。ただ、一つ言わせてもらえば、カエルさんは初めの一撃を金的に叩きこめば勝ち確定だったはず。そのくらいの場数は踏んでると思ったんですけど、ここもやっぱ乙女だったのかもしれませんね……かわいい。
海島くん、自分はめちゃくちゃお気に入りです。いや、実際そんな甘っちょろいこと言ってらんないですよ。サンジレベルまで徹底すればフェミニストもカッコイイですけど、生死がかかってる場面で中途半端に躊躇するようなやつよりはよっぽど好感が持てます。それに惚れた女を護るという明確な理由があって、今時こんなカッコイイ中学生男子中々いませんよ。冥土の土産くらいいいじゃないですか!(※パンツのことです)

合ってません。
そうなってくれれば、嬉しいです。
不満があるとすればそれは絵師さんを決めた担当さんに対してであって、ブリキさんは立派に良い仕事をなさってくれていると思います。
白ヤギさんのことしか頭にないと言っても過言ではないかもしれません(オイ

そんなに前になるんですねー(自分もまだ全話観てません)
掛け持ちとかアクティ部にも入部したんですね、分かります。でも、ネガティ部はいつでも首さんの入部を受け付けますからね(ヤメロ)
バンギラス、最強。

それでは。
来世があると信じて(Mステは見れなかったんですけど、いいですよねバッハ)
Posted at 2011.08.03 (20:27) by 天野寂 (URL) | [編集]
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