美少女とは、斬る事と見つけたり 試し読み 感想

8/8発売予定『美少女とは、斬る事と見つけたり』試し読みの感想です。

電撃文庫|美少女とは、斬る事と見つけたり 試し読み

試し読みの感想なのにかなり長いです。
本感想に使い回す予定なので、発売前に色々予想するの楽しい! って方以外は読まなくてもいいかもです。
まずざっと一読してみた感想ですが……想像していたのと全然違ぇ!!

世界に害を為す「超能力者」は一人残さず斬り殺す。辻斬りを邪魔する奴も全員殺す。

あらすじ(↑の部分)から、殺すのは超能力者とそれを邪魔する者だけの超能力者狩りガール的なお話だと思っていたら、人殺し自体を楽しむとんだシリアルキラーだったという……え、春日透が本作のヒロインなんですよね?
よもやアオミドロもとい新城より危ないサイコパスが出てこようとは。
しかも、ヒロインとして。
攻めてきましたね、きるまん(斬間人間の愛称)

これも予想外だったんですが、彼女自身も超能力者なんですね。
冥王星O風に言うなら、【物を透明にする女】と言ったところでしょうか。
しかも、効果範囲→ほぼ無制限、発動条件→不明ですがかなり緩そう、持続時間→無限、とヒロアカの透ちゃんの完全上位互換というチート性能(透ってつまりそういうことだと思うんですが、いるまんがこういう名付けするのって珍しい気がします)
隠密行動、隠蔽工作に持ってこい、まさに殺人にうってつけの能力で、透ちゃんが運命を感じちゃうのも仕方ない『力』ですね!

それでは、冒頭から順を追って感想語っていきます。

激闘の末、更地になったのかと思ってましたが、透ちゃんの能力で一帯の物体を消してたんですね。
いくらなんでも無体すぎるでしょ、その能力……
入間さんの三人称、また一段レベルアップしましたね。
たった2ページでありながら、睨み合う両者の立ち居姿はもちろん、二人の間に流れる緊迫した空気までもがありありと伝わってきます。
ところで、何かすごく既視感を感じた方はいらっしゃいませんでしょうか?
ラストの展開を冒頭に持ってくる構成といい、相対する異形の二人といい、そう、これはまさに入間版シグルイ!!!
両作品共にタイトルの由来が『葉隠れ』なのを考えても間違いないでしょう。
入間版シグルイやるんだったら超能力とか無しでガチの実力勝負が見たかったなぁ
なんで講談社タイガはいるまんを引き抜かなかったんだ!

竹箒を咥えて掃除する黒髪女子高生……シュール、とってもシュール。
なのはいいとして、ばっちぃよ! 掃除用具を咥えるのはどう考えてもばっちぃ!
てか、両腕使えない子にも掃除させるとかすごい学校ですね。

ある日、前触れもなく。
消えてしまったらみんな、どんな顔になるだろう。
周りが私を見るような目に、なるのかもしれなかった。

彼女の能力を考えると最初と全く違う意味に思えてきて怖いです。
おそらく両腕が不自由な彼女に普通に接してくれる数少ない存在であろう中学からの同級生を一貫して『同級生』としか呼ばないところから彼女の人間性が垣間見えます。
なんていうか、日常生活は如何に普通の女子高生を演じるかしか考えてないというか、効率よく人を殺し続けるために必要だから仕方なくって感じにしか思えなくて、一番危ないタイプの殺人鬼じゃないですかヤバすぎる。
かと思ったら、あぐあぐって……あざといな流石黒髪ロングあざとい。

超能力が世に認知されてから、十三年が経つ。
そのあたりのことはよく覚えていた。当時住んでいた地域で大々的な争いが起こり、その後に世に公表されたからだ。それまで社会の影に隠れて好き放題していた超能力者の存在が一人の人間によって露見し、表立った大規模な事件となったことで世の常識となった。

超能力者がいるということは『トカゲの王』と同一世界と考えて良いのでしょう。
超能力者の存在が一般人に認知されるようになった大事件とやらにトカゲくんが関係しているのかはともかく、『トカゲの王』から少なくとも13年以上経っていることが分かります。
『トカゲの王』の超能力者たちは影に隠れて好き放題しているって感じはありませんでしたけど。

日常生活で足を使って扉開けてるの!?
スカートの中見えちゃうじゃん!
乙女としては由々しき問題なのでは?

電話の掛け方すごい。
でも、現代だったら音声認識&ハンズフリーで電話くらい掛けられますけど。

え、食事も足でできるの?
想像しただけですごい格好ですね……扉開けるのの日じゃないくらいパンモロになると思うんですけど大丈夫なの??
身内はいいとしても、学校とかではどうしてるんでしょうか?
普通に友人たちと食事摂っているみたいですし。

箸は人前では使えないのがもどかしい。

スプーンならまだしも箸も使える…だと…?
人前で使えないのはスプーンの比じゃないくらいパンモロしちゃうからなんでしょうか。とても気になります。

事故に遭ったのが七年前ということは当時小学三年生。
あらすじ時点ではその事故で両親を失い、両腕も失って祖父に育てられたのかと思っていましたが、そんなこともなく。

 父親は電気屋に勤めて、母親は塾講師。兄はただの大学生で、弟もありがち中学生。
 ごくごく普通の家である。だけど、そこに私が生まれた。
 無から有は生まれるのだ。

いわゆる、純粋悪。
生まれついてのサイコキラーとか手の施しようがありません。

ちょっとばかりおばかさんな透ちゃんかわいい。

あ、着替えは一人じゃできないんですか。
箸使えるくらいだからそのくらい余裕かと思ってました。
まぁ、パンスト履くのは足だけじゃ絶対無理ですよね。
口使えばいけそうな気もしますけど、破れたり唾液でベトベトってオチが待ってそうです。

足首から下だけ出てたのは透ちゃんのうっかりミス?

「ちぃっとやりすぎたのかもなぁって」

男パートのミスリード臭がやばいです。
いるまんがわざわざ交互に視点を替えてる時点で何かあると思ってしまう体質なので気のせいの可能性も高いですけど、この相方も超能力者なのでは?
男は殺されて、次の男パートの語り手は別の二人とか。
まぁ、序章からいきなりそんな分かりにくいことしないだろって言われたらその通りなんですけど。

抜刀の仕方かっこいい……!

挿絵だと木に刀刺して、根っこの上に座ってるようにしか見えないんですが、殺した相方の上に座ってるってことですよね?
自身の透明化は気を抜くと解けるっぽい?

あっけなく殺されてしまったというのに、なんという幻想的な最期。
致命傷の痛みをも凌駕する、自身が消えていくという恐怖。
己が見えなくなって見えたのは、邪魔するもののない世界、その美しさ。
あらすじから推測するに、この男が生き長らえて彼女に復讐するという展開になりそうです。
でも、復讐ではなくもう一度あの景色を見るためだったっていう展開の方が素敵なので、期待してます。
それはそうと、生き残ったとして彼はあのまま透明人間になるはずなので、冒頭の怪人ではありませんよね。
とてもじゃないですけど、1巻で終わる気がしません。

本当に楽しそうに人殺しますね透ちゃん。るんるんじゃん。
てか6人も殺してたんだ……くわえて運ぶとか顎力はんぱないってレベルじゃねーですな。
もう薄々そうだろうなとは思っていましたが、女性の行方不明事件の犯人も透ちゃんだったと。
今までに一体何人殺してきたんでしょうねこのマッドガールは。
壁は高い方が燃えるっていう上昇志向が強いところは素晴らしいんですけど、もっと違うところで発揮してほしかったな!

あらすじの世界に害を為す「超能力者」は一人残さず斬り殺す。って大分語弊ありますよね。
世界に害を為すから殺すわけではなく、自身の障害になり得る存在であり、一般人よりも殺しがいがあるから殺すってノリですもん。
こんな設定にしてどんなオチにするのか、全く予想がつかないという意味で結末がすごく楽しみです。




珈琲貴族さんのブログ『珈琲貴族ノ館』にて『美少女とは、斬る事と見つけたり』が紹介されていました。

美少女とは、斬る事と見つけたり

第一巻のジャケットはヒロインの春日透さん

ってシリーズもの確定かよ!!
試し読みの段階で1冊では終わらない気配してましたしね。
正直、やっぱりそうか……と思いました。
これで現行シリーズが8つ。
『シリーズとは、終わらぬ事と見つけたり』とか思ってませんよね、入間さん?

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