トカゲの王III ―復讐のパーソナリティ<下>― 感想

上巻より5ヶ月、復讐劇が幕を閉じる『トカゲの王III ―復讐のパーソナリティ<下>―』の感想です。

トカゲの王 3 (電撃文庫 い 9-24)トカゲの王 3 (電撃文庫 い 9-24)
(2012/06/08)
入間 人間

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入間人間×ブリキが描く、禁断の異能力バトル! <復讐>編、完結!

 生きている間に関わることなど無いはずのカルトな闇社会。その『会場』から、俺はどうにか逃げ出すことができた。しかし、俺の受難はまだ続く。再び監禁され、今度は謎の金髪少女と共に脱出経路を探る羽目に。相変わらず俺の能力『リペイント』は全く役に立ちやしねぇ。
 そんな俺の知らぬ間に、最強の能力者カワセミは巣鴨とコンビを組み、美人殺し屋のナメクジは鹿川成美と行動を共にする。白ヤギまで動きだし、復讐というパーソナリティは、螺旋を描いて中心点へと落ちていく。この中で、生き残るのは誰か。それはもちろん、俺──であって欲しい。
 俺の願いを巻き込んだその渦が行き着いた先は、俺や巣鴨が通う学校の文化祭会場だった。カルトな闇社会を牛耳る教祖による『儀式』が開かれる場所。
 教祖様を『神』とあがめ奉る空間で、俺は、一生忘れられない経験をする。『神』すら騙し、『王』となる。その第一歩を踏み出した。

なんかあんま完結した気がしねぇ! のはさておき。ネタバレにはご注意を。
キャッチコピーは『人殺しのアイデンティティ
なんだろうこの不完全燃焼感……<復讐>編、完結! とか銘打ってるけど、全然復讐果たせてなくないですか?
新キャラたちも上手く動かし切れてないような気がしますし、上巻の伏線っぽいものが回収されてなかったり、あっさり回収されすぎてたりで驚きもあまりありませんでした。
なんの捻りもなく淡々と物語が進みすぎた嫌いがあると思いました。
と、のっけからネガティブな感想で始まってしまいましたが、場面場面では面白かった箇所も当然あったので、そこらへんを中心に感想を綴っていきまっしょい。

・表紙
なんでトカゲはスーツ姿なんだろうね? 本編でスーツ着るシーンなんて一ヶ所もなかったのだけれど。
海亀産太郎は改めて、容姿がすごい好みだなと思いました、まる。

・SDシラサギ
か、かわいいじゃねぇかよちくしょう……

・カラーピンナップ表
なぜ、この場面をチョイスしたし。いや、産太郎かわいいからいいけどさ。
ナメクジさんまじイケメン。かっこよすぎる。たこ焼き1舟くださいな。
成実の説明文『胸が薄いため、巣鴨には苦手意識を持っている』ってあるんだけど、そうだったの?
本文にそんな描写なかったよね? ふつーに考えてそりゃねぇべ。

・カラーピンナップ裏
白ヤギさんのカラーキターーーーーーーーーーーー!!!!!
なんか和風ビジュアル系バンドとかにいそうですな。麗しゅう。
シラサギおっぱいでかすぎだろw どうしてこうなったw
初めに太ももが目に入って「うぉ、エロい」って思ったらカワセミお前かよぉぉぉおおお!!!
その服装でその格好はヤメロ。あと、カツラねぇと誰だかわんねぇw
野菜ジュースちゅーな巣鴨かわいい。
この2人、仲良いなほんと。兄妹だわ。
遊里さんエロすぎ。特にケツがエロい。さすが元AV女優……ってこの紹介文“元”が抜けて現役みたいになってんですけど!
そりゃーまだ中学生の巣鴨よりは大きいっしょ、うん。

『午後の風景その1』
いきなり、ミミズさんが登場。このパツキンの女医さんは辰野母だったりするわけですが、それはまた最後で。
木曽川の長良川呼びといい、清水さんのミミズ呼びといい、殺し屋業界は一番初めに間違えられるとその後一生間違えられる運命ですね。
ミミズってなんとなくガチキチなヤツを想像していたので、至って普通、それもお爺さんだというのは意外でした。

『同時刻、午後の風景その2』
何を隠そう、トンボのキャラはすごくツボである。ツボだったのになぁ……
それはともかく、木曽川が出るようなクロスオーバーの可能性は0となったトカゲの王シリーズ。
前巻で非超能力でむちゃくちゃ強い殺し屋っていうのは彼もしくは彼女のことでした。

7ページ『であう、わかれる、つなげる』

シラサギの焼き肉好き設定を回収ですね、わかります。
巣鴨父が普通のお父さんすぎて笑えるw
カワセミはイラストの度に顔が変わってる気がするんだけど気のせいだろうか。本当誰だかわからん。

つらい、これはつらい。背徳的エロスを堪能する暇もない。
作務衣に長い白髪、というとらんま1/2のあかねのお父さんが歳くったようなカンジでしょうか。
ってかなんでミミズさんの挿絵ないんだよぅ。

この少女は、自分が幸せになるために周囲を不幸にする。

カモカモまじ悪魔。小悪魔違うよ大悪魔。

『超能力開発の研究所』なんという素敵な夢ワード。
最後にチラッと語られますが、ある程度人為的に能力を発現させることに成功していると思われるこの研究所。
能力者のバーゲンセールにならないかが少し心配なところであります。

ミミズさんは『人差し指』を操る能力者でした。なんともいるまんらしい能力だこと。
銃を使う相手なんかとは相性抜群ですよね。
冥王星O的に名づければ【人差し指を弄ぶ男】ってところかな。
「はい螺旋を描いてー」には笑ったw えげつねぇ。
そして、苦しむトカゲの写真をお爺ちゃんに撮らせる巣鴨は人間じゃねぇ。ありゃ鬼だ。

たこ焼き屋の娘さんはあだ名でもいいから名前をつけてあげるべきだと思うんだ。娘、娘ってなんか違和感。
マイマイねーさんはどんどんかっこよくなっていくなー。挿絵もかっこよくてバッチグー。
どうでもいいことではあるけど、大フィーバーしたパチンコはそのまま置き去りにしたのだろうか。勿体ない。

8ページ『わいるどあーむず』

今回は初代ポケモンネタのオンパレードでした。ネタというかそのものでした。
ヒトカゲ選ぶと序盤苦労するんだよね、わかるわかる。タケシはもうめんどくさいからバタフリーのねんりきで倒してました。
カスミはオニスズメで倒してたなぁ。オニドリルは良き相棒だった。ドリルくちばしに貫けぬものなどありはしなかった。
あぁ、懐かしいなぁ。なんかカワセミがやってるのを読んでるとすっごいポケモンがやりたくなってくる。
自分が初めて遊んだゲームがポケモン緑なんですけど、当時、夢中になってプレイしてたときのことを思い出してしまいました。
もうすぐBW2が出ますけど、多分買っちゃいます。歴代ジムリーダーや四天王、チャンピオンと戦えると聞いては我慢できるわけがない。
以前入間キャラをポケモンで例えると、みたいなことをやりましたが、またトゲ王キャラでもやってみようかなと。
閑話休題。
個々人の価値観が能力の幅を決定している。というと、ハンター×ハンターの念にちょっと似ている気がします。シズクの能力なんかがまさにそれ。
ということは、トカゲも価値観を変容させることで新たな能力に目覚める可能性が……ないことはあとがきで明言されてしまいましたね……。
白ヤギさんの弱点とは一体……?
能力発動にヘッドホンかラジカセが必要であることぐらいしか思いつきませんが。
しかし、白ヤギさんなら能力無しの身体能力だけで十分脅威になりそうなものです。
巣鴨なら殺せるっていうのはやっぱり巣鴨も能力者なんでしょうか?
それかギアスキャンセラーよろしく巣鴨には超能力が効かないとか?
巣鴨の場合、自分で手を下すわけではなく、誰かに殺らせるってことかな。

この産太郎の挿絵、めちゃくちゃびゅーちほ。ストライクッス。
こうも異国の風貌、異国の風貌と連呼されると、彼女と辰野浅香の関係が気になってきます。
もしかしたら、娘ないしは親戚だったり? 産太郎の能力も浅香が目覚めさせたのかもしれません。

ナメクジvs.トンボ。楽しい楽しいバトルの始まり。
問答無用のジュラルミン乱舞。躱しながらの変則的なナイフ攻撃。
やっぱバトルは楽しい。映像映えするだろうなーって思いながら、脳内で再生するのがすごく楽しい。

カワセミと組んだBちゃんはこれ絶対、再登場フラグですね。
同い年だとすると年齢的に産太郎が該当しますけど、多分違うかな?
親類縁者皆殺し。そんな世界で彼らは生きてる。

6人が向かい合ってるシーン、下段の白ヤギさんじゃない2人、どっちがハヤブサでどっちがトンボか分かりづらい。
頑張って、真ん中がトンボで、左がハヤブサだと解読しましたが、トンボめっちゃ美形やん! ブリキさんにそういった描き分けを要求するのは酷なのだろうか……ハヤブサも全然イメージと違ったし。
でも、雉間光はイメージぴったり。ナメクジさんも凛々しいので結果オーライ。

シラサギの本名は『宇白要』と、メモメモ。
コイツも皆殺し、より遙かに酷かった。実験体に提供……人間じゃねぇ。
『神』になるならそれくらいの覚悟が必要ということか。

復讐のパーソナリティが巣鴨と同類になることを許さない。
そして、ナメクジが立ち上がる……がしかし、やっぱり白ヤギさんチートだってば。この人を攻略可能なビジョンが見えない。
雉間光はあっさり退場しましたね。誰だよ、師弟関係になりそうとか言ってたやつ。
殺されてはないみたいですが、きっと死んだほうがマシな拷問を受けているに違いない。南無三。

チャンスは逃さない! ハヤブサ-! 即敵斬なナメクジさんキラーマシン。
心優しい優秀な殺し屋。そのギャップがたまらんトンボさん。トゲ王に出てきた殺し屋の中で一番好きな殺し屋かもしれない。
殺したくないのに。殺すことに長けていて。せめて苦しまずに一撃の下に。という考えでこの攻撃方法なんだろうか。
仕留めきれなかった場合、地獄だけど。その場合は第2撃で十全に息の根を止めてくれるはず。
同じくジュラルミンケース使いであるルイ―ジは彼もしくは彼女の足下にも及ばないでしょうね。ルイ―ジにはすたこらさっさと逃げて欲しいものですが。そもそも世界違ぇ。

成実は貴重な日常パート要因だったのですが、残念なことに裏世界の騒動に巻き込まれてしまいました。
姉を、姉の職業を軽蔑しながらも、姉のことがなんだかんだ気になってしょうがない、どこにでもいる妹。それはまた姉も同様に。
あの能力を持ちながら、なぜAV女優になったのかってエピソードはやっぱり欲しいなぁ。当時はまだ能力に目覚めていなかったのだろうか。

石竜子=ヒトカゲ。海亀=ゼニガメ。次はフシギダネが出るんですね、わかります。
産太郎の能力は『どんなものでも引き伸ばすことが出来る能力』。冥王星O的には【伸ばす女】。
しょぼいと言えばしょぼい能力ですが、色々と応用が利きそうな面白い能力ですね。
金髪美少女の乳首びろんびろん裸踊りか……見てみた、くはないな色んな意味で。脇に当たるのよってところでバカ殿思い出した。
ところでこの能力はオンオフのコントロールが可能なんだろうか。もし、常に発動してしまうのだとしたら日常生活に支障を来しそう。
「あ、ちょっとそこの醤油取って」「ん、はい」みょーーーーん。
んでもって、またコイツもドSかw 全身だるんだるんにされた人不憫すぎる。
バトルは映像にしたら映えそうだけど、ここらへんは逆にたいへんなことになるな。ギャグ調にしないと洒落にならん。
そのあと無理矢理扉こじ開ける際に腕へし折られてるし。ご愁傷様です。

能力の相性ってのはやっぱ面白いよね。戦闘には不向きな産太郎の能力もミミズの能力にとっては天敵となる。隻腕のナメクジも結構善戦できそう。
ところで、ミミズの能力は視認が必要なんだろうか? 仮にそうだとすると弱くなるし、多人数は相手に出来ないから見る必要はない? あと足の人差し指も可能なんだろうか? とか私、気になります!
人差し指じゃなくて親指だったら最強だったんじゃないかと思うけど、人差し指っていうちょっとズレた能力がこの作品の魅力ですもんね。あんまり強すぎてもダメかなと。白ヤギさんは強すぎるけどさ!

視覚にがつんとくるごちゃまぜロープ、ぜひイラスト化して欲しかったところです。鼻高々な産太郎含め。
なぜ先に降りて下から覗かなかったしレディファーストは大切だよね。
「仲間になってくれないか?」と海亀☆産太郎を勧誘するこのシーンがトカゲパートでは一番お気に入りかもしれません。
今巻で唯一、トカゲが巣鴨の思惑の外で行った野望への第一歩。
こうやって仲間を増やしていく話が読みたかったんだよ、うんうんと1人頷いたりしてました。
いきなりゲロったトカゲの背中をさすってくれる産太郎はほんまええ娘やと思います。

ねむりごなはとっとけ! すいとるとか消そうぜ! 自分もナゾノクサにいあいぎり覚えさせたなー。
楽しみでしょうがないってかんじの表情がたまりませんねー。今回の挿絵で一番秀逸な一枚ではないでしょうか。
うはー、この巣鴨やべー。かわいー、けどげどー。って思ったもん。

9ページ『ひととひとのあいだにあるもの』

口を開けて寝る癖があり、寝起きは枕がヨダレで濡れていることも多い。だと……次回はマイマイがヨダレ垂らして眠りこけてるイラストお願いしますよブリキさん! ナメクジだけに粘液っぽいヨダレでべとべとになった枕で寝ることによって顔面がでろでろになっていき……これ以上は生々しくなるからこのへんでやめておこう。
十数人を皆殺しにした描写をばっさりカットしてさらっと処理してきたなオイオイオイ。
それはさておき。
いるまんの中ではどうやら『文化祭』=『引力』の等式が成り立っているご様子。
爬虫類のみんな逃げてー、超逃げてー(トカゲ、カメ、カエル、ヘビ、ドラゴン(幻獣類?))

くそ笑ったwww ヒトカゲ選ぶと苦労しっぱなしなんだよねー。唯一有利に戦えるエリカだけど、初代だと終盤までひのこときりさくしか使えるわざがないから、結局火力が足りず、状態異常かけられてイチイチポケセン戻らされるハメになるっていう……そらをとぶも覚えないし。なんでひこうタイプ入ってんの? 見た目はあんなにかっこいいのに残念なポケモンだったなぁ……ある意味トカゲと一緒なのか。新発見。

なんでジュラルミンケースにカロリーメイト入ってんのw もうダメだこの人ツボすぎるw
カロリー消費激しそうなのでいつでも補給できるようにしとくのは理にかなってますけど、絶対口の中ぱさつくよ。敵にやられる前に喉詰まらせて死ぬよ。だからこそ粉状にして……って余計噎せるわ! 片方には飲み物も携帯しておくといいと思います。中びっちゃびちゃになるけどな!(なんでそんなにテンション高いんだ)
実際に入っていたのはメモ帳とボールペン。マメだ。この人マメだわ。
喋るとおどおどなのに絵や字は達者ってのも、もうこの人の全てが好意的に思える。トンボさん、ファイト。

10ページ『ぶんかさい』

初めて遊んだゲームがポケモン緑であることは先ほど述べましたが、かくいう私もセーブの概念を知らず、何回も何回もはじめからやり直していたことがありました。
せっかくカメールに進化したのに、再開したらまたゼニガメからやり直しで(ゼニガメ派でした。産太郎に惹かれるのはきっとこのせい)、これを恐らく5回くらいは繰り返したんじゃないでしょうか。これはおかしいと子供ながらに思い、買ったおもちゃ屋に連れて行ってもらい「壊れてるみたいなんですけど(当然自分では言えません。シャイな子でしたきゃら)」と言うと「あーこれはセーブしないとダメなんですよ」って店員のお兄さんが親切にレポートの書き方を教えてくれたというエピソードがああ今思い出すと恥ずかしい/// 穴がなくても埋まりたい。説明書読めよ昔の自分!
閑話休題。
遊里さんとマイマイの絡みもよかったけど、成実とマイマイねーさんの絡みもいいな。
鹿川姉妹×ナメナメはトゲ王シリーズでは貴重な癒しパートですね。

トカゲに関しては巣鴨に助けを求めれば拒否られることはないでしょうけど、産太郎はフィフティフィフティだと思います。
巣鴨のことだから嫉妬するとかはなさそうですけど、気まぐれで処分されそう。運良くみょーんが気に入られれば、救いの道が開けるかもしれない。良いも悪いも結局、巣鴨の気分次第。
巣鴨と海亀がオセロ対決したらどちらに軍配が上がるのかも地味に気になる。正直、巣鴨が負けるビジョンは見えないのだけれど。今後、見てみたいカード。あるといいな。

業界トップクラスの殺し屋3人を同時に動かせちゃう巣鴨って……ラスボス以外の何者でもねぇ。

亀子・ドードリオ・ゲンガー。ポケモンいえるかなですね、わかります。
ここで『父が異国人』と言っているのが事実だとすると、辰野の娘ではありませんね。
なんでたこ焼き屋の娘さんにまでお気に入りのAV嬢バレてんだトカゲw
はい、今回もやって参りました『イラストに全力で突っ込もう』のコーナー! パート1!
私服でシャツ一枚つってんのに思っきしジャケット着とるやんけ! この後、フードがあったら顔隠せるのにみたいなこと思ってるシーンもあるのに、めっちゃフードついてますがな! 編集さん仕事してください!

鈴木さんまで出てきちゃって、文化祭だよみんな集合! これなんてデジャブ?

「一緒だ(ニッコリ」じゃねぇよw シラサギはまだ何考えてるのかわかりそうだからいいけど、巣鴨怖い。純粋に怖い。
何度でも言おう、白ヤギさん。あなたは最強であると。
一瞬でビル内の人間殲滅も可能な超高性能ボディガード! 今ならお抱え家庭教師サービスもついて月々なんと○○○万円! お申し込みはお早めに!
一体幾ら貰ってんだろうこの人は。もっと金の良い雇い主なんか探せばいくらでもいるだろうに。
それぐらい巣鴨家の財力はぱねぇってことなのか。
まぁ、「お金持ちだから」だもんなぁ……(遠い目)
ミミズのお爺ちゃんは抜け目ないねっ!
っとここで『イラストに全力で突っ込もう』のコーナー! パート2!
はいはい、巣鴨は制服ですよー! ここでは痴女ルックじゃありませんよー!
ですが、白ヤギさんの後ろ姿に免じて、ここは許してあげましょう(なんで上から?)
八年前、ということはもしかして、巣鴨が接吻してきたシーンで車に乗っていたお爺ちゃん運転手=ミミズさん? さすがにそれはないかー(よく考えたらあれ八年前じゃないし)。それにしても、白ヤギさんが常に目を閉じているって設定(言うな)はイラストで打ち破られて以来、死に設定になりましたね。一巻のイメージからどんどん離れていくのはこれが一番大きい原因だと思う。

ナメクジvs.トンボ・アンコール。
普通に闘ったらトンボが圧倒しているところがリアルで好感が持てます。
マイマイは強いとは言っても所詮ポッと出の人殺しに過ぎません。
経験値も実績も実力もトンボの半分にも満たないでしょう。
そこでトンボの頭が弱いという弱点をついて(というわけでもありませんが)頭脳プレイで応戦とか滾る。

半笑いな3人の殺し屋に囲まれて半べそなトカゲくん。
白ヤギさんのやる気なさっぷりが最高w
新ドラマ『トカゲをプロデュース』今冬より放送開始(棒)

決まったら一撃で勝負を決するジュラルミンインパクト。
トンボの敗因はここで留めを刺さず、ナメクジの言葉に耳を傾けたこと。
そこが彼もしくは彼女の魅力の一つでもあるんですけど。
トンボの主張と後悔をナメクジは否定したけれど。
そんな彼もしくは彼女の強さと弱さが私は好きでした。好きだったよトンボさん。
遊里の醤油アシストによる不意打ち!
トンボはジュラルミントルネードで迎え撃った!
満身創痍のナメクジは構わず一直線に突っ込んだ! 一刀流『刀狼流し』
ナメクジさんかっけーわ。留めを刺すまでの流れに淀みがない。

死体とだけ喋ればいいんだよ、人殺しなんて。


斡旋屋の男がさらっと出した話題は『アイで空が落ちてくる』のことですね、多分。

『こないだ遺跡観光ツアーに参加してきたんだけどさ、ほら現人類の始祖が住んでたっつービル群とこ。行ったわけよ、でも見るもんなくて参っちゃうよな。なんか猫がいっぱい住んでいたけど、ああいう動物嫌いだしさ。飯もイマイチだったし、なにより若い子がほとんどいねーの』
「……あ、そう。確かにあそこは猫の楽園みたいになってるけどね」

現人類の始祖=『アイで空が落ちてくる』のシロのことでしょう。もちろん、彼の他に生き残りがいた可能性もあります。っていうかむしろ、そうでないと子孫増やせないのでどこかにちらほらといたと考えるのが妥当でしょう。
猫が多いっていうのはヤマトのような猫(=並行世界を行き来する猫)がいっぱいいるのかな? それともクロスオーバーとして分かりやすく描写してくれているのかも? 猫の楽園っていうと『恋する彼女シリーズ』も思い出します。
余談ですが、『小さく選ばれたたたかい 辰野→桃谷』にて明らかになりましたが、トカゲの王シリーズは『アイで空が落ちてくる』でシロがいた世界の約2700年後ということになってます。
何が言いたいかと言うと、一度滅びた世界でもポケモンはまた発売されるんですね(え? そこ?)

自己主張の激しい殺し屋3人組だこと。

11ページ『おうにいたるみちその1』

黒の騎士団が結成したときを思い出しました、まる。
レッドアイズ・ホワイトリザードはかっこよかったよぅ。なんか隣にジル・ド・レさんがいるっ!
これまでは見てないのかなと思ってたけど、いるまんはコードギアスをちゃんと見たのかもしれない。
『私は宣言する!』とかもうゼロの声でしか再生されませんでしたとも、ええ。
トカゲはコードギアスを見てる設定ですし、こういう演説になるのは必然ですね。

やっぱり白ヤギさんは身体能力も素晴らしい。が、残りの2人テメーらはダメだ。能力頼りじゃいつか足下掬われる。カワセミはもう掬われたけど。
白ヤギさんの能力は証拠も残らないし、本当付け入る隙がないな。

12ページ『うそつきはおうさまのはじまり』

冒頭にも登場したこの自称『ガイコクジーン』な女性・辰野浅香は『小さく選ばれたたたかい 辰野→桃谷』の主人公・辰野くんのお母さんで、チラッとだけ登場していました。ちなみにその感想はこちら
ちょ、息子になに教えてんですかとちょっと怖いお母さんだったのも納得。裏家業の方だったんですね。
『なにか』が、ぼくに『それ』を与えた。の『なにか』って実の母親だったのかよ!
ミミズさんの言う通り、酷ぇ親だよ本当に。
まぁでも与えられた能力を使って、辰野くんは楽しい小学生を謳歌しているようだから、結果オーライというかなんというか。
『この親にしてこの子あり』としか言いようがありません。
次回、『ナメクジvs.ミミズ 骨なき死闘』にご期待ください!

麻衣さんの過去話は非常に気になりますね。
お兄さんとお姉さんがいたのかー。出てくることはあるかな。
『SDC覚醒ファイル』での前日譚が楽しみです。
ヨダレ垂らされて肩びちょびちょになる遊里さんも楽しみです。

んー結局そこに落ち着いちゃうのかぁ、それだとシラサギと同じ道を辿ることになっちゃうよねと納得いかない思いを抱いておりましたら、その思いを代弁する形で巣鴨が的確にトカゲくんをいじめてくれました。
今後、そのあたりにどうやって折り合いを付けていくのかが、読みどころかなぁと思います。


バトルは概ねよかったんですけど(特にvs.トンボさん)、全体として眺めると微妙だったなぁと言うのが正直な感想です。
伏線もへったくれもなく物語的なカタルシスに欠けるというか、すぐさま再読させる勢いがありませんでした。
まだ続くようですけど、どうでしょう? これから面白くなっていくんでしょうか?
これは毎回言うことになるかもしれませんが、やはりいるまんには三人称じゃなくて一人称で書いて欲しいです。
三人称も大分こなれてきて、読者としても慣れてきたので、以前のような違和感はほとんどなくなったのですが、いるまんの文章を読んでいる気がしないは言い過ぎにしろ、手応えが薄いんですよね正直。
なんだかんだと言いつつ、続刊が出れば楽しんで読みますがね!

・あとがき
断言しちゃったよ……覚醒しないのかよ。
あんたが一番酷いよ! 覚醒しないと分かって、トカゲくんの頑張りを見守る読者の身にもなってみてよ!
覚醒したら覚醒したで別作品みたくなっちゃうかもしれないけどさ。
だからってこんなに早く否定しなくてもいいじゃない。シュレディンガーのトカゲのまま、もしかしたら……と思わせていて欲しかった。
でも、これほどいるまんらしいこともあるまい。しょうがいないッス。

カリスマ編集は偉いです。やっぱ文化祭はアニメを意識して書いたんですねー。
あの話は是非とも映像化してほしいところです。本作の文化祭もそこらへん意識されたんでしょうか?
全然、文化祭ってかんじはなかったですけど。
アニメ化されたとき、三巻までなら大丈夫だろうという計算があったのかもしれない。

アンケートは取ればいいんじゃないかと思います。
その場合、自分は花咲の続編を出して欲しいに百通ぐらい出す所存です。
約20年前ということは6歳児いるまん!? そんな幼少時から既に邪眼の力に目覚めて……失明しなくて本当によかったです。
今度、サイン会でお会いできたら、じっくりと傷を確認させて頂きますね。

父間さんもママ間さんもお変わりないようでなによりです。
年内に4巻となると、これまでのペースからして12月頃かな?
クロクロクロック1/6も大学の三丁目あたりでも超期待してますぜ!
いや、今更だと思います。
ってわけでまだ読んでない人は『魔界探偵 冥王星O ウォーキングのW』もよろしくね!

・著者近影
がんばれ、お父さん。

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Comments

成実の巣鴨に対する苦手意識。
「主に容姿が理由で苦手意識を持っている」という描写ならありました。
参考:http://www14.atwiki.jp/tokagesdc/pages/55.html

確かに胸についてだと明言されてはいませんでしたね。
てっきり姉に似てるからとかそういう理由かと思っていたのですが。

取り急ぎ、その点の指摘だけ。
Posted at 2012.06.11 (12:23) by ROM (URL) | [編集]
Re:ROMさん
自分も巣鴨の容姿が姉に似ているからだと解釈していましたし、実際そうだと思います。
胸が大きいのも一因ではあるにせよ、この紹介文はちょっとどうかな? と思いました。
Posted at 2012.06.11 (17:21) by 天野寂 (URL) | [編集]
ぼくは徹夜でゲームをやったもののその全てを無に帰されたカワセミのその姿に、
坂下恋日の姿を、見ました。
Posted at 2012.06.11 (19:02) by 有崎 (URL) | [編集]
Re:有崎さん
確かに、ニー日先生ですねw
また感想でも書きますが、自分も似たような経験があるので「ああ、わかるわかる」って読んでました。
Posted at 2012.06.11 (23:59) by 天野寂 (URL) | [編集]
ポ○モンでトカゲが亀にボッコボコにされてましたが、あれっていつかとかげ君が海亀ちゃんにやられる暗示かなーとか思ってました。特にそういう訳じゃなさそうだけど。
産太郎ちゃんめっちゃかわいいですね! イラストも性格もトゲ王で一番好きです。
それで、天野寂さんは伏線云々を気にしているようですが、そういうのはメディアワークスの方に任せて、電撃のほうは勢いがよければいいかなぁくらいに思います。
Posted at 2012.06.13 (00:23) by 芦花 (URL) | [編集]
Re:芦花さん
初めまして。コメントありがとうございます。

>いつかとかげ君が海亀ちゃんにやられる暗示
もしそんな展開になったとしたらすごく凹みます……産太郎はせめて敵ではなく、願わくば味方であってほしいです。
めっちゃかわいいです産太郎! イラストがツボだったんですが、性格も良い子で今度とも末永く愛でられそうな娘でした。
あっと驚くような伏線を期待しているわけではないのですが、他の電撃作品と比べても雑な回収、勢いだけで1冊書ききった『多摩湖さんと黄鶏くん』みたいに突き抜けているわけでもない、ハードボイルドさでも『ウォーキングのW』には敵わないなどなどどうしても物足りなさを感じてしまうのでした。
Posted at 2012.06.13 (07:35) by 天野寂 (URL) | [編集]
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