クロクロクロック1/6 感想

入間人間の新シリーズ『クロクロクロック』一発目『クロクロクロック1/6』感想です。

クロクロクロック1/6 (電撃文庫)クロクロクロック1/6 (電撃文庫)
(2012/08/10)
入間人間

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入間人間創作5周年記念企画展開中! 6丁の拳銃を巡る、6人の運命の行方は……?

 (1)黒田雪路――二十代前半の青年。殺し屋。拳銃の持ち主。依頼を受けて、女性陶芸家の暗殺を企み中。
 (2)岩谷カナ――大学六年生(誤植ではない)。駄目人間。拳銃の持ち主。働くために外出中。
 (3)首藤祐貴――高校三年生。気になっていた片想いの相手の跡を追いかけ中。
 (4)時本美鈴――小学六年生。顔立ちが整った少女。拳銃の持ち主。『嫌いな人』ランキングの六位を殺そうと街を徘徊中。
 (5)緑川円子――陶芸家。頭には常にタオルな妙齢の女性。年齢不詳な、金髪青スーツな弟子と、個展会場に向かい中。
 (6)花咲太郎――ロリコンな「閃かない探偵」。依頼され、なくしてしまった拳銃を捜索中。
 6丁の拳銃を巡って、6人の運命が、今転がり始める。

クロスオーバーのバーゲンセールか……! なハイパーイルマ大戦っぷりでしたので感想もそちらに傾いています。
本作のネタバレはもちろん、他作品(タグ見てね)のネタバレが飛び出る可能性もあります。
未読の方はご注意ください。
記事の頭でさらっとシリーズと言いましたが、まずはそちらについて。

あとがき

けろけろけろっぴ! そうかそっちもあったか。
ケロッグコーンフロスティしか出てこなかったぜぃ。でもケロッグネタあったからよし。
関係ないけど私はばつ丸くんが好きです。

というわけで唐突に新シリーズが始まりましたね、こんにちは。

トカゲの王もまだ続いてしまうのですが、こっちもがんばって書いていこうと思います。

オイ、本音ダダ漏れしてんぞw
しまうってなんですかしまうってw
ま、それはさておき、全六巻予定ですか。
シリーズになったら予想が当たってるかも。次は2/6ですねきっと。
読中、絶対これ1冊じゃ終わらないだろと思いつつ読み終え、やっぱり終わらなかったー! 早く続きー!
前々から、シリーズものが苦手なら超長編を書いてそれを小分けにして出すのはどうだろうと思っていたのですが、今回のシリーズはそれに近い印象を受けました。
まさにシリーズものを苦手とするいるまんにはうってつけの手法。
とは言っても、言うほど簡単ではなく、そもそもそれなりに売れていなければ初めから巻数を決めて出すなんてことは出来ないわけで。
でも、5年の月日がそれを可能にしたわけですよ。貫禄が違います貫禄が。
1/6と6巻以上にしづらい巻数表記を選んだのも好手だと思います。
何気にシリーズごとに表記を変えているところにこだわりを感じたりも。
さらに、この『1/6』には色々な意味が合り、物語にもがっつり絡んでくる重要なキーワードにもなっているという見事さ。
このあたりに関してはのちほど詳しく語ります。

『大学の三丁目あたりで』が自主ボツになった…だと…!
な、なんという……お、恐れていたことが……
嘘だ! あれがつまらなくなるわけないじゃないですか! というかあんだけ伏線張っといて丸投げですか! そんなのってないよ! ボツったくせにキャラだけリサイクルしちゃってるし! いるまんならいつか入間の間かどこかで続き公開してくれるって信じてるよ! ほんとお願いします! 今度からボツにする前に一度私に読ませてください! 客観的かつ的確にボツ判定して差し上げますから!(不可能)
傷跡のときはタイトルだけだったからそれほどショックもありませんでしたが、今回は伏線たっぷりの序章を読ませてもらってますからね……ハイパーにショックです。

父間さんw 受賞式に備えてダイエットされたんですね、わかります。

・著者近影
 ちちクまの正体がシロだった…だと…?
 はい、なるせです。

イラスト
・カラーピンナップ表
 ハイパーイルマ大戦 File.04でちらっと使われてたイラストですね。
 全然描写と一致しなかったのは美容院できっちりしてもらってたからだったのか。
 あんまり幼く見えないので、できればパジャマ姿のだらしないカナをカラーでお願いしたいところ。

・カラーピンナップ裏
黒田雪路:ヴァンパイアかw 赤目なのはかっこいいけど、赤シャツってw 予想外にワイルドなお兄さんでした。

首藤祐貴:これは良いモブ顔……!

緑川円子:口元のホクロが……えろいっ!

時本美鈴:物憂げな表情も……イイっ!

花咲太郎:なんでシルエットやねん! 花咲シリーズからの流れを正当に受け継いでいるってこと?

1/6

ミスリードを誘う匂いがぷんぷんするぞー。
素直に解釈すれば、忍び込んだ男=新城、家主=篠崎達郎に思えますが、そうじゃないんでしょうね。
忍び込んだ男=新城はまず間違いないと思いますが、家主は篠崎達郎ではないと思います。
さらっと読んでしまうと本編と同時期と勝手に思い込んでしまいますが、そもそもここだけ日付の記述がありません。
おそらく本編よりずっと前の話なのではないかと。
以下、自分の推理。

忍び込んだ男=新城。これは間違いない。
仕事というのはみーまー8でやっていたアレ。
家主=まだわからない(というか、まだ出てきてない人物)
日付は1月6日。つまり、ここでの『1/6』とは日付のこと。
寒い、雪が降りそう、などの描写からも確実に6月ではないことが窺える。
新城が円子に弟子入りしたのはこの一件で出会った壺(円子作)がきっかけ。
弟子入りしたのが一年ほど前だから、この話は本編の一年前の1/6で間違いないはず。

以上。
全然本編と関係ない話じゃん! ってなるわけですが、本編と関係ない話を関係あるように思わせるのが目的でしょうから、それでいいのです。
全く関係ないわけではありませんしね。
(ここまで自信ありげに語っておきながら間違ってたらどうしよう……)

プロローグ

今回は濁さずはっきりと『名古屋駅』など地名が書かれていました。
知ってるところばかりで地元民大歓喜! なわけですが、イチイチ反応していたらキリがないので、極力場所ネタには触れないでいこうと思います。

『1/6』の意味その2。
クロクロクロックシリーズを一言で表現するならば『逆ロシアンルーレット』。
六丁の拳銃のうち、一つがモデルガンになっている。
読者としては誰の拳銃が偽物なのかを推理しながら読めるというシロモノです。
今巻ではまだ六丁の拳銃は出揃っていないため、当てようがありませんが、次巻以降から益々面白くなりそうな予感!

一日目

『1/6』の意味その3。
またまた日付なわけだけど、今度は6/1。

木曽川と黒田はすっげー馬合いそう。
でも、仕事道具についての口論は聞いてみたいかも。
拳銃保持者その①:黒田雪路。

カナは典型的なダメ人間、いや、こんなダメ人間も珍しい。
あしながおじさんがいるとかなんて羨ましい生活なんだ。
カラーとモノクロの違いがすごい。
カラーのカナと別人じゃないですかw
こっちの方が好みです。にぱーっとかって笑ってそう。
そして、ギャッピーがカラーのイラストと言われても頷いてしまうそうだ。出来る女オーラ溢れてますなー。
拳銃保持者その②:岩谷カナ。

拳銃という『特別』を手にした、『才能』にコンプレックスを持つ凡百な高校生。
拳銃保持者その③:首藤祐貴。

あらすじ読んで、なんで六位なんだろう? と疑問でしたけど、弾が六発しかないからという至極単純な理由でした。
うわぁちょっとこの子はかわいくないかもと引きかけるも、『嫌いな人』ランキングを毎日ノートに取ってる姿を想像するとやっぱりめちゃくちゃかわいいわ美鈴ちゃん。
思想信条がどこか八事に似てるような気がするのは自分だけだろうか。
拳銃保持者その④:時本美鈴。

太郎がイケメン設定になってる!
またイラストに引っ張られてる!
『金髪で派手で生意気な若いやつ』って誰だろう?
新城ではなさそう。とすると彼の妹? うん、絶対違うな。
でも、他に金髪ってもう太郎しかいないじゃん。

職人肌な円子さんかっこいい!
新キャラの中で一番好きかも。
んで、新城は何やってるの?
金も貰わないで弟子という名の秘書やってるとか絶対なんか企んでるよね?
マジで師匠の腕に惚れちゃった可能性もわずかにあるかもだけど。いや、やっぱないな。
ただでさえ何考えてるのかわからんヤツなのに、三人称で余計に不敵度が増してる。油断禁物。
口癖でソウの親戚かな? と思ったけど、親戚いないのか……
緑と青。この組み合わせ、すごくイイと思います!

早乙女みもりの正体予想。
窯を一緒に作った円子の友人あたりが怪しい。
少なくとも陶芸に知識のある人物であるはずで、陶芸教室の生徒を除外(いたら黒田が反応するはず)できるのでそれなりに絞れそう。
もしくは、写真の壺が『1/6』の壺で、依頼主は家主の奥さん。
あの壺によって撲殺された夫の恨みを壺を作った円子に向けた。
入間作品なら十分考えられる動機だと思います。

黒田も偽名ときましたか。こりゃ、過去作に登場したことあるキャラ……はさすがにないか。
うんうん、隠している動機を暴いたりするの楽しいよね。
黒田とは良い酒が飲めそうだ。

ラスト付近でぎゃっぴーの名字が『丹羽』であることが判明しました。
ということは彼女のイケメンの弟というのは六百六十円の事情の丹羽静ということか!

「あの顔で性格も過剰に甘いからよりどりみどりの癖に、ろくでもない女を選ぶ傾向があるからそこだけ心配かな。いつかダメ女に憑かれそう」

流石、お姉さん。よくわかっていらっしゃる!
数年後、駅前でギターかき鳴らす無職女と出会い、そのまた数年後見事に結ばれますよ!
式にはぜひ、ご参列ください!

ギャッピーカナー。オカンとカナ。ときどきオトン。

「運転中だから後でかけ直す」

師匠かっこよすぎるw これは惚れる。
あくまでも青に拘る携帯に付いてる銀猫ストラップ。
新城、気に入ったのか。あの時、ひとつ拝借してたのか。

ひめじー! ひめじーではないか!
自ボツになった『大学の三丁目あたりで』に登場した姫路さんですはないですか!
下の名前は灯さんか……すてきっ!
すてきついでに『大学の三丁目あたりで』のその後について詳しくお聞きしたいのでそこでお茶でもいかがですか?

度々現れるこの綿飴頭の女子高生は何者?
これだけ露骨に描写されてまったくの無関係ってのはありえないはず。
もっさり頭はカツラっぽい気もします。

あっきゅん! あっきゅんではないか!
こんな遠くまで遙々買い物に来るなんてなにがあったのさ!
それに一緒にいるのはにもうとじゃないか!
デートか! デートなのか! 人前では大人しいにもたんがかわいすぎるぞ!

にもうとが16、17歳であること(byロリージアイ)、5/31(木)であることから本作は2012年という設定と思われます。
2012年、あっきゅんが21~22なので辻褄も合います。
ただ、そうするとトウキが15歳ということに……誕生日を迎えたらお姫様じゃなくなっちゃう?
名前から推測すると3~4月生まれっぽいので、まだ当分は安心できそうですけど。
16歳の誕生日エピソードを想像すると……切ない。

モノクロ黒田がイケメンすぎる。
深崎さんはカラーもいいですけど、モノクロ画が素晴らしいですね。
これだけイケメンなら歯の浮く台詞も許される。
とりあえず嗅いでみるなw 入間キャラは匂いフェチも多いよね。

!? 美容室の店長さんも金髪! 容疑者候補に追加!
新城に妹がいたとは……初めは疑ってかかっていましたが、読み進めるうち、本当に妹なんだなと納得するに至りました。
しかし、兄が雅貴で妹が雅ってのはどうなんだろう?

トウキはかわいいなぁ。

殺し屋って探偵好きね!
対する太郎は終始つれない態度だけれど、逆効果ッスよ!
いるまんの鶏肉好き談義はおいといて、こういうとぼけた会話劇も入間作品の魅力ですよね。

あっきゅん&にもうと再び。まさか二度も出番があるとは思わなんだ。
もっとたくさん買ってほしいわけじゃなく、少しでも長くあにーちゃんと一緒にいたいだけなんだけど、素直に言えず口を尖らせるにもたんを優しく嗜めるあっきゅん、ってとこまで妄想しました。誰か続きプリーズ。

携帯電話のカメラで「パシャリ」と自分たちを撮っているカップルの横をすり抜けて、太郎が人の流れに紛れる。

このカップルって『19歳だった』のカップルじゃないですか!
何気なさすぎて、一回目は読み飛ばしちゃいましたよ。
群像劇の季節です。

赤福美味しいよね! 赤福大好き!
木曽川だけでなく、黒田も長良川さんと面識があるようで。
しかも、黒田曰く『ヘドの出そうな殺し屋』と酷い言われようの長良川さん。
ハイパーイルマ大戦 File.04 『合コンサイドA 一応は時を越えて』での黒田のトラウマっぽい話。

「ただやっぱりどうしても一つっていうなら、レバーをカルビに……ってところか」
「ん? 焼き肉?」
「最初にしては血生臭すぎたからなぁ……」
 俺の疑問の声を無視して、黒田が一人眉根を寄せる。それからなぜか口元を押さえた。吐きそうになっているらしい。

おそらく、これが長良川との唾棄すべき邂逅だったんだと思います。
目の前でレバー(なんの肉かはお察しください)を食べる姿を見せられたんだろうなぁ……そりゃトラウマにもなる。いやでも、レバーよりはマシといってもカルビも十分トラウマだよ!

拳銃販売員がプリンを大量に買ってるのはお詫びの品?
プリンで許されるとでも? ……プリンなら許されそうだ。
このプリンの容器の原型を作ったのが円子さんなのも露骨に伏線っぽいんだけど、まだまだ一本にはつながらない。

P160~164の『殺してやる』AAはうん、インパクトはあった!
書き順通りに読むと正しく読めるようになってますね。
『殺』はやや読みにくいですが、色々と凝っていて面白かったです。
追記:『や』の書き順が間違ってるみたいです。知らなかった、点を先に書くなんて……いるまんと同じ書き順だったよわーい……orz 編集さんか校閲さんか誰でもいいから出版する前に教えてあげようよ。 でも、字なんて書ければいいと思います!(開き直りの境地)

『1/6』の意味その4。
一巻につき一発砲。
でも、六巻で六発だと五巻でハズレが確定しちゃうな。
まだ一巻目だし、推測の域を出ないけど。

それはさておき、ユー↑キー↓はアタリで一抜け。
残る拳銃は1/5。

なにやら新城も銃を持っているような思わせぶりな描写がありましたが、発砲からの迅速な動きがかっけぇ!
命を狙う殺人鬼どころか、命を守るボディーガードばりのハイスピードアクション。
円子の弟子として側にいるのはひょっとして、護衛のためなのかもしれないなと思ったり。

綿飴女子高生再び。抱えてる鞄は首藤祐貴の鞄? まじでこの娘は何者?

丸い犬登場! お前こんなところでなにしとんw
カナと犬のやりとりがどこか伊坂節っぽくて今回の地の文で一番面白かったかもしれませんw
んでもって、犬! お前ってやつぁ! 迷子になったわけじゃなくて、弱った犬のために助けを呼んであげたんだな。
『そうである。しかし、私も迷子なのである』
ああ、そう……紙袋に収まってるわんちゃんズ。和むわぁ。
あしながおじさんこと吉上順一。順当に吉上俊吾の父親かな。

美鈴が二ヶ月前に紛失した嫌いな人ランキングノート三冊目。
首藤祐貴が手に入れた小泉明日香を『守る』ための大義名分こと、二ヶ月前に拾ったある落とし物。
見事に一本の線で繋がりますね!
順に整理して考えてみると、
美鈴が嫌いな人ランキングノートを落とす。

それを拾った首藤が書かれている明日香の名前に気づき、守ることを決意。

嫌いな人間を始末するために拳銃を手に入れる美鈴&大切な人間を守るために拳銃を手に入れる首藤。

期待を裏切られた憎悪が形となって吉上俊吾を撃ち抜く。

明日香殺害計画を邪魔され、首藤が嫌いな人ランキング2位へランクイン。

首藤、ほぼ人生終了。

……正直、首藤君は自業自得だなって思っていたのですが、こう考えるとちょっと、いやかなり可哀想だ……自業自得には変わりないけれど、きっかけを作った女の子に殺したいほど嫌われるハメになるとは……不憫としかいいようがありません。
彼に救いは……ない、よなぁ。

これぞ、群像劇の醍醐味! 今回一番痺れた伏線かもしれません。

不動の一位が気になるけど、知るのが怖い。
お母さん、とかだったらどうしよう。
元五位改め六位にランクダウンのひめじー逃げてー! あかん、この子ビューティーキラーやわ。

「ええ。私は誰よりも、死ぬことを恐れているのです」

「だから、私は誰よりも、死を間近に感じたいのです」
みたいな。やっぱこいつ新城だわ。
自分の手で殺したいから、護ってるように思えてならない。
円子の『大切なもの』を見極められず、一年以上も殺せずにいるのかもしれない。
そもそも、円子のポケットに脅迫文を忍び込ませることが出来たのって新城しかいないんだよね。
ずばり、個展を阻止しようとしているのは新城と見た。
円子殺害を目論む犯人としては、むしろ個展やってくれた方が殺すチャンス増えるだろうし。
それぞれ、別の思惑で動いているんだろう。
もしくは、円子殺害を阻止するために新城は個展を阻止しようとしているのかもしれない。
単に円子の『大切なもの』である『個展』を奪おうとしているっていうのもいかにも新城らしいけれど。

やっぱ迷子犬だったw
電波女⑥に繋がるエピソードが進行中の模様。
デビューから3年は経っているはずですが、未だに無名シンガーの二条オワリ。
3年後、大物歌手になった二条オワリと一人の少女が壇上で共に歌うことになるのはまた別のお話。

そんな無名シンガーもご存じなアンテナバリサンな太郎の知り合いこと殺し屋・木曽川の登場フラグキター!
またまたややこしいことになりそうだぞうっと(嬉しさを抑えきれない表情で)

ラストのモノクロユー↑キー↓がすばらしい! すっげー左さんっぽいとですな!

→二日目につづく

『1/6』の意味その5。
一巻一日。計六日間の群像劇。
何から何まで“6”尽くし。
66666……ろくろくろっく。
英題も予想通り『CROCRO-CLOCK』と『CLOCK』の文字が。


・総評
面白かったです! トカゲの王シリーズよりは断然こっちの方が好きです。
なんたって世界観が違いますからね。ファンサービスに上手く釣られまくってるとも言えますがキニシナイ!
ですが正直なところ、やっぱり三人称は物足りない! なにかが足りない! 圧倒的に足りない!
すっかりいるまんの三人称にも慣れ、文章自体も洗練されてきているのはわかるのですが、それでも私はいるまんの真骨頂は一人称である! と声高らかに断言します。
三人称だとどうしても神の視点に立ってしまうから、感情移入がしにくく、感想も書きにくいんですよね……。
そしてなにより、思考垂れ流したような入間一人称の地の文の(上手く言葉にできない)あの感じが心底好きで好きで堪らないわけなので、トカゲの王のようにトカゲパートだけは一人称も混じるといったこともなく、純然たる三人称小説である本作はどうしても薄味に感じてしまいました。
と言いつつ、推理しがいのある群像劇であることは間違いなく、一刻も早く続きが読みたくてしょうがないんですけどね。
コンスタントに2ヶ月ペースぐらいで出てくれたら嬉しいな。既に10月は予定ないですけど。

ついでにクロクロクロックを反映した相関図へのリンクを貼っておきます。ネタバレ注意です。
作りながら「もう、隙間ないよ……」と弱音を吐きそうになるほど矢印の量がハンパなくなってきました。
入間ワールドは無限大。

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Comments

僕も今しがた読み終えました。
登場人物も魅力的だしみーくんも出てくるしで最高でした!
個人的な予想として金に困ったカナが黒田の助手になりそうな予感がします。
所で一つ気になったのですが拳銃販売の男と篠崎達郎は別人ですよね?
拳銃販売男は駐車場で美鈴と会った時は面識無いみたいでしたし、
でも花咲の所に篠崎が拳銃の捜索を依頼してましたし…。もしかして花咲には偽名として篠崎達郎を名乗ったのでしょうか。なにか意見頂けたら幸いです
Posted at 2012.08.13 (00:41) by 幸人 (URL) | [編集]
Re: 幸人さん
最高でしたねっ!
個人的には円子さんと黒田がお気に入りです。太郎君は言わずもがな。

>個人的な予想として金に困ったカナが黒田の助手になりそうな予感がします。

たしかにそれはあるかもしれませんね!
ただ、まったく役に立ちそうにない気もします。
お茶菓子食べるだけの存在になりそう(笑)

拳銃販売男と篠崎達郎は別人だと思います。
挙げられていますように、美鈴と面識がないことからも間違いないはずです。
『篠崎達郎』と名乗った太郎の依頼人と美鈴の担任である『篠崎達郎』が別人である可能性はほぼないと言い切っていいと思います。
ぱっと思いつくだけでも、小学生の教師、顔の痣、手先が器用と共通する描写があり、これで別人というのは些かアンフェアではないでしょうか。
単純に拳銃販売男から銃を買った6人のうちの一人が篠崎達郎だったのでしょう。
拳銃を受け取り、持ち帰る際になんらかのトラブルがあって(銃を買った人間がその足で酒を飲みにいくっていうのはちょっと怪しい気がしますが)、駐車場に落としてしまい、それをカナが拾った、というのが一連の流れかと。
本物かどうかは不明ですが、カナが拾った拳銃=太郎が探している拳銃であることは地の文ではっきりと明言されていますので、そこにミスリードが入る余地はないと思います。
Posted at 2012.08.13 (04:03) by 天野寂 (URL) | [編集]
迅速かつ丁寧な意見ありがとうございます。

確かにそうですよね。太郎君にモデルガンを紛失したと依頼していたから、ついはやとちりして勝手に同一人物かと思い込んでいました(笑

とりあえず他に見落としや思い込みがないか再度読みなおす事にします。ただ首藤君と明日香の関係などが少々読むの辛いですが…。グロは大丈夫なのにああいう精神的にくるのは苦手なんです…
Posted at 2012.08.13 (06:26) by 幸人 (URL) | [編集]
クロクロクロック、とっても面白くて一気に読んでしまいました。
自分ではあまり推理や予想をしないので、この記事を読んでいろいろなるほど、と。こんなにたくさんの世界を詰め込んでいるんだなあと思うと、どのシリーズももう一度読み返したくなります。
クロクロクロックの続き、楽しみですね!
Posted at 2012.08.13 (13:52) by 泡沫 (URL) | [編集]
Re: 幸人さん
入間さんの真骨頂、精神的グロってやつですね。
ですが、今回の首藤君の精神的ダメージ描写や幼なじみ・明日香ちゃんとの顛末などは人によってはかなりきついんだろうなーと思いながら、ケロっとしていた私です。
これが好きなキャラだったら悲愴な顔になっていたかもしれませんが、首藤君にはなんていうか、あまり触手が動きませんでした。
自分としては、彼が彼女に踏み出すきっかけのひとつになったという、落とし物がなんなのか気になります。
……あっ、そういうことか! 今、一つに繋がりました! ちょっと追記しておきます!
ありがとうございます!(一方的に)
Posted at 2012.08.13 (17:14) by 天野寂 (URL) | [編集]
Re: 泡沫さん
面白かったですね! 読めば読むほど面白くなるので困ります!
そう仰るわりにはtwitterで鋭い考察が飛び出るような気がしますが……ハッ! これが無自覚の才能というやつですね!
すっごくわかります! 死ぬまでに一度で良いから全作品を誰にも邪魔されることなく、じっくり読み返して逝きたいです。
はい! もうすっごく楽しみです!
Posted at 2012.08.13 (23:18) by 天野寂 (URL) | [編集]
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