にご『きみがきみでいたころ』 感想

入間人間公式サイト『入間の間』掲載Web小説“にご『きみがきみでいたころ』”感想です。

あのバカップルの甘いお話。

この紹介文書いた人はドSですね、間違いない。
いるまんのことなのでまたミスリードを仕掛けてくるのではないかと構えていましたが、ストレートに幼き日の真みーくんこと菅原道真くんの一人称でした。
彼がまだぼくだった頃のお話。
近所でも有名なバカップルだったんですね、みーくんとまーちゃん。
これって1~3年生のはずですけど、その頃からちゃんとホワイトデーのお返し用意するとかやっぱりイケメンは小さい頃からイケメンですね。

あいくんもホワイトデーのお返し買いに来たのかな? ん? やっぱりイケメンは以下略。
この頃はあいにも友達いたんですよね、竹田くんとか。

きーみーが笑ってくれるーならー、ぼくはー。

曲自体は聴いたことはありましたが、改めて歌詞を聴き取ってみると……なんですかこれ、みーまーのテーマソングですか?
“ここにいるよ 愛はまだ ”、“君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる ”のフレーズが突き刺さるんですけど。
読み終わってから聴くと涙はらはら必至です。

幼き日の、ぼくとぼく。

なんていうか、絵に描いたような幸せな一家ですね。

まーちゃんはいつもにこにこして優しい子だけど、ちょっと強引なところもあった。でもそういうところもいい。

そして、本当に微笑ましいばかっぷる。
ずっと眺めていたくなる、幸福に満ち溢れた風景。
菅原母も面白い人ですね。道真くんの正直なところは母親譲りだったと。

まーちゃんとずっと、仲良く暮らしていてほしい。

ここで、もうダメでした。
ずっと堪えてた涙がじわっと浮かんでこっからは泣きっぱなしですよ、ええ!(謎ギレ
この絵本は完成したんでしょうか。してるといいなぁ。
勢いに乗って飛びついてくるかと思いきや、一旦机にクッキーを置きにいく辺り、小さい頃のまーちゃんは冷静さを兼ねそろえていたんですね偉い。

 大好きだなぁ。
 あいしてるなぁとまで思っちゃう。
 ぼくはまーちゃんと固く約束する。
 そして声に出さないけれど、密かに決意する。
 この子との約束だけは全部守る。
 嘘つきにならないと、誓う。

なんで、なんでこんな良い子が……なんかもう、悲しい通り越して悔しい。
どうしても南さんのこと嫌いになれないところあったんですけど、流石に嫌いになりそうです。
こんなこと言ってもなんの意味もないですけど、あの事件さえなければミッチーは絶対約束守ったと思います。
if世界のあいくんには悪いけど、こりゃ二人の間に入り込む余地はないよ。
それが、こんなにもお互いを大切に思っていた二人が、あんな最期を迎えることになるなんて、そんな残酷なことがありますか?
大好きな女の子に殺された男の子。
大好きだった男の子を殺した女の子。
幸せになるはずだった、ぼくときみ。
今、10巻読み返したら確実に号泣するだろうなぁ。
だって最期、咄嗟にマユを殺そうとした道真の姿が辛すぎます。酷すぎです。
でも、それでも、約束は守り切れなかったけれど、“嘘つきにならない”、その誓いは貫いていたと私は思います。
ほんと、ミッチーめっちゃイイ子! 大好きだよ!


最後に1つだけ。
前回のバレンタイン『マコくんち』と比べて、今回のホワイトデー酷くないですか?
いや、内容自体はどちらもハートフルなハッピーライフなんですけど、落差っていうかさ、そういうのあるじゃないですか。
この後どうなるか分かっている読者にこんなの読ませるとかいるまんは鬼ですか?
分かった上で、狙ってやってますよね?
まぁでも、いるまんのそういうところも好きなんだな、これが。
というわけで、ちょっとしょっぱすぎましたけど(涙的な意味で)、素敵なホワイトデーをありがとうございました!

1つだけと言ったな、あれは嘘だ。
今回のタイトルの“にご”の意味が最後までわからなかったので、もしわかった方いらっしゃいましたら教えてください。

自分なりに解釈してみました↓

にごの意味はごに

Leave a comment

Private :

Comments

登場人物からすれば事件さえ起こらなければみんな幸せなはずだった・・・でも読者からすると事件が起こらないとみーまーに出会えなくなる・・・南さんが家庭内暴力→誘拐→殺人って進化(笑)してくれないと物語が始まらないですから喜べばいいのか悲しめばいいのか迷いますねー

わからない元ネタはこのサイトやイルティマニアにお世話になってるので寂さんがわからないとなると一問一答を頼るしか・・・自分も絵本や台詞のパロディなど調べてみたんですがひらがな2文字なので中々に難航してます
にご・・・丹羽なら慣れ親しんでるんですけどねー
Posted at 2015.03.14 (16:57) by yuu2 (URL) | [編集]
Re: yuu2さん
あの事件さえなければみーくんとまーちゃんは幸せなままだったと思います。
でも、天野あいくんや恋日先生、浩太くん、杏子ちゃん、佐内利香ちゃん、その他大勢は不幸なままだったかもしれません。
あの事件があったおかげで救われた人や幸せになれた人がいるのは紛れもない事実なんですよね。
シビアなまでに『幸せの背景は不幸』なんですけど、そうは言ってもやり切れない思いもやっぱりあって……

一問一答は正直あんまり頼りたくないです。この場合は自作の解説になっちゃうと思うので。
元ネタがあるパロディなんですかね? どうもそうは思えないのですが。
う~ん、もやっとします。
Posted at 2015.03.15 (03:11) by 天野寂 (URL) | [編集]
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
09 11
発売カウントダウン!
入間人間著作一覧
10/10更新

刊行年月日順リスト

シリーズ別著作リスト

刊行予定リスト
天野寂のお気に入り
Profile

天野寂

Author:天野寂

“あまのじゃく”と申します。
読書メーター始めました。

このブログについて

Recent Entries
RSS
Recent Comments
Categories
Archives
FC2カウンター
RSSリンクの表示
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード