いもーとらいふ 第3話「16~18歳後半」 感想

電撃文庫MAGAZINE Vol.44掲載『いもーとらいふ 第3話「16~18歳後半」』の感想です。

妹、お風呂上がり。

身体を拭きながら出てくる。
熱いからか下着一枚で寝間着も着ていない。

乳を見せるな、乳をと呆れつつ――

抜粋センスがぶれないなと負の信頼感すごい編集さんに呆れつつ――
イラストですが、素晴らしい!
何が素晴らしいっていもうとちゃんの黒髪ですよ黒髪!
今までは黒じゃなく薄紫っぽく塗ってあったのでピンと来ませんでしたけど、ここに来てフライさんも本気を出してきたようですね!
現状セミロングなのでもう少し伸ばせば彼女にも届きうる黒髪ロングへと変貌する可能性は大いにあると感じました。
がんばれいもうとちゃん、背はダメでも髪は伸びる!
ただ、フライさん横顔はちょっと苦手なのかなという印象を受けました。

あー、まだ引っ張るんだそのネタ>妹もののAV
これは処分する前に結局いもうとちゃんに見つかってしまうパターンと見ました。

いいロリコンなんていない、と宣ったらしい彼女の知り合いのお嬢様。
すごいクロスオーバーの香りがしますが、該当しそうな人物ヒットせず。

守らないと、という使命感に駆られるのはわかります。その気持ちはすごくよくわかります。
でも、大学生にもなった妹の送り迎えに加え、本当は講義にも同席したいってのはちょっと、いやかなり……

 薄々感じていたけど、俺は少々、妹を大事にしすぎるきらいがあるらしい。
 といっても本当に少しだけだが。

少しじゃねーよ、このドシスコン。
この自覚があるようで自覚してないところ、質悪いです。

やっぱり彼女最高ですね!
今年の入間ヒロインの中だったら一番好きかもしれません。
ほわほわしてるかわいい系も悪くありませんが、キレッキレの綺麗系が至高なのは確定的に明らかです。
予想通り、一人っ子だった彼女。
言葉でしか兄弟を知らない彼女からしてみれば、彼氏が自分以外の若い女と同棲してるようにしか見えないわけで、そりゃあ許せないよなぁと。
仮に一人っ子じゃなかったとしても、彼女の言う通り、年齢を考えれば彼ら兄妹のやっていることは一般的とは言い難いのは紛れもない事実です。

「私は、私より大事に扱う女のいる男なんてお断りよ」

痺れた。色んな意味で。
あんなこと言ってましたけど、彼女はきっと追いかけてきてほしかったんだと思います。
店を出てしばらくは後ろを気にしながら歩き、やがて「あぁ、追いかけてこなかったな」と諦め、次第に怒りが沸々と湧いてきて、家に着いたところで独り泣き出す、とかだったら俺のこと1発殴ってもいいですか? いいですよね?
でも、その場凌ぎで取り繕おうとしなかったのはある意味誠実と言えなくもなくて。

 彼女の望んだ甘さだった。

3年連れ添った2人の苦い苦い現実と甘い甘い理想のギャップ。
アイロニーに溢れたこの一文、大好きです。

親愛というには過剰すぎる気がして、じゃあ近親相姦や禁断の愛なのかというとそっちの方向でも全然なくて。

 誰かを愛して満足できるなら、相手が誰でも構わない。
 行動や結果といった具体的なものが伴うことだけが愛とは、限らなかった。

一言では表せない、歪で純粋な愛の形。

 言葉を砕けば俺はめっちゃ妹大好きで、他がどうでもいいだけの人間だ。

妹の部分を家族に置き換えたのが私です。いるまんに置き換えても可。
それはさておき、この一言に『いもーとらいふ』のすべてが集約されていると言っても過言ではありません。
大抵の入間主人公が持っているスタンスとも言えますが、俺の場合はそれが極端に顕著で、更に対象が身内というのがアレなわけです。
ところで、かなり長いこと半裸状態なのに微塵もエロさを感じさせないいもうとちゃんは根っからの妹気質ですね。
ボンキュッボンなナイスバディだったりしたら多分話終わってます。
そういう意味でも全然エロくないフライさんのイラストはぴったりだなと思いました。

「いたけど、別れた」

まだ完全に別れたわけではなかったのに、その一言を口にしてしまったら決定的に終わりじゃんか……俺もそれを後悔してショックを受けているのかと思ったら、妹がショックを受けていることにショックを受けているのかよ!
末期じゃねぇか! 手遅れだよ!

「悪かった」

うわぁ、クソだわ。
クソだと自覚しながら言ってるのがもう……どうあがいても取り返しつかない。
そもそも前提がこうだったのだから、取り返しもクソもないんですけどね。
気づかないふりをして、見えないようにして、認めないために逃げたつもりだったけど、結局同じ道を歩いていたとか、これが業か……って感じです。

人は一人では生きていけない。
そして、俺は妹と共に生きていく。
ってなんかもう手の施しようがないです。
片方だけならともかく、お互いに許容し合っているという救いようの無さ。
まぁ、それこそが唯一の救いでもあるんですが。

同じく妹を持つ兄としては共感できる部分もたくさんあるので、一概に彼を気持ち悪いシスコン野郎と断ずることはできないのですが、それでもやはり彼らは歪な兄妹だと思います。
決定的な違いは独占欲(執着心と言った方がふさわしいかも知れません)の有無かなと。
彼は妹を守っているつもりですが、実際のところ、守りたいから守っているんですよね。
結果的に守れていることももちろんあるでしょうが、それが必要かどうかはどうでもいいんですよ彼にとって。
妹を繋ぎ止めておくために守っているわけです、要するに。
妹も妹で、自分には兄がいないとダメだとほとんど無意識レベルで思い込んでいる節があるというか、あえて庇護欲をそそる存在のままでいようとしているように見えるんですよね。
お互いがお互いにお互いの望む兄像、妹像を演じていると言いますか……演技って言うとまたちょっとニュアンスが違う気もしますけど。
そこが歪に見える一番の要因かなと思いました。

どんな結末になるのか非常に気になりますが、大体3~4話掲載のち文庫化なので次号電マガはまた新作かもしれませんね。
願わくば、彼女さんの出番がもう一度くらいほしいなと。
流石にあれでフェードアウトは悲しすぎます。
もちろん、次の別れがもっと悲惨になることはわかってますよ。それでも、です。

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