たったひとつの、ねがい。 感想

読書の秋、食欲の秋にぴったりの『たったひとつの、ねがい。』感想です。

たったひとつの、ねがい。 (メディアワークス文庫)たったひとつの、ねがい。 (メディアワークス文庫)
(2012/11/22)
入間 人間

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 この物語に、同情の余地なんかない。
 
 彼女と知り合ったのは学生時代だった。互いに心を通わせてる、そのことすらも確認しなくても分かる日々。
 そして今日。
 俺は思い切って結婚を彼女に持ち出してみた。下手に出て、お伺いしてみる。恐る恐る顔を上げて反応を確かめると、非常に希少なものが拝めた。
 彼女がにたにたと、ともすれば意地悪く見えるほどにやついている。
 つまり、良いよ、ということ?
 やったぁ……と、思ったその瞬間。あんな、あんなことが起こるなんて。
 それから、俺のもう一つの人生は始まった。

のんさんによるかわいらしい表紙で本書に興味を持った方はぜひ、お手にとってみてください。
ひと味違った風味をお楽しみ頂けることと思います。

それでは、本書をお読みになったお客様のみ、当レストランの料理長を務めます私が腕によりをかけました、ネタバレのフルコースをどうぞお召し上がり下さいませ。
まーた騙されたっ!
表紙詐欺どころか、あらすじ詐欺、先行公開プロローグ詐欺、本編詐欺の有罪確定コースじゃないですかぁ!
何度も違和感は感じていたんですが、まさかこの作品にも叙述トリックを仕込んでくるとは……映像化無理だからってやりたい放題にもほどがあります! でも、そこに痺れるいかりゃくぅ!

とゆーわけで、まずは感想の前に叙述トリック絡みの解説をしてみます。
特に分かりにくい部分はありませんでしたが、この間の一問一答の結果が酷かったので、少しでもああいった質問を減らせたらいいなって思ったのでやります。
と言っても、私の解釈が絶対に合っているとも限らないので、そこはご容赦ください。
そんなわけで、くれぐれも入間さん本人に解説を求めるような無粋な真似はやめましょう。
よく分からないところがあったらコメントしてください。そして、一緒に考えましょう。
天野さんとの約束だぞ☆(黙

プロローグの『俺』=拓也と本編の『俺』=ダンタクヤは別人だったというのが、今作最大の叙述トリックでした。
エピローグにて、プロローグ『俺』のフルネームは風間拓也、プロローグでご隠居と呼ばれていた老人がダンタクヤであることが明かされるわけですが……
な、なんだってー! としか言いようがありません。
どんな展開だよ。そうだよ、これ書いたのいるまんだったよ。
……解説すると言っておいてあれですが、他になにかありましたっけ?
……ありませんね。以上、解説でした。

それでは、感想に入ります。

表紙
改めて見てもやっぱりこの表紙は酷い。
この女性は東雲陽子さんかもしくは名もなき彼女か。
どちらにしろ、酷い。
当然ながら、のんさんに罪はない。

カラーピンナップ
一瞬、朋也かと思いましたw その勢いで羽澄は汐、には流石に見えませんでしたけど。
少なくとも、スーパー車椅子には見えませんね。

あらすじ
これは酷いあらすじ詐欺。
それから、僕のもう一つの人生は始まった。というミスがありましたが、今思えば、このミスは伏線だったんですね。
それまでの『俺』と最後の一行の『俺』は別人ですよーという……ってそんなん誰が気づくかぁ! えすぱーにゃ!

プロローグ『悲劇と復讐の始まり』

先行掲載時の感想はこちら
いやまーなんつーかこのプロローグを先行掲載することを決めた人は人が悪い。悪すぎです。
これ、騙されたとかそういう次元じゃないよね。
当然、三次元だと思い込んでいたら、知らないうちに四次元になっていたとか最早そういうレベルですよ。
ええ、予想は悉く裏切られましたとも。良い意味でも悪い意味でも。

幼い頃に死別した両親が世間ずれした少し変わった人たちだったという件も、読み返せば伏線だったことがわかりますが、拓也の両親、ダンタクヤの胃袋に収まってますよねどう考えても……。
まさか足長おじさんが人食いおじいさんだなんて、夢にも思わないよなぁ。

「んーほら、食べているときに火事になったり、地震が起きたり、テロリストが突撃して占拠してきたり……なんか大げさな話ばかりだけどようするに不慮の事態が起こって食べられなくなったら後悔しそうだから」

本作の展開への布石、に見せかけた皮肉ですね、わかります。

何度読んでも、東雲陽子が貪り喰われるシーンは辛いです……
あれほど醜悪に感じた車椅子の老人の動機を知ってしまって、彼へのマイナスイメージは払拭されたのですが、それでも、被捕食者である東雲陽子とそれをただ見ていることしか出来ない風間拓也視点は許容しきれないものが込み上げてきます。
「殺された側からすれば、殺したやつを恨んでいるだろう」というやり取りがカレー屋でありましたが、まさにそれです。
家畜として用意された人生を歩んできた拓也だけれども、陽子と過ごしたひとときは嘘偽りなく幸せだったと信じてます。
それが、彼にとっても私にとっても、たったひとつの、すくい。です。

一章『魂の牢獄』

彼女を奪われた彼は復讐の鬼となった。
まぁ、嘘は言ってないんですけど、そこはかとなく、騙されてたんですよねぇ。
親族郎党皆殺し宣言に、彼女のこと、本当に愛してたんだなぁって感動していたというのに……ある意味間違ってはいませんでしたが。違うよね。似て非なるなんとやらだよね。感動を返して欲しいよね。

赤佐クリスティw ユナナンシーオーエンさん出番ですよ!
入間作品で老婆を見ると左門さんかと疑ってしまう癖がついてきましたが、全く関係ありませんでした。
ついでに言えば今回、クロスオーバーらしいクロスオーバーもありませんでしたね。

本当に飢えていたのでこの際、ババアでも食ってやろうかと思いかけた。

そのままの意味だったんかい!
え? 他にどんな意味だと思ったかって? それは……ノーコメントで。
おそらく、同じく偽名である『ダンタクヤ』は手塚治虫先生の『鉄の旋律』が元ネタみたいです。
両腕を失った主人公が念動力で動く鋼鉄の義手を手に入れ、かつての親友に復讐するというお話らしいです。
今度、探して読んでみようと思います。

一章ラスト、呪詛を唱えながら自身の左腕を刺すシーンでとってもナメクジさんを思い出しました。
マイマイの怨みとダンタクヤの怨み。
より深いのはどちらの憎悪か。

二章『車輪の旋律』

ターゲットその1、水川さん家の場合。
なんですかこの絵に描いたような幸せな家庭は。
この後、この幸せに満ち溢れた家族が皆殺しにされるとわかっていて読む側としてはたまったもんじゃありません。
どんな罪深い人間も幸せになれる。なれるからこそ困る。
この言葉がとても良かったです。
車の免許の例えも上手いなぁと感心しました。
幸せを知らないことはある意味幸福で、幸せを知ることはある意味不幸で。
つまるところ、幸せすぎて怖いというわけで、幸せな悩みだよねってことです。

初読時は「良き父、良き夫である裏で食人者の顔を持っている」、彼の目の前で彼女を貪ったと思っていたので、同情の余地なんかないと冷めた目で一部始終を眺めていたんですが、水川さんそんな悪いことしてないじゃないですかー!
ダンタクヤにとって水川幸雄たちがしたことは何よりも許し難いことだったのはわかります。
でも、ここまでやる必要はないでしょうよ……
優衣ちゃんがかわいそすぎてもう……この後、(土方さん家はスキップされていたので)復讐劇が2回ありますが、ダントツで水川さん家が凄惨でした。酷い。惨い。

野暮なツッコミなのでしないつもりでしたが、作中でも突っ込まれていたので私も。
この世界の警察は何をやっているんですかね?
車いすのダンタクヤが出来る隠蔽工作なんてたかが知れてるでしょうし、むしろ痕跡残りまくりだと思うんですけど。
死体がなかったから事件発覚が遅れたのだとしても、結局最後まで犯人を捕まえることができなかった警察は無能すぎると思います。

好きなものは最初に食べる派だった彼が涙ぐみながら「……好きなものは、最後に食べるんだ」と彼女の存在を感じさせる台詞を吐く感動のシーンかと思いきや、これまた伏線でしたよ、と。
何も知らないときの感動と真相を知ってからの驚きと1冊で二度美味しい、いるまんの得意料理が大好きです。

三章『正しかった』

羽澄との触れ合いのお話。
ここにきて初めて羽澄について触れますけど、正直、よく分からん子だったなぁというのが感想です。
好きでもなく、嫌いでもないのですが、なんていうか、そういった熱を感じさせない人物だったと思います。
エンドロールでダンタクヤと同類であることがわかって、ようやく『赤佐羽澄』をしっかりと捉えることができた感じでしょうか。
それはさておき。
ダンタクヤの短絡思考が面白いw
女は甘い物が好きだ。
女は光り物が好きだ。
女はかわいいものが好きだ。
そして、ちょきんぎょである。懐かしいw
パソコンでケーキを指定する羽澄はちょっとかわいかったです。

「お前が食っていた肉は『なんでしょう』?」
絶望しながら息絶えるに相応しい、えげつないクイズでした。

四章『く歩』

四章は章題が見事。
この章だけで上質な叙述トリックが味わえます。

水川良香の子供との会話とも言えないやり取りがダンタクヤの異常さをより引き立てると同時に、彼に懐く子供の様子になんともやるせない気持ちにさせられます。
子供の言葉が「」になっていないのはダンタクヤが完全に彼もしくは彼女を『家畜』と見なしているからなんでしょうね……。
実際問題、学校とかはどうやって通わせたんでしょう? そもそも彼らに戸籍があるのかどうかも怪しいですし。
でも、彼らの息子が『風間拓也』として生活している以上、なんらかの方法で戸籍は得ていたはずですが。

ターゲットその3、風間さん家の場合。
志摩の「座っているところ見たことないですけど」で我々読者としては「ん?」と疑問符が浮かびました。
初めに会話してた女=志摩だと勘違いしていたので(正しくは放火魔でした)、志摩もグルなんだろう、妊娠云々も嘘っぱちだろうと思ってたら全然違ったー!
片手逆立ち! その発想はなかった! やられたっ!
だから章題がひっくり返った『く歩』なのかっ! と年甲斐もなく大興奮してしまいました。
個人的にこの四章の完成度は素晴らしいと思います。
そして、足の甲にナイフを突き刺すという常軌を逸した行動にも最早それほど驚かない自分に順調に麻痺ってんなーと更に磨きのかかったイルマニアを目指すことを決心した秋の夜長でした。

五章『車輪の戦慄』

ターゲットその4、火口さん家の場合。
羽澄さんw ぱねぇッスw
食事の邪魔したら、刺されても文句言えないッスね。

半年ぐらいあれば幸せになれただろうか。俺はなれたと思うんだ。
もっと前倒しすればよかったね。

今読み返すと違和感バリバリな言葉なんですけど、最後の復讐相手を前に彼女を懐古するよさげなシーンにまんまと浸っていました。
もっと早く結婚しておけば! じゃなくて、もっと早く食べておけば! なわけで、好きなものは最後に食べる習慣が仇となったのでした。お終らない。

一介の復讐鬼が放火魔の所在を突き止めてる一方、殺人犯も連続放火犯も野放しにしている警察は一体なんなのか。ここらへんはギャグなんですかね。
奥さん盾にした火口は本物のゲスでした。殺されても仕方ない。

放火魔さんツンデレかわいい。別作品での再登場待ってます!

そして。
そして――。

「俺が食おうと、思っていたのに」

このオチである。

エンドロール『悲劇と復讐の始まりと終わり』

怒濤のネタバラし編。
の前に、東雲陽子は『前菜』扱いかよっ! 脳までスタッフが美味しく頂きました。ってやかましいわぁ!
彼女に関しては徹頭徹尾、救いがありませんでした……
というわけで、真相が語られるのですが……うん、火水土風さんたちそれほど悪いことしてないよね。
最悪、殺人未遂にあたるとしても、可愛い孫娘or親戚の娘を『食おう』としてる輩がいたら、それ相応の対応は辞さないよね。
火事で結果的に彼女を見殺しにしたことも良心の呵責こそあれ、仕方のないことだったと思います。
火口のクズはともかく、水川さんが不憫でなりません。
と、ここまで述べてきたのは正常な人間の価値観であって、ダンタクヤにとっては許されざる行いだったのです。
この一言こそが、本書を象徴、総括しています。

食い物の恨みは、恐ろしい。

恐ろしすぎだろ食い物の恨み!
そして何より、食い意地張りすぎだろダンタクヤ!
食人嗜好、いわゆるカニバリズムが存在することは認めますし、理解もできるんですが、そのために人間を品種改良するなんて発想が出てくることが恐ろしいです。いるまん怖い。
新しい夢がある。どんな夢なんだろう? と思っていたら、復讐相手4人の血を引いた人間を食べることでしたとさ……。
こんな陰惨な物語でしたが、主人公が自分にとっての幸せを手に入れるため、ひたすら足掻くといういつもの入間作品でもありました。
幸せの絶頂を味わって死んでいける彼が報われすぎな気もしますが、プロローグを読んだときには想像もしなかったこの読後感が意外に嫌いじゃありません。
最後のたったひとつの願いは叶いそうにもないけれど、似たもの同士の彼と彼女にって、この物語はハッピーエンドだったんだと、私は思います。

総評
小説として非常に面白かったです!
凄惨な描写を隠れ蓑に張り巡らされた伏線がお見事でした。
過剰にも思える残酷なシーンの連発も読者の目を引きつける(逆に逸らさせる)ための目眩ましだったということが分かるとあら不思議、途端に胸糞悪さが消えていく……また完敗です。気持ちの良い完敗でした。

この物語に、同情の余地なんかない。

ここまで相応しい帯の文句は久々に見ました。
まったくその通り。同情の余地なんか微塵もありません。
終わった人間たちが終わってしまった人生を終わらせるお話でした。
ハッピーエンドの種類が『みんなおかしい(ぼく含む)』にちょっと似てるなって思ったりもしました。
早く『片目と失恋』出してほしいものです。

それでは、みなさん。
小学生以来だからって恥ずかしがらずにご唱和ください。
手を合わせてください(パンッ
ごちそうさまでした!

あとがき
ちょう分かりやすかったです。
そ、その怖さも再確認できました……(トラウマ

なるほど、自身の作品に対する予防線ですね(違
暇なときに意味のないことをあれこれ考える、それが生きることだと、私は思います(黙

あれってなんでみんなエヌ氏なんでしょうね? 長年の疑問。
結局、応募阻止されちゃったんですか! ぐぬぬ、エム氏め余計な真似を。
イラスト見たあとに書いたんじゃなくてほっとしました。
このかわいらしいイラストでこの内容ですからね。
いっぱい釣られればいいなって思います(腹黒)
次はほのぼのしたの読みたいです。それが制服ピンポンかな?

電撃のイベントで不躾にも父間さんにサインを求めたのは私です。
その節は本当にありがとうございました。
そしてなにより、あとがきのネタに使って頂けて恐悦至極に存じます。
めっちゃ嬉しいっ! ひゃっほーぃ!!

これで今年も無事、年を越せます!

書籍は最後ですけど、12月10日には新作短編『未来フィッシング』が電撃文庫MAGAZINEに掲載されるのでお忘れなく!
よく存じ上げないのですが、ガンプラ王の審査員は着流し姿がデフォなんでしょうか?
こちらこそ、来年もよろしくお願いします。

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Comments

いいな~あとがきのネタにされるなんてイルマニアにとって最高じゃないですか!おめでとうございます!

内容については少し竜徹さんとのイラストコラボを思い出しました。ただ欲を言えばもう少しラブコメ要素が欲しかったかなと… 2013年の入間さんに期待です。
Posted at 2012.11.25 (07:25) by No.39 (URL) | [編集]
Re: No.39さん
えへへ~そうなんですよ~イルマニア冥利に尽きるのです! ありがとうございます!

ロリコン的な意味でですか?
見方がガラッと変わるという点では共通していますね。
本作は色気より食い気でしたから、仕方ないです。
来年の作品たちが今から楽しみですねっ!
Posted at 2012.11.25 (08:15) by 天野寂 (URL) | [編集]
僕はあとがきから本を読むので(時雨沢さん大好き)本編を見る前からテンション上がっちゃいました!理由は天野さんと同じですね(笑)あの時の興奮再びって感じでした。今度はママ間さんにもサインを頂戴したいです!
肝心の本編をまだ途中までしか見てないので、今度じっくり天野さんの感想見させてもらいます。(´ω`)
Posted at 2012.11.25 (14:21) by M-M (URL) | [編集]
Re: M-Mさん
実は私も本屋であとがきをちらっと読んでしまい、有頂天になってレジへと向かいました(笑)
家に帰るまで、顔が緩むのを抑えるので必死でした。
来年までにママ間さんにもオリジナルサインを考えて頂かないといけませんねっ!(何様?
こらこら、まだ読んでないのにこんな感想読んじゃダメですよ!
じっくり堪能してから、改めてお読みになってください。
Posted at 2012.11.25 (16:30) by 天野寂 (URL) | [編集]
こんにちは^^*
風間ルート(と書くとちょっとおかしいw)でタクヤが最初に会話していたのは志摩だと思ってたらあれ放火魔だったんですねwブログ読ませてもらって気づきましたw

放火されて屋敷に遺体が一つ残ったと書かれていて、「彼女は食われて他は逃げ延びたのに誰が死んだんだ…」とか思ってたら伏線だったんですね、騙されました。

死体処理も結局はタクヤが食べてたんですかね?それにしても今回もさすがいるまんでしたね!w
Posted at 2012.11.27 (19:29) by かすみ桜子 (URL) | [編集]
先行掲載は読まなかったのですが、グロいとは聞いていたので読む前に十分心構えが出来ました。
知らずに読んでいたらトラウマものでしたよ。
表紙やあらすじだけを見て買った人の心がバキバキにへし折られない事を祈るばかりです。

病院で魚に食らいついているシーンで、あの光景見たら拒絶反応を起こしてもおかしくないのにとちょっぴりひっかかってたんですよね。
復讐に目覚めた反動なのかなと自己解釈して読んでいたのですが、まさかそういう事だったとは!
表紙で騙され、本編でも騙されて1冊で2度おいしい作品でしたね。
ごちそうさまでしたー。


PS.
父間さんのサイン&あとがきネタ採用おめでとうございます!
次はママ間さんのサインを貰って入間家コンプリートですね、応援してます。
Posted at 2012.11.27 (19:31) by 半熟タマゴ (URL) | [編集]
僕はあとがきから読んだので、動機は彼女殺された恨みかー愛だなーなんて思ってたら、全然違うくて愕然としました....。食べ物の恨み.....確かにちょうわかりやすいですよね。

よくエヌ氏とかエム氏を使うのは、語感がいいからだってことを、なんかのあとがきで書いてありましたよ(*´∀`)
Posted at 2012.11.28 (01:26) by jackson (URL) | [編集]
Re: こんにちは^^*
やっぱり志摩だと勘違いしますよね。
ミスリードさせられたの自分だけかも? とちょっと思ってたので安心しましたw

自分も残った一体の遺体(ダジャレじゃないです)にはひっかかりました。
彼女の骨だけが残っていたんだろうと解釈していましたが……伏線だったとは。

やつらの血は根こそぎ、俺に収めねばならない。
↑の言葉通り、4人&その家族一人残らず、タクヤの胃袋に収まったと考えて間違いないと思います(火口一家は流石に無理かも)
これ以上なく異常な『シンプルな復讐モノ』でしたとも。ええ、本当に。

それから、入間さんのサイン本当選おめでとうございます!
あわてんぼうのイルマクロースがやってきましたね!
一方、電撃のイベントなんやらで応募するのをすっかり忘れていた私でした……
Posted at 2012.11.28 (23:59) by 天野寂 (URL) | [編集]
Re: 半熟タマゴさん
何も知らずに先行掲載を読んでプチトラウマを植え付けられた天野です、どうも。
プロローグでへし折られて本を閉じてしまう人もいそうだなぁと思いました(遠い目)
この本を一人でも多くの人に読んで欲しい。ささやかでちっぽけな、たったひとつの、ねがい。

同じくひっかかって、目には目を。食人には食人を。のハンムラビ思考で「お返しにあいつらを食ってやる!」ってことだろうと解釈していました。
真相は全然違うわけですけど、実際の行動としてはあながち間違いでもなかったという。
1回目と2回目で全く違った物語が楽しめる点でも1冊で2度おいしい1品でした。
ごちそうさまでしたー。


PS.
ありがとうございます! 超嬉しいです!
はいっ! コンプリート目指して頑張ります!
待っててくださいね! ママ間さん!
Posted at 2012.11.29 (00:16) by 天野寂 (URL) | [編集]
Re: jacksonさん
あとがきから読むと尚更、そういう方向へミスリードさせられそうな気がします。
エピローグ前に動機が分かるのはタクヤの同類だけですよ、こんなの。
でも、最後まで読むとこれほどわかりやすい動機もない! と思わされるところが流石です。

へぇーへぇーへぇーの3へぇーで(古いっ!)
そう言われるとたしかに語感が良さそうに思える不思議!
明日使える無駄知識、どうもありがとうございました!
Posted at 2012.11.29 (00:32) by 天野寂 (URL) | [編集]
復讐される人たちの名字も面白かったりしました
まさかの水土風火で揃えてくるとは....さすがいるまんですなぁ~
水川
土方
風間
火口
Posted at 2012.11.29 (17:12) by 通りすがりのイルマニア (URL) | [編集]
やっぱり自分みたいな高校生にはすこし解釈が難しかったですww
父間さんにサイン求めたのやっぱりあなただったんですねwwwもしかしたら..とは思ってましたww
Posted at 2012.11.29 (17:37) by 通りすがりのイルマニア (URL) | [編集]
 人肉を食べるとか拓哉って名前とかを聞いて残酷ペット事件を思い出しました。そしてあとがきのネタにされるとかうらやますぎです。
 今作は主人公が危険人物すぎですね。思想も、行動も。片腕しか満足に動かせないのに強すぎです。
 というかトゲ王も割とシンプルな復讐ものなのに編集さんはなんでこんなことを言ったんでしょうか。そのせいでこんなにショッキングな物語が生まれてしまいました……。まあ、面白かったんですけどね。入間さんの心情描写は本当に素敵です。
Posted at 2012.11.29 (22:44) by 芦花 (URL) | [編集]
あとがきの理由が超わかりやすかったですね←…また騙された!(当然、彼女が食われた恨みだと。)さすがイルマン。毎回僕を言い方向に騙してくれる。読み終わったあと、放心してしまいました。すげぇ楽しかったぁ!
ダンタクヤが婆さんに名乗った時は『ん?叙述トリックの伏線臭いな』と思ってかなり注意深く読見直しながら読み進めたんですが…←ナンパしてるところで相手が志摩さんじゃなさそうだなぁとか。死ぬほど苦労して帰るとか言ってるからダンタクヤじゃないのか?とか。
そもそも始めから叙述トリックにドップリ嵌まってましたね(笑)人物入れ替え視点じゃなくて(恋する彼女シリーズの教訓)主人公自体をミスリードさせるとは……
それにしても志摩さんの老け選は全く予想外でした(笑)
2013年もイルマンの本が出るの待ってます!
Posted at 2012.12.02 (00:55) by M-M (URL) | [編集]
Re: 通りすがりのイルマニアさん
返信遅くなって申し訳ありません。

最近やっていたブレイブリーデフォルトというゲーム中に火水風土のクリスタルが登場しまして、「入間さんもプレイしてるのかな!」とちょっとテンションあがったのですが、冷静に考えると四大元素のことですよね。
また名前考えるのめんどくさかったんだろうなぁって(笑)
でも、Wikipediaによると

「それらを結合させる『愛』と分離させる『争い』がある。それにより、集合離散をくりかえす。この4つの元素は新しく生まれることもなく、消滅することもない」という考え方のこと。

意味深っ……!

はいw サインねだったのはもしかしたら大正解の私でしたwww
Posted at 2012.12.08 (09:55) by 天野寂 (URL) | [編集]
Re: 芦花さん
返信遅くなって、申し訳ありません。

おおっ、たしかに残酷ペット事件も拓哉でしたね。思いつかなかったです。そういえばそうじゃないですか。
嬉しさ余って不審者です、どうもっ!
復讐が服を着て車いすに乗ってるみたいな主人公でした。
その執念も去ることながら、自身の行いに一切躊躇いがないところが彼の一番のクレイジィポイントだと思います。
ほんと、なんで復讐モノをリクエストしたんでしょうね?
テーマや世界観が違えど、トゲ王と結構かぶってますよね。
話自体は面白かったので自分も大満足なんですけど、この物語にこのイラストを起用した編集さんは相当性格悪いなって思いました。色んな意味で。
Posted at 2012.12.08 (10:09) by 天野寂 (URL) | [編集]
Re: M-Mさん
返信遅くなって、申し訳ありません。

これ以上ないってくらいわかりやすかったです。いるまんに騙されないわけがない! むしろ、騙されなきゃ損です。最後の最後に全部ひっくり返されて驚かされるのが最高に楽しいんですYO!
ひっかかる描写は至る所に散りばめられてるんですけど、目眩ましの如く襲い来る凄惨な描写や先の展開が気になってそれどころじゃなかったよ! ってのが正直なところです。 これ、最後どうなっちゃうの? ダンタクヤに救いあるの? って。
最期、救いはあったわけですが……幸せのカタチは人それぞれですよ、はい。
志摩さんは絶対演技だと思ってました(笑) 幸せのカタチは人それぞれなんです(二回目)
2013年も全力で楽しませてもらいましょう!
Posted at 2012.12.08 (10:20) by 天野寂 (URL) | [編集]
軍の訓練があってちょっと遅れましたが(韓国人として生まれただけでこんな苦労をするなんて...いくら休戦状態であっても、戦争って怖い物ですね)今日読み終えました。

ひどい話ですねww残酷な描写が「殺し屋イチ」とか「自殺サークル」を思わせる日本スプラッター映画のブラックコメディー風だなと感じました。まぁ、こういうのけっこう好きですからいいんですけれども。

私も『この世界の警察は何をやっているんですかね?』と、この作品を読みながらずっと頭の中でつっこみました。特に火口のシーン...警察だけではなく、消防署はいったい何をやっているんだ!遅すぎる!でもこれについてつっこむと負けですね。はい、負けました。

こんな血まみれな作品を読んだら「みーまー」が懐かしくなりました。全11冊、もう一度読み通すことになるかも知りませんね。しかしその前、暖かい物語でちょっと気分転換がしたいです。「友達としまむら」を注文したので来週宅配が届くのがすごく楽しみです。
Posted at 2013.03.19 (01:12) by enya12 (URL) | [編集]
Re: enya12さん
お久しぶりです。
2年の兵役が義務づけられてるんでしたっけ? ご苦労様です(まだ終わってないかもしれませんが……)

映像化したらジャンルはスプラッターですよね。水川家の惨状はダンタクヤの恨みの深さを知っていても(この時点では騙されていたわけですけど)酷すぎると思いました。
容赦の無さに容赦が無かったです。

やっぱり思っちゃいますよねw
そこはまぁご都合主義というか、警察が優秀だったりしてタクヤがすぐに捕まったらそこで話が終わっちゃいますから、深く考えずにスルーしろよ! ってことなんだと思います。

『安達としまむら』は気分転換に持ってこいのハートウォーミングな一品ですよ。どうぞお楽しみに。
巷では同じ絵師さんの作品ということで、また何かとんでもない内容なんじゃないかと警戒されていたりもするみたいで、この作品にこの絵師さんを起用した人は悪魔ですよホントw
Posted at 2013.03.19 (16:25) by 天野寂 (URL) | [編集]
ここを読むまで全てのトリックに気がつかずもやもやしながらひたすら読み返してたバカ私wwww
すっきりしましたありがとうございます…
もっかいみーまー読もう。
Posted at 2016.02.14 (20:14) by びす (URL) | [編集]
Re: びすさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
お返事が遅くなって申し訳ありません。

これは絶対騙されますよね。
騙されていたことに気づいて「あ゛ーやられた!!」ってなるあの瞬間がたまらなく好きです。
みーまーや他の作品にも叙述トリックありますけど、質の悪さでいったら間違いなくこの作品が一番だと思います。
Posted at 2016.02.25 (20:40) by 天野寂 (URL) | [編集]
トラウマ
入間さんの作品は初めてだったんですけど俺は見事に表紙に釣られました。んですが、グロ耐性のない自分がダメだった………プロローグで気持ち悪くなってしまったので、見るのをやめてしまいました………ここであらすじを見れたのでまた挑戦しようかなとは思うんですけど………入間さんの小説で入門しやすい小説はありますか?
Posted at 2017.09.25 (23:47) by あかい (URL) | [編集]
Re: トラウマ
はじめまして。
コメントありがとうございます。

『たったひとつの、ねがい。』は入間ファンでもリタイア続出の超上級者向けですので、あまり気を落とさないでくださいね。
たま~にこういう地雷のような作品もありますが、この作品が例外なんです。
トラウマを植えつけられたにも関わらず、諦めずに次の作品にトライしてくださってすごく嬉しいです。
というわけで入門しやすい小説ですが、『僕の小規模な奇跡』がオススメです。
とにかくヒロインが可愛い作品で、未だにこの作品を超えるヒロインはいません(当社比)
『六百六十円の事情』や『ぼっちーズ』なんかも読みやすいと思います。
入間さんの短編にはずれ無しの法則があるので、短編集の『時間のおとしもの』、『瞳のさがしもの』も是非読んでいただきたいです(『瞳のさがしもの』には若干グロ要素がある短編が収録されていますが、『たったひとつの、ねがい。』に比べれば微々たるものです)
結構たくさん挙げてしまいましたが、迷ったらとりあえず最初に挙げた『僕の小規模な奇跡』が個人的な一押しです。

「この作品が面白かった」等コメントしてくだされば、それに沿ったオススメもできますので、読み終わりましたらぜひぜひ感想とともにまたコメントしてください。
Posted at 2017.09.26 (17:56) by 天野寂 (URL) | [編集]
読破っ!!
無事読みきることが出来ました。いやぁ………食欲が恐ろしい………コワイネ!ダンは人を食べ物にしか考えていないのかな………でも、ここであらすじを見ておいたお陰で「あぁ!!ここで、こう繋がるのか!!」って言うのが味わえました。正直、プロローグのグロさはどこえ行ったのか……途中の人を殺すときの表現もだいぶ慣れ少しかっこよく思うところもありました。(足でナイフを投げるところや、足にナイフを刺して相手を刺すとか……)だが、火口………あれは、、、救いようがない。実際、タクヤと拓也は対比されてますよねー。(先に食べる派と後派、食べる側、食べられる側。)何処か似ているようで、似ていない。そして、ダン何歳www?

 入間さんの小説はこれが初めてで良かった気もします。どんどんいろんな入間さんの小説を手にしていけたらなと思います!
Posted at 2017.09.27 (16:39) by あかい (URL) | [編集]
Re: 読破っ!!
大変返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。

結局読み切ったんですか!? おめでとうございます?!
そうですね、プロローグさえ乗り切れれば後はどうということはないと思います(※個人差があります)
ただ、最後まで読み切ったとしてもあのプロローグは胸糞悪いままですからね……他の部分はいいですけど、あの捕食シーンは未だに読み返したくありません。
ダンタクヤの戦闘スタイルというか殺戮スタイルは格好良いですよね!
『く歩』の実は逆立ちだったという小説ならではのトリックも素晴らしかったと思います。
何歳かはわかりませんけど、かなり長生きしているとは思います。なんたって良いもん食ってますからね!!!!!

あかいさんにとって、たったひとつの、であい。だったということですね!
この作品が読破出来たのなら他の作品は概ね余裕(グロ的な意味で)だと思いますので、どんどん読破しちゃってください!
Posted at 2017.10.10 (21:12) by 天野寂 (URL) | [編集]
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