明日は彼女と恋をする

やっとこさ、『明日も彼女は恋をする』の表紙イラストが公開されました!

どんな時も、あなたのために。
明日も彼女は恋をする
koiwosuru.jpg

『過去の改変』から戻ったわたしに待っていたのは、彼の消失だった。そして、もうひとつ。わたしの歩けなかった足が、元通りになっていた。歩いている。わたしが、進んでいる。
 自分の足で。わたしが歩き回る姿に、島の住人は誰も驚いていない。慣れきっている。この世界の『現在』では、彼は九年前に死んでいた。その蔓延する常識が、わたしを苛み、蝕んでいく。わたしが歩ける毎日。それは彼が死んだ現代。まるで別の星へ飛んできてしまったようだった。決めた。わたしは必ず取り返す。わたしと彼がいた世界を。必ず。

以下、『昨日は彼女も恋してた』のネタバレを含みます。ご注意ください。
……えっ!?
誰っ!??どちら様???
えっ!?えっ!?

ちびニア&ちびマチが表紙の『昨日』と繋がる表紙なんじゃないかなぁ(願望含む)という予想をあざ笑うかのように裏切る、衝撃的すぎるイラストです。って冷静になってる場合じゃない。もうさっきから「えっ?」しか言ってない気がする。マジで「えっ?」しか出てこない……。

まず、『昨日』と『明日』を見比べてみましょう。大きな間違いが5つあります。
koi.jpg
ぱっと見、別人にしか見えない……というのは置いといて、共通点から。
・背景
 重ねてみると少しずれますが、全く同じものが使われています。
・タイトルロゴ&作者名
 色は違いますが、レイアウトはこちらも全く同じです。
 ただ、メディアワークス文庫ロゴの場所が違っています。
・車いすの少女&青年&車
 全然違いますが、組み合わせは統一されています。

次に、変更点を。
・車
 軽トラがデロリアンに進化。
 BTF道まっしぐら。
・車いす
 赤→青。
・少女
 全くの別人に見えるわけですけど……
 頑張って共通点を見出すなら、髪の分け目とファッション、ですかね?
・青年
 同上ですが、こちらの共通点は……両者とも、癖毛と言えば癖毛かな?といったところ。

ここから導かれる真相は……と、その前に肝心のイラストについての感想タイム。

ちょっとおっとり系に見える愛されゆるふわウェーブの女の子。
かわいいです。どこがかわいいって、男の子の袖を摘んでるところがもう色々と妄想を加速させる……っ!

笑顔が素敵な縦縞パーカーの男の子。
左さんの描くイケメンの中でも相当のイケメンさんではなかろうか。
すごく、イイと思います。

一見すると、2人とも笑顔で明るい雰囲気に感じられるのですが、じーっと見続けていると何故だか少し不気味な空気を纏っているようにも見えてきます。
なんでしょう? 顔の左半分が2人とも影になっているせいでしょうか?
素直に笑っているシーンだとは思うんですけど、そんなふうにも見えてしまいました。

他には、すごく記念写真っぽい印象を受けました。
カメラ目線な2人を見てそう思い、『昨日』の表紙を見てみるとこちらもなんとなく記念写真っぽく見えてきます。
『昨日』のマチは性格的に目線を逸らすでしょうし、『昨日』のニアはこちらを向いていますし。
まぁ、本文中に写真を撮った描写は一切ないので、そんなことはないんでしょうけども。


この前は『昨日』を読む前だったので、さらっと流したあらすじについて触れておきます。

やっぱり『昨日』の盛大なネタバレだった!流石にこれは致命的でしょう。
ん? でもここまでだったっけ? と『入間の間』のあらすじをもう一度読んでみると、こちらはさりげなく配慮されていました。

どんな時も、あなたのために。

『過去の改変』から戻ったわたしに待っていたのは、大きな消失だった。
そして、もうひとつ。わたしの歩けなかった足が、元通りになっていた。歩いている。わたしが、進んでいる。
自分の足で。わたしが歩き回る姿に、島の住人は誰も驚いていない。慣れきっている。この世界の『現在』では、わたしから大切なものを奪っていた。
その蔓延する常識が、わたしを苛み、蝕んでいく。わたしが歩ける毎日。それは大きな消失を生んだ現代。まるで別の星へ飛んできてしまったようだった。
決めた。わたしは必ず取り返す。わたしと、あの大切な世界を。必ず。

なぜ、両方こっちにしなかったんでしょうか?
個人的にはこっちの方がマイルドで好みです。
MW文庫Ver.は『昨日』未読者にはあんまりオススメ出来ませんね。
まぁ、上巻既読前提仕様ってことですね、うん。


はい、というわけで、今回明らかになった『明日』のカバーイラストから色々推理もどきを披露していきましょう。

・改変後の世界のマチとニアだよ説
 『昨日』の世界で最悪の結果とはならなかったマチ&ニアが仲の良いまま、すくすくと成長した姿ではないでしょうか。
 この世界ではさぞやラブラブカップルであることが窺えます。
 ニアは開眼するとイケメン度が跳ね上がりますな。
 →反論
  ・マチは歩けるようになったはず
  ・車いすの色が違う
  ・この少女がマチだとすると、戻ってきたマチの存在に説明がつかなくなる
  ・そもそもニアは九年前に死んでいるはず
  などなど、以上の理由により×

・玻璃綾乃とニアに救われた子供だよ説
 冒頭、思わせぶりにフルネームだけ登場した元同級生の癖毛男こと玻璃綾乃と『昨日』のニアに溺れていることを救われた子供ではないでしょうか。
 まず、玻璃綾乃ですが、癖毛なところはイラストと一致します。
 彼に関しての描写が少なすぎてなんとも言えませんが、マチとすれ違った際、派手に振り返ったのもなんらかの伏線であると考えるのが妥当でしょう。
 海で溺れていた「子供」は終始、「子供」としか描写されておらず、若干不自然さを感じたのですが、これは意図的に性別を分からなくしているのではないでしょうか。
 つまり、ニアが救ったのは少女で、その少女が成長した姿がこのイラストの少女ではないかと。
 海に落ちたときに怪我をした、もしくは溺れたときの後遺症などで車いす生活になった、という説明もつきます。
 というかマチでなければ、車いすであることはなんとでも説明がつくのであまり特筆することでもありませんが。
 →反論
  あらすじ的にちょっと予想を裏切りすぎな気はしますが、特にありません。
  というわけで、最有力候補○

・『昨日』の表紙の2人が別人で、この2人が本当のマチとニアだよ説
 自分で言っておいてなんですが、これはないですね。
 作中のマチの描写と一致しますし、車いすも赤いです。それにこの表情はマチ以外ありえません。
 でも、ニアの描写はほとんどないので、大穴でニアではないかもしれませんね……ないか。
 →反論
 まぁ、ないだろうなって思います。
 というわけで×

・全く関係のない女の子と男の子だよ説
 ねーよ!って言えないのが正直なところ。
 いるまんならやりかねないので油断は禁物。
 というか、かなり真剣にありえるんじゃないかと思ってます。
 ただ、「全く関係ない」のはありえないでしょうけど。
 『明日』は前半で「あれ? 登場人物全然違うじゃん! マチとニアはどうした!でも、面白い!」と思わせておいて、後半でマチとニアのことを忘れた頃に「っ!? まさかここでこう繋げてくるかー! くぁーやられたー!」ってなりそうな気がする。すっげーする。そうだったらまたいるまんのこと好きになるわ。やばい。どーなるんだろ。
 →反論
 しようと思えばいくらでもできますけど、あえてしません。その反論への反論もいくらでもできてしまいますので。
 というわけで、暫定的○


長ったらしく書き連ねてまいりましたが、言いたいことはただ一つ!
早く『明日も彼女は恋をする』読みてー!
MW文庫公式HPで『明日』だけ表紙公開が遅かったのはまさか、これを狙ってのことではあるまいな?
そうだとしたら、この宣伝さん、デキる……っ!
このタイミングでこのイラスト投下は間違いなく策士。いや、マチがいなく策士。
これ見せられてあと20日もお預けなんて生殺しすぎるよ!
『昨日』を読んだ後は『明日』が早く読みたいと思いつつも色々と展開を予想したりしてれば1ヶ月なんてすぐだろとか思ってたのにこの戦法は卑怯すぎるでしょう……!
マチキレないなんて話じゃありませんよ!
ドラえも~ん(泣)

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Comments

 Twitterに書こうと思ったら、長くなってしまったので、コチラに。

 僕が思うのは『昨日』と『明日』の“彼女”はそれぞれ違うのではないかと思います。『昨日』はマチ。『明日』の“彼女”はニアが救った子供だと僕は思いました。
 つまり、表紙の美男くんは綾乃くんで、女性の方はニアが救った子供。

 “彼女”が死んでしまって、“本来、語られるはずのない物語”がニアとマチが改変してしまった所為で、『明日』として陽の目を浴びることに。

 つまり、マチが車いすに乗って島をウロウロし、ニアが普通の大学生に戻るには………『明日』の“彼女”が………。

 というのが僕の見解です。
Posted at 2011.12.05 (23:43) by 椎名ショウタロウ (URL) | [編集]
Re:椎名ショウタロウさん
なるほど。
【彼女≠彼女】ですか。
本当に色々な予想が出来ますね。
椎名さん説は玻璃綾乃とニアに救われた子供だよ説に近い感じでしょうか。
それが一番説明しやすいですもんね。

入間さんに限って、オールハッピーエンドはないでしょうね。
『とってももしもにもしかして』の世界がそうであったように。
“幸せの背景は不幸”は入間作品に一貫したテーマだというのが持論です。

ただ、それでも、マチとニア、この2人が笑顔の世界になってほしいと思います。
Posted at 2011.12.06 (00:17) by 天野寂 (URL) | [編集]
今日、本屋にぶらりと行ってみたら.......

『明日』が売ってましたよ!!!

梅田のジュンク堂です。
念のためアニメイトにも行ったところ、そちらでも売ってました。
発売日が前倒しになったんでしょうか....???
Posted at 2011.12.22 (15:38) by じゃくそん (URL) | [編集]
Re: じゃくそんさん
実は某書店で働いておりまして、今日入荷することは知っていたのです。
年末で、しかも日曜日やら祝日やらが重なった結果かなり前倒しの発売になった、というわけです。

数字の件についてですが、じゃくそんさんの推理ズバリ正解でしたね!
すごいっ! そして、悔しいっ!
次は負けませんからね! (いつから勝負になったんだ!?)
Posted at 2011.12.22 (23:55) by 天野寂 (URL) | [編集]
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