ヒキコモリトカゲ

『電撃文庫ブートレッグ』 Volume.123(2011/12/02)が配信されました。
ショートver.がまさかの方向転換なあらすじだったので一刻も早く読みたかったロングver.、その結果は……

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□2012年1月の新刊予定(2012年1月10日発売)□
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ヒキコモリから復活し、そして世界を塗り替えるべく、俺は白と黒のゲームに挑む。
◆トカゲの王II -復讐のパーソナリティ<上>-
著/入間人間 イラスト/ブリキ 定価:578円

世界を塗り替えるはずだった俺の野望は、右目と共に消失した。
あの日、ビルの最上階で『神様』の少女に勝負を挑んで、そしてあっさり負けた。もう二週間ほど前の話だ。
そして俺は――ヒキコモリになった。
ん? 世界を支配? できるわけねーだろそんなの。あんな殺し屋どもに、なんで太刀打ちできるんだ。中二なめんな。
だけど明確に分かったことがある。敵はあの『神様』だ。いつか、この左目――『リペイント』を、『神様を倒す能力』にしてみせる。
……そしてもう一つ気づいたことがある。この力は戦うことに向いていない。
だから、俺はもう戦わない。
そうして自室でこっそり復活を目論む俺だったが、なぜか目の前にエロい巣鴨とエロいDVDが!? 
意外な展開が待ち受ける学園異能第二弾! 

あっさり負けたって一行でさらっと流すなや!そこを一番楽しみにしとったんに!いやまぁ、この肩透かし感はいるまんらしいっちゃいるまんらしくはあるんですけど。でもなぁ……。
だがしかし、ただの腑抜けヒキコモリになったわけではなく、『打倒神』という野望を失ったわけではなく、あくまでも復活の時を待つ、潜伏期間的意味合いでの籠城戦と知ってほっと一安心。
『リペイント』が戦闘向きじゃないとか今更過ぎる自覚ですが、そうなれば取るべき道はただ一つ。
『戦わない』。
戦わずして、神を倒す能力とは一体!?わくわく、わくわく。
トカゲくんがどんな『戦わない戦い』を繰り広げてくれるのか。
ガンディーさんのように「非暴力、不服従」を貫き通し、彼は“王”の座を手にするのか。
期待が高まる、『トカゲの王』シリーズ第二弾『トカゲの王II -復讐のパーソナリティ<上>-』は2012年1月10日発売!!





ってだから最後の文!どうしてそーなる!
この文だとエロい巣鴨がエロいDVD持ってきたみたいに読めるんですけど!
いや、問題はそこじゃなく、なぜエロに走るのかと。血みどろ展開オンリーで問題ないんですけど!
意外な展開が待ち受けすぎだし、えっ?これって学園異能モノだったの?
異能はわかるけど、学園ほとんど絡んでこなかったじゃん!絶対“学園異能”って言いたいだけじゃん!じゃん!

<上>と銘打ってあることから、またまた連続刊行なのではとの予想は外れでした。
よく考えたら、2月は受賞作品発売月でしたね。
というわけで、続きから受賞作品についてコメントしています。
入間情報はここまででおしまいです。
↓から受賞作品のあらすじや受賞者プロフィール、選考委員選評などがご覧頂けます。

◆第18回 電撃大賞

こういうの読むの好きです。
それでは、気になった作品についてちょっとだけコメントしてみようかなと思います。

大賞
「エスケヱプ・スピヰド」
作/九丘望 (福岡県)


二十年七日と八時間五十三分七秒の眠りから、最強の兵器が目覚める。

昭和一○一年七月、極東の島国《八洲(やしま)》は、二十年前の戦争で壊滅状態にあった。廃墟の町《尽天(じんてん)》では、シェルターの冷凍睡眠から目覚めた人々が、暴走した戦闘機械の脅威にさらされながら生きていた──。
尽天で目覚めた少女・譲葉(ゆずは)は、ある日戦闘兵器に襲われたところを1人の少年と1匹の《蜂》に救われる。少年の名は金翅(きんし)の九曜(くよう)。《蜂》と少年は、《鬼虫(きちゅう)》と呼ばれる、八洲軍が技術を結集して製造した超高性能戦略兵器であった。彼は譲葉を「暫定的司令官」と認め、彼女を守るため生存者たちの用心棒となる。人間との交流により、徐々に心を持ち始める九曜。だが、彼の目的は、同じ《鬼虫》である《蜻蛉(とんぼ)》の竜胆(りんどう)という男と戦うことであった。機械である九曜は、「兵器は戦って死ね」というプログラムに固執していたのだ。
人間と兵器、考え方の違う九曜と譲葉は、ぶつかりながらも互いを認め合おうとする。だが、九曜と宿敵・竜胆の決戦の時は、静かに迫っていた──。
最強の兵器《鬼虫》たちが繰り広げるノンストップ・アクション!

いつもは大賞ってだけで華麗にスルーしてしまうんですが、これは面白そう。あらすじだけですごく好み。
そして、なにより選考委員選評読んでるとすごく読んでみたくなるんですよ!どんだけ尖ってるというのか!
『ミミズク』以来、電撃小説大賞受賞作の2作目はこれを読むことに決めました。
全体的に若い方が多いですが、この人もかなり若いですね。
しかも今回が4回目ということは大学生活を捧げたと言っても過言ではないのかな?
とにかく、おめでとうございます。楽しみにしております。

メディアワークス文庫賞
「侵略教師星人ユーマ」
作/エドワード・スミス (広島県)


新しい担任は自称宇宙人。
破天荒な言動は宇宙レベルの指導らしいが!?


小さな漁港、濃紺の海。どこかにありそうなのどかな港町、それが舞衣の暮らす茜陽町だった。一つ違うのは、沖に浮かぶ島の存在。そこには巨大な建造物── 宇宙船が突き刺さっているのだ。そう、この茜陽町の海は宇宙人によって占拠されていた。
ある朝、政府すら排除できなかった宇宙船に向かって、拡声器で怒鳴り散らす青年を舞衣は見かける。三流侵略者共に、自らが真の侵略者であると説く青年を見て、登校前の高揚した気分が萎えていく舞衣だった。
だが、舞衣の災難は終わらない。新学期、新しい担任に期待と不安をない交ぜにしていた舞衣達の前に立ったのは、あの青年、ユーマだったのだ。この青年、やはりただ者ではなかった。国語の授業を宇宙規模で語り、やたらにスケールが大きいことを言う。舞衣はその言動にげんなりだが、どこか筋が通っているユーマはいつの間にか生徒たちの心をつかんでいき──。

まずその目を引くペンネームに惹かれて、楽しみにしていた作品だったのですが……あらすじ面白そうすぎるだろ!なんだこれ!
選考員の皆さんが口をそろえてウルトラ世代には堪らないって言ってるのがなんか笑えました。
いるまんもウルトラ直撃世代でしたよね。
そして、プロフィールや受賞コメントがめっちゃ面白いw

プロフィール
幼少の頃より、物わかりのいい顔をして我儘を通す性格に育つ。十歳の時、自分が完全に満足できるものを誰も作ってくれないことに我慢がならず、駄文を綴り始める。以後十数年間、自分のためだけに創作活動を続けていたが、2011年春、いつまで待っても宇宙を見上げるばかりで飛び出そうとしない地球人に業を煮やし、初めて世に発するために「侵略教師星人ユーマ」を創作して現在に至る。……あ、日本人です。

やべぇw こういうふざけた人大っ好きだwww ってか日本人なんですねwww そこは宇宙人って言っときましょうよ!
真面目な話、「自分のためだけに創作活動を続けていた」ってところには惚れました。
ユーマが侵略に訪れる日を心待ちにしております。
受賞者コメントも面白いのでぜひご一読をw

メディアワークス文庫賞
「やまびこのいる窓」
作/成田名璃子 (東京都)


自分の気持ちは望遠鏡でも見えなくて──。
切なくて元気になるお話。


高学歴、高年齢、高層マンション住まいの3K女・二宮咲子は、元彼の御厨に未練たらたらの日々を送っていた。彼女は週末に行われる友人の結婚式で、御厨と奥さんに再会することが決まっていた。そんな時、占い師に、「この一週間で出会いをものにしなければ一生独身だ」と言われてしまう。驚いた咲子は合コンやお見合いなどの予定を入れていくのだが、相手を御厨と比べるばかりで、逆に自分の未練を自覚する始末。
一方で咲子には、誰にも言えない楽しみがあった。それは、年下青年の住むぼろアパートを中古の天体望遠鏡で覗くこと。そしてある夜、青年の窓を覗くとなんと青年も天体望遠鏡でこちらを覗いており、その日から咲子と青年・瑞樹の筆談によるやりとりが始まった。
自分の悩みや御厨に対する気持ち、さらには見合い相手のことなどを瑞樹に相談していく咲子。そして、瑞樹の後押しもあり、友人の結婚式で御厨と会って話す覚悟を持つのだが──。

受賞作品の中で最も惹かれたタイトルがこの『やまびこのいる窓』でした。
タイトルから勝手に想像していた話とは全然違いましたが、これはこれで面白そうです。
選評では「オチが読めてしまう」というものが多く、それだけでなんとなくオチが読めてしまった気がするのですが、切なくて元気になるお話とのことで、元気にさせて頂こうかな、と。

以上、いるまんの新たなライバルとなり得る新星作家の紹介でした。
引き続き、イラスト大賞に移ります。

金賞
竜徹 (岡山県)

i31b.jpg

前の電マガでもいいなって言っていましたが、大きめの画像が見られて改めて、この絵の電波女も読んでみたいなぁと思いました。
色使いが好き。すごく好きです。見てて楽しくなるというか。う~ん、びゅーちほ!
モノクロマコチンもこんなカンジでコミカライズしてほしかったんだよなゴニョゴニョ

銀賞
そと (静岡県)

i55b.jpg

個人的に一番好きな絵柄でした。とにかくかわいい。
その中でも上の一枚が特にお気に入りです。
またどこかでお目にかかれるのを楽しみにしています。
お幸せに~(イラストの2人に向かって)

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Comments

電撃文庫MAGAZINEの紹介では1巻の表紙のままでしたが、電撃文庫の公式サイトではちゃんと2巻の表紙が公開されましたね。隻眼、隻腕コンビ。
Posted at 2011.12.10 (18:14) by RK (URL) | [編集]
Re:RKさん
トカゲくんがめちゃくちゃかっこいいですね!
ナメクジさんの活躍にも期待!

この2人は巣鴨被害者の会とか結成して仲良くやれそうだなーとか思いましたw
Posted at 2011.12.10 (19:12) by 天野寂 (URL) | [編集]
Τ?????????????
??Υ?????????????
Posted at 2012.01.09 (15:49) by RK (URL) | [編集]
Re:RKさん

Posted at 2012.01.10 (11:43) by 天野寂 (URL) | [編集]
うわ!?謎の文字化け?

巣鴨の知り合いというだけであの態度、仲良くやれそうとかとんでもなかったですね。
ナメクジさんの復讐のパーソナリティはとても想像できない程、根深くて、深くて、暗そうです。
↑こんな感じのことをコメントしたはずです。失礼しました

あと読み返してみると「麻衣さんはナイフを握りしめていたから、手を掴むのは無理なんですね」に深い意味を感じずにはいられないです。
Posted at 2012.01.11 (14:23) by RK (URL) | [編集]
Re:RKさん
暗号かと思って3分くらい考え込んじゃいました……アホですね。

ただの知り合いだったらあそこで殺されてたかもしれませんね。
巣鴨にとって特別であるからこそ、より効果的に利用できないか考えたわけですから。
でもこの二人が仲良くかは別として、徒党を組んで神様o&r巣鴨に挑むなんて展開になったら昂りますね。超昂奮します。
まぁ、ナメクジは言わずもがな、トカゲの方も巣鴨に危害を加える人間と手を組んだりはしないですよね。
ありえないからこそ、それが実現したときの昂奮が計り知れなくなるんですけども。

ラスト、遊里さんはわざと間違えたのでは? と少し疑っております。
心を読める彼女がいくら暗闇だったとはいえ、人間違いをするでしょうか?
最近、というかずっと前からですけど、入間さんには騙されっぱなしなのでなんでもかんでも疑うような性格になってしまいました。
彼女の本当の能力は『心を読む』のではなく……明らかに考えすぎですね。
色んな意味で下巻が待ち遠しいです。
Posted at 2012.01.11 (23:42) by 天野寂 (URL) | [編集]
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