茸姫 感想

またちょっと間が開いてしまいました。
まぁ、気にせず行きます、今更感想シリーズ第六弾。
電撃文庫MAGAZINE Vol.2掲載『茸姫』の感想です。

本編に入るまでにいつもの如く、あとがきがわりに……のコーナーについて。
『「レイニーシーズン」で一言』というテーマ。
てかもう2年も前なのかぁ……とちょっと一人懐古懐古。
これからは自分にとっては憂鬱な梅雨が始まると思うともうそれだけでテンションだだ下がりです。
偏頭痛持ちなので雨が降ると例外なく体調も機嫌も漏れなく悪くなる自分にとって、数あるイベント?の中でも梅雨というのは最も忌むべき期間なんですけど、雨男であるところのいるまんは雨が降ると体調が良くなり、梅雨になろうものなら最高にハイッ!テンションになって最高にうざい生き物になるんだとか!
相容れねぇ!!例えいるまんでもそこは相容れねぇ!!見事に真逆だよ!!
誰だ!?「はっぴーばーすでーつーゆー」とかふざけた歌を歌ってるのは!!マジ死んじゃわすぞ!!
すいません、お見苦しいところをお見せしました。
というかですね、その通り、いるまんなんてねカビの化身なんですよ!かびるんるんですよ!
もう巻き舌全開で、いるるんるんって呼んでやるゥッ!!!
と、自分も十分にテンション高いじゃないかとそろそろ頭も冷えたので、続きからは気分一点、リセットしていきたいと思います。




朝起きたら市役所だった。
たしかに昨日は酒を呑んで寝たが、まだ夢の続きだとも思えない。
目の前では、なぜか公家眉で十二単をきた少女が騒いでいる。
そんな不可解な状況の中、ひとつだけ分かったことがあった。
ここは、市役所じゃなく……死役所だった。


まず結論から言うと、この短編はすごくお気に入りの一つだったりします。
なんていうかこう、この短い文章の中にいるまん成分がぎゅぎゅっと濃縮されているんですよね、それも自分の好きなところばっか。
〆なんて「これぞいるまん!」ってカンジでもう大好きです。もう本当それだけ、それだけです。

まぁ、流石にそれじゃ感想にならないのでもちょっと具体的に。

みーまー以外で左さんのイラストを拝見するのはこれが初(公式サイトでいくつか見させて頂いてましたけどそれは別として)だったので、ちょっと新鮮でした。
みーまーのイメージが強かったので茸姫のイラストの少女漫画っぽいキラキラっとしたタッチに、おお、これはこれは、と見入りましたね。
てか香子可愛い。ロリコン違うけど。でも、可愛い。公家眉可愛い。
だって十二単ですよ?もうどうしろと。反則じゃないかと。ね。(誰に問いかけているのかは自分でも不明)
あと、所謂みーまーの扉絵風ではなく、場面を描写した挿絵っていうのもまた新鮮でした。
それにしても、わたわたしてる香子可愛い。香子はがっきー(この物語の主人公、種島くんのこと。)の嫁。
みーまー8の金髪青スーツこと新城雅貴のイラストも何気にあります。イラッとくるイケメン、だがそこがいい、みたいな。爬虫類系。

内容には直接関係ないんですけど、地名がストレートです。
岐阜(地元)→名古屋(一人暮らし先)とか長良川とか。墓地に隣接した丘の上の大学というのも、もうお決まりのパターン。種島くんの専攻もいるまんと一緒ですし。みーまー1で「イッヒリーベディッヒしてる」って台詞もあることから薄々分かってましたけど、いるまんドイツ語選択してたとみて間違いないですね。ちなみに自分もドイツ語です。やったね、一緒だぜ。ダンケシェーン。

安生さんが携帯電波にも同姓の人物が出てきていると初めて気付いたのは自分だと勝手に自負しています。
いきなり何言い出してんのこいつという誹りを受けようと、思うのは無料なので。ここは誰にも譲れません。
こういう無駄に細かいところを覚えているのは得意です。
ラジオの質問の時に『携帯電波に出てくる安生さんと茸姫に出てくる安生さんは同一人物ですか?』という最高に空気読んでないメールを送ったのも今では良い思い出です。
だから、みーまー8で安生さんの名前が出てきた時はすごく嬉しかったですね。
あと、がっきーの回想であった葬式の未亡人は携帯電波さんですよね。
この頃からしっかりクロスオーバーさせるの好きだよなぁ、いるまんとしみじみ。

いるまんって、結構事あるごとに「死んだらどうなるのか」ってことを言ってますけど、この『茸姫』は数ある「こんなかんじなんじゃないかなぁ……」の中の一つなんでしょうか。
死んだら死んだ時の姿のままあの世に逝くのなら若いうちに死んだ方がいいんじゃないかって話になってくるわけでそんな話をいるまんもしてましたが、自分としてはあの世はあろうがなかろうがどっちでもいいんじゃないって考えです。
そんなこと死んでからじゃないと分からないんだから。言い換えれば、死んだら自ずと分かるわけで、自分はまだまだ死ねないわけで(少なくともいるまんが作家である間は)考えても仕方ないじゃんってカンジです。でも、考えるのは面白いし、結構色々考えたりしますけどね。あってもなくてもどっちでもいいんですけど、やっぱりあったほうが面白いよな、とは思います、あの世。

虫神であらせられる蝉様に交渉すべくがっきーが必死に似非イングリッシュを駆使するところにはめちゃくちゃ笑いました。いるまんの似非イングリッシュは漏れなく大好物なんですけど、ここのそれはその中でも屈指の面白さです。わけわかんないんだけど、なんか通じちゃうところが好きです。香子も素で突っ込んでるしw新城もパパゲーナパパゲーノ言ってるし。ここら辺のカオスっぷりがもう、最高ですw
あと、いるまんって蝉好きだよなぁ絶対。それかすっごく嫌いか。バルタン星人同意。

ジャンルで言えば、SF(死後の不思議)な物語。になるのかな?
最終的にがっきーが受け入れた、選んだ、嫁のリポDになるということ。
幸せってこういうことだよなって入間作品全部に一貫して感じているものがぎっしり詰まっていて。
最後の2ページは全文引用したいくらい、素敵に大好きです。

生きることに悩むこと。
死ぬことに怯えること。
全て、一度失ってしまおう。


『人間は二回死ぬ。身体が終わりを迎えた時。そして、皆に忘れら去られた時だ』みたいな言葉がありますが、死後の世界があったとして、もう死ぬことは無いそこでの『死』とは忘れること、なのかなと思ったり。自分が死んだことさえ忘れてしまったら、自分の存在はなかったことに、生きてきたことそのものがなかったことになって、そこには『生』でも『死』でもなく『無』だけが残るんでしょうか。
というようなことを考えていたらなんだか今日は知恵熱気味なのでこの辺でそろそろお終いという方向で。

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