探偵・花咲太郎は覆さない 感想

発売から早三日、二月も残すところ本日のみとなりましたが、絶好の感想日和というわけで『探偵・花咲太郎は覆さない』を肴に盛り上がっていきましょー。

探偵・花咲太郎は覆さない (メディアワークス文庫)探偵・花咲太郎は覆さない (メディアワークス文庫)
(2010/02/25)
入間 人間

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これは、推理はショートカットが信条のぼくこと花咲太郎とトウキの探偵物語だ。

 「あの人が犯人よ」「どうして言い切れる? まさか、犯行現場を見たとか?」「何となくよ。だから頑張って、この事件を解決してみなさいよ」「それは無理」「どうして」「今日も迷える子犬を捜さないといけないからだ」
 ぼくの名前は花咲太郎。探偵兼ロリコンだ(いや逆か?)。犬猫探しが専門で、今日もその捜索に明け暮れている。……はずなのだが最近、殺人事件ホイホイの美少女・トウキのおかげで、望まない大事件がぼくに向かって顔見せ中。ヤメテー。『閃かない探偵』のぼくにできることなんて、たかがしれてるんだけどなぁ。

その前に、拍手からコメントしてくださった方が今までに数名いらっしゃるのですが、どうやって返信するのか分からないので、この場でお礼申し上げたいと思います。
ありがとうございます。頂いたコメントを励みにこれからもいるまんらぶっぷりを遺憾なくぶちまけていきたいです。

それでは続きから、バレバレ感想完走。
いつもはあとがきについては最後に語っているんですけど、今回はちょっと順番を替えたいと思います。

てことで、あとがきについてのコーナー。

はい、ばっちり初版本買わせて頂きました。真にありがとうございました。
かなり致命的な誤植でしたけど、こうやってネタにすると美味しく頂けますねw
いるまん、逞しい子。
だからって、誤植はダメ、絶対。
そうなんですよ、2版からはちゃんと修正されているのを書店にて確認済みだったのです、実は。

おっ、今回はなんだか真面目っぽいお話じゃありませんかよ、と思いつつ読み進めていきますよねあれは。
ふんふんなるほどそうだよねー的納得をしかけたところでまさかの字数稼ぎ作戦だったことを知った時の衝撃と来たら……百年の恋も醒めるってもんですよ全く。
まぁ、それでこそ自分が唯一認めた男だ(だから何様。

よそで書いちゃやーよ言われてたんですかほーほー。
てことはもしよそで書いたりし始めちゃったら更に刊行スピードアップとか?ハハハまさか。
ところで小説家さんは漫画家さんみたいに担当さんが代わったりはしないんでしょうか。
いるまんはずっと代わってませんけど、我儘な一癖あるいるまんの担当が務まるのがこの二人だけしかいないとかそんな理由だったらいいなぁ……すいません妄想爆走中でした。

そろそろ本編に入っていきたいと思います。

一章 『エニグマ作戦』

もうとにかく木曽川が良いキャラ過ぎて困ります。
どんだけストライクゾーンど真ん中だよ、お前、と。
これで木曽川が女の子だったりした日にゃあヒロイン交代の危機でした。危ない危ない。男で良かった。きっとそう。
友達が出来て嬉しくて仕方がないってはしゃいでんのがもう、こう!こう!言葉にしにくいんですけど、とにかくニヤニヤ止まりません状態でした。
もちろんそれに嫌々ながらも付き合って途中からなんだか一緒に楽しんじゃってるタローも最高です。
そして「ほ」には笑いましたw興味無さ過ぎw

オチ?っていう程でもありませんが、実は木曽川の部屋じゃありませんでしたってのは最初から気付いてましたっていうか疑っていたってのが正しいですね。
ミステリばっかり読んでるとそんなとこばっかり考えながら読んじゃっていけません。

本棚の中身ですけど、おい何故自分の本棚の中身をしっている!?すっげー嬉しいぞコノヤロー!
興奮しましたよあれは、やっぱいるまんとは良い酒が飲めそうだ。お互い飲めないけど。

あと今回の登場人物の名前にやたらと口がついてましたね。
馬口、樋口、折口、川口、竹口、山口、本口、坂口、野間口とざっとこんな感じでしょうか、抜けあるかもです。
名前考えるのめんどくさくなったとか自分じゃないんですから、まさかそんな理由じゃありませんよね。ね。

二章 『双子ペット事件』

この章が一番ミステリってましたね、面白かったです。
ここもミステリ読みの悪い癖で双子が出た瞬間に「これは二人一役だな」と思って読みました。
だけど、最後の方までいって「あれ?違った?」ってなったところにエリオットからの電話であやふやなまま終わっちゃいました。
でもこーゆー終り方、好きです。みーまーの1巻然り3巻然り6巻然り。
仕事に誇り持ってるルイ―ジはカッコイイんですけど、一章といいそうやって報酬を貰わないからビンボーなんじゃ?とか思ったり思わなかったり。いやでもやっぱカッコイイからそのままで。
ホーホー、ホホー。

三章 『この電車の行く先で』

ちょっと一息、とっても短いお話。
とっても短いんですけど、たっぷり詰まったお話でもありました。
『矢印』の話が好きです。全くその通り。
気になっていた16歳になったらバイバイなの?について友情を育んでいきたい的なことが分かって安心しました。
男女の友情っていいですよね、滾ります。
『出会い方の偶然』とか素敵だし、言葉の響きも良いです。
四字熟語で言えば『一期一会』なお話でした。

四章 『花咲太郎は覆さない』

花咲太郎と上真桑桃子の出会いはかくなるものでしたとさ。
表と裏って聞くとラバーズが出て来る自分ですが、まだ表側だった頃のルイ―ジが裏側の桃子ちゃんに染められていくっていうとなんかエロいですけど、そんな雰囲気でした。
っていうかルイ―ジ普通にカッコイイよそりゃ惚れるよトウキも。
いきなりプロポーズしてましたけど、いつもあんな風に申し込んでたんでしょうか。
仮にそうだとしたら、本当に捕まってないのが奇跡ですねw
ラスト1,2ページが全部引用したいくらい良かったです。あのぽかぽか幸せ感が堪りません。

五章 『水槽の向こう側』

いやもうとにかく木曽川が良いキャラ過ぎて困ります。
どんだけストライk(ry
いるまんも伊坂さん好きで嬉しいです、ハイ。
SOSの猿だったら自分が貸してやるぜタロー。だから友達になろう。
背中文字とか懐かしいよお二人さん、仲良いよキミら立派な友達だよ。

「あー、怖かった」

教会でステンドグラスから射し込む光に照らされ、涙を流しながら祈る木曽川くんが浮かびました。
本書の中で一番綺麗なシーンだったと思います。次いで四章のルイ―ジの汗と涙の場面。
でもほんと、ルイ―ジの何もしないっぷりがすごかったです。

エピローグ 『立方体の愛情』

トウキ可愛いです。トウキ可愛いです。大事なことなので(ry
きゃぴきゃぴはしゃぐ少女は最高ですね。ってロリージが言ってました。
纏めると、ぼくはいつからロリコンだったんだろうっていうお話(嘘)。


もう本当に木曽川な一冊でした。
『閃かない』から好きでしたが、この『覆さない』を読んで大好きなキャラになっちまいましたよ。
やっぱ殺し屋キャラにはずれはありませんね。蝉とかキルオとか。

前の感想を見ながら今回の感想を書いていて気付いたんですけど、構成が同じになっているんですね。
全く芸が細かいよ、いるまん。

個人的には前巻を上回る面白さでした。是非、この調子で続けていって欲しいです。
楽しみなシリーズが増えて幸せな毎日が過ごせそうです。
十日後には電女春男④の発売も控え、今後も月刊入間人間から目が離せそうにありません。最初から離すつもりなんて毛頭ないんですけど。

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Comments

待ってました
天野寂さんの感想、お待ちしておりましたw


いやあ、SOSの猿は叫びました。ってか今回は色々叫びました。



木曽川好きです……何気に僕っ子なのが可愛い。←


先ず、殺し屋という設定がいいですね!


ロリコン探偵と殺し屋コンビが好きすぎますw


私も、初版本買いました。「ん?」と疑問に思っていたので、謎が解明された感じですwええ。



私も、木曽川の家じゃないだろうなあとは思いましたが、折口双子の一人二役は解りませんでした……天野寂さん、流石ですね!羨ましいです!



今回も楽しい、共感できる感想を有難うございました!!
Posted at 2010.02.28 (17:00) by 香音 (URL) | [編集]
Re: 待ってました
マッハなコメントありがとうございます。

SOSの猿もそうですし、ジャック・クリスピンもグラスホッパーネタですし、叫んじゃいますよねやっぱり。

いやぁ、話が分かりますね、香音さん。
仰る通り、僕っ子なところもポイント高しです。

ですよねですよね、殺し屋っていう設定だけでご飯三杯は軽くイケます。

そこにロリージが加われば、もう最高なのは自然の摂理と言えます。
自分もこの二人のやり取りがどうにかなりそうなくらい好きですw

いえ、別に見破ったとかではなく単に双子が出たりしたら勝手に疑ってしまうだけですので。
それに、一人二役だったのかどうかも分からず仕舞いでしたし。


こちらこそ、楽しいコメントありがとうございました!
Posted at 2010.02.28 (19:42) by 天野寂 (URL) | [編集]
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