安達としまむら6 感想

“あだむら”は『安達はののむら』の略称説が浮上してきた『安達としまむら6』の感想です。

夏休み後半。安達のしまむらへの想いは高まり──。
女子高生二人の日常が、ほんの少し動き出す。

安達としまむら6p
 喧嘩の仲直りを経て、元の関係に戻ったかに見えた安達としまむら。しかし、安達のしまむらへの想いは、現状維持で満足することを許してくれず、流されるのでは無く、自ら先へ先へと進もうとしていた。
「しまむら、遊ぼう!」「え、無理無理。お盆は祖父ちゃんたちの家に行くから」
「そうなんだ……何泊?」「三泊四日の予定でございます」「じゃ、じゃあ。四日後、また来ても……」 「あー、じゃあ帰ったら電話するから」「待ってる」
 しまむらを待ちきれず、電話とメールで連絡をしてしまう安達。そんな様子に、しまむらの中でも安達への想いが変わりつつあった。そして迎えた花火大会の夜。浴衣を身に纏い、お祭りの喧噪の中を歩く二人。安達のしまむらへの想いは、花火とともに大きく舞い上がる。

Q.オーガニック的ななにかとは何か
A.百合
表紙
前回と違って内容通りなカバーイラストでした。
しまむらの無邪気な笑顔大奮発でしたもんね今回。

口絵1
このしまむらかわいい。
ラフな格好に帽子でおさげ。クリティカルヒットですよ、ええ。
地味なんだけど、ちゃんとお洒落なところが流石のんさんだなと。
さらに今回は帽子の色だけでなく汚れまで再現されていて見直しました(謎の上から目線

口絵2
水着の上下が全然合っていないのですが、今はこういうのが流行っているのでしょうか?
左右別の柄の靴下を履く的な?

口絵3
表紙のお団子しまむらを見たときから既視感を感じていたのですが、この絵を見た瞬間「ハニワさんのお団子の子だ!」とすっきりしました。
ちなみにこの子です↓
odango.jpg
……こうやって見るとあんま似てないですけど、この口絵の雰囲気がめちゃくちゃハニワ曲っぽいんですよね。
そのままPVに使えるレベルだと思います。
というわけで、安達としまむらの劇場アニメ化もよろしくお願いします。

SDキャラ
二人共かわいいですけど、しまむらのかわいさがヤバイ。
このイラストのラバスト出たら買いますんで、どうかご検討を。
アホ毛ハートが地味にgood。

『ビター・スイート・メモリーズ』

以前に書いた感想がありますのでそちらをお読みください。

可能性としては低そうですが、もしかすると男の子かもしれませんね。

見事的中でした。流石ミー!(ドヤ顔
も、もちろん、人間じゃない可能性も考慮してましたとも(嘘

そういえば、しまむらからハートが返ってきた安達のリアクションは見られませんでしたね。残念。
まぁ、容易に想像つきますけど。

今回も前回に引き続き、章題の元ネタは『ブレンパワード』から。第23話『スイート・メモリーズ』より。

第一話 『カレンダーの向こうで』

元ネタは『ブレンパワード』第17話『カーテンの向こうで』より。

ゴン、お前だったのか。10年来の友達というのは。
のんさんのイラストだと老犬じゃなくてむしろ子犬に見えますが、のんさんの絵柄であんまりリアルにヨボヨボ感を出すのもあれなので仕方ないと思うことにします。
そうかぁ、犬かぁ……これ絶対最期泣いちゃうやつだ。

お母さん名前ふつー、良香ってふっつー。
百歩譲ってそこは香月でしょうが! もしくは鏡花水月でも可。

岩谷老人は相変わらずお元気そうでなによりです。
そして、まさかのお隣さん交流記(ただし爺と爺)
世界って狭いわー。
というわけで、岩谷のジジーが大活躍するクロクロクロックシリーズ全三巻絶賛発売中!

誰かを失ったとき、自分は泣くだろうか。
どれくらいの親しさであれば、自分は泣けるのだろうか。
私は犬や猫みたいな大きな動物を飼ったことはありませんが、小さい頃はよくカブトやクワガタ、ザリガニやカエルなんかを飼っていました。
大半は逃がしてあげたり逃げられたりだったんですけど(余談ですがオタマジャクシからカエルになった途端、1匹残らず逃げられたのはめちゃくちゃショックでした)、中には死んでしまった子も当然いました。
直後は悲しいけど泣くほどではなくて、お墓を作ってあげて、一日が終わって、布団に入ってふと思い出し、急に悲しくなり泣いてたなぁというのをぼんやりと覚えています。
高校生ぐらいのときだったか、母伝に小学生時代の同級生が事故で亡くなったと聞かされました。
よく一緒に遊んでいた仲の良い友達だったのに、私は泣くことができませんでした。
葬式に出ていればまた違ったのかもしれませんが、言葉で聞いただけでは実感が湧かなかったんだと思います。
そして今、ゴンに再会したしまむらの姿が末期がんの祖母に会うときの自身の姿と重なって、胸が痛いくらいに締め付けられる思いでした。

青と白が好きってそれ完全に入間さんの好みやん。
チャイナドレスの挿絵は文句なしに素晴らしかったです。謝謝。
でもどうせなら新人さんと一緒にダブルチャイナでお願いしたかったアルヨ!
この新人さん、口調や足が長いという描写からして、4巻で初登場、5巻にもちらっとだけ出てきた文学少女ですね。橘川英次ファンの。
……黒髪ロングチャイナチャンスを逃した恨みは深いです(真顔)
ところで、「あのねのね」だけなんかキャラ違ってないですか?

P46-48の安達竜太郎議員の演説はもうホントヤバかったです。
ツボに入りすぎて体に力入らなくて危うく文庫を取り落とすところでしたよ。
この3ページはしばらく開けないですね。非常に危険です。
今もこの感想書きながら思い出し笑いで苦しいぐらいですから、まともに読み返すなんてとてもとても。
それにしても、5巻でのあの恐怖を一瞬にして爆笑に変えてしまうとかいるまんは天才です。
むしろ、ここのインパクトが強すぎて、他にも良いシーンいっぱいあるんですけど、全部持っていかれた感が否めません。
そんなわけで、何考えているのかわからなくて怖かったしまむらでしたが、蓋を開けてみればなんてことはない、「いや、そりゃそうだよね」と納得できる単純なアンサーでした。
面倒くさいと言い放つかはともかく、同じ状況だったら自分も同じような結論に至ると思います。
これは流石にワンモアは無理でしょ。とりあえず、何事もなかったように振る舞おう、うん。ってなりますなります。
やっぱりしまむらはミーでした。絶賛シンクロ中。
いやでも、煮込みすぎた粥は酷い。
テンションのおかしいしまむらオカンを見て、何故か女々さんを思い出しました。

樽見は今回、電話越しのみの登場でしたね。
安達に大きく水をあけられてしまったので次巻以降の奮闘に期待です。
まぁ、正直もう無理かなっ!
彼女には友達ポジションで頑張ってほしいです。たるちゃんファイト!

「あはっ」って笑うのを見ると「ああ、入間主人公だなぁ」ってすごい感じるんですけど、わかる人はいらっしゃるでしょうか。

 わたしが見ていない間も日は暮れて、人は生まれ、誰かと出会い、誰かが死に、どうにもならない大きな問題があって、遠くの国の風車は回り、どこかの自販機でコーラが売れて、深海の生物はひっそりと息づく。
 変わって生まれて満たされて。
 老いて乾いて失われていく。
 わたしはそこのところをあまり、分かっていなかった。
 無知と無邪気の合わさった子供の頃から、なにも変わっていない。

変わったこと、変わらないこと。
変わらないもの、変わっていくもの。

癖になったというか、ハート送るとしまむらからハート返ってくることに味を占めてますね。
ハートの数絶対カウントしてる。間違いない。

おまけ「永藤来訪者ならず」
夏休みに家を訪ねてきた友人に飲み物あげるルールでもあるんですか?
そういえば、ポケモンの新作の舞台もわいはーみたいですね。うん、全く関係ない。

おにくとヤチーという珍しい取り合わせですが、息ぴったりですねこの2人。
そしてついに呼称が『水色娘』になっちゃったよ。
編集さんやのんさんに対する無言のアピールに思えてならないのは私の考えすぎでしょうか。

永藤はしまむらのこと的確に理解していますね。
そして、ナチュラルに惚気けてくるのすごいなぁ。
自然すぎて惚気だと気づくのに一瞬「ん?」と間が要ります。

こらこら、ヤチーに友達との正しいあいさつ(大嘘)教えないの。
疑うって概念がないんだからその水色娘。

『今日の安達さん』
そうか、安達サイドからすればそういう考えになるのか>私の水着写真なんてどうするの

第二話『故郷の犬』

元ネタは『ブレンパワード』第4話『故郷の炎』より。

駄々をこねるしまむら、略してだだむら。レアレアのレアですね。
そして、ゴンをしまむらに置き換えるとそのまま安達になるという。
子どもの頃にはありがちなことですけど、高校生にもなって同じことをやっているのが今の安達だと。
ここで重要なのは、しまむらにもかつてそういう相手がいた、そういう感情があったという事実です。
しまむらのこれからに関する布石ですね、きっと。

岩谷老人再び。
カナとしまむらは一回り離れてるはずなんですけど、同レベルで遊んでくれていたのか。ヤサシイオネエサンダナー。
岩谷老人が嬉しそうなのはなによりなんですが、これはうざい。
知らねーよ、なんだよ秘めた知性って。となるのも無理からぬ話です。
自慢話のお礼にボロのつりざおくれるとかRPGのモブみたいですね。
このお爺さん、これからいろんな作品で出てきそうだなと思いました、まる。
ってか、弟子入りしてから5年経ってまだ見習いなのかカナは。
才能はあったっぽいので、円子師匠としては早々に教えることもなくなりさっさと出て行ってほしいのに、独立するの面倒くさいし弟子のままの方が楽だからっていう理由で居座り続けているのが実情なんじゃないかなと想像しました。
で、一度そう考えるともうそうとしか思えなくなってきました。
5年以上もカナの師匠やってる円子さんの苦労を思うと涙を禁じえません。これからもがんばってください、師匠!
ところで、あれから5年ということはカナ29歳? 29? 時の流れって怖いね。
というわけで、岩谷カナが陶芸家を志すまでのエピソードを綴ったクロクロクロックシリーズ全三巻、好評発売中!

川で血だらけになったのって祖母ちゃんかよ!
なんとなく、実体験っぽいなと思ったのですが、入間さんのお祖母さんの話だったりするんでしょうか。

しまむら父、初セリフおめでとうございます。

私もうまく言葉で説明はできませんが、人に借りを作ることにすごく抵抗があります。
それは多分、しまむらと似たような理由で、だからここの彼女の気持ちはすごくよくわかります。
『優しさ』ってなんなんでしょうね?

樽見からの電話をやり過ごし、ゴンとの時間を優先したしまむら。
これがもし、安達からだったなら。
しまむらの天秤はどちらに傾いたのでしょうか。

「大人になったねえ、ゴンも」
 自分で発したその一言に、胸と喉と目の下が締め付けられる。
 息ができないくらいに引き絞られて、張り詰めたものが目の縁を走る。
 なんだったかな、これ。
 自分になにが起きているときに、こんな風に身体が引きつるんだったか。

入間節を痛切に感じながら、私の身体もまた引きつりました。

流石お祖母ちゃん、孫のことをよく見ていらっしゃる。

「周りとの関係を真っ平らであろうとしすぎる。高さがあることを不自然に思う。あんたはうちの娘の子供とは思えないくらい誠実な子だよ」

自分に当てはまるとかそういうわけではないですが、「あぁ……」とすごい腑に落ちました。
八方美人ではないんですけど、優先順位とかを付けずにできるだけフラットにしようとしてしまうんですよね。
特定の誰かに対して比重を置くことに抵抗があるというか。
だからさっき、樽見からの電話よりゴンを優先した自分に、潔癖で律儀なしまむらは戸惑ったんでしょう。

スマホを操るお祖母さん……誠に勝手な想像で申し訳ありませんが、モデルは母間さんでしょうか?
ボンバーマンといい、マルチタップといい、完全に入間さんの影響を受けまくってますねこのオババ。

抱月、咆哮す。
名残惜しくはありますが、驚異のシンクロ率を誇ったしまむらとはここでお別れ。
生まれ変わった、は違うな、取り戻した、もしっくりこない、本文の言葉を借りるなら、『変革』の二文字がぴったりきます。
第一部『チェリーガール ~進撃の安達~』完!
第二部『ホールドムーン ~変革のしまむら~』、堂々開幕。

おまけ「ヤシロ来訪者その10」
お祖父ちゃんのモデルは父間さんですね。こっちは間違いないはず!

寝起きのしまむライオンに対し、あだチワワかぁ……圧倒的力関係ですね。

頬ずりうじゅうじゅは永藤直伝友達の正しいあいさつですね。
うん、永藤、ぐっじょぶ。
絵面を想像するだけで和みます。

ポッキーゲームならぬ冷凍干し柿ゲームとな?
おとーさーん、おかーさーん、おねーちゃーん! 妹さんがいけない世界に目覚めそうになってますよー! 誰かー!

『今日の安達さん』
大慌てなのに下に水着を着て行ったのか……す、すごい。

第三話 『情愛錯綜』

元ネタは『ブレンパワード』第21話『幻視錯綜』より。

しまむらに犬扱いされることのすごさを理解していない安達を見守る目がどうしても緩んでしまいます。
いくら安達が犬だからっていきなりハグはいかん。安達嬉死んじゃう。

安達の危ない橋理論には関心しました。同時に爆笑もしましたが。

安達さん、前置きなしでいきなり脱ぐのはやめなさい。変な子通り越して危ない人だからそれじゃ。
一言「水着、着てきたんだ」って言うだけで大分印象変わるのに。
まぁ、安達の暴走っぷりは今に始まったことじゃないか。
そんなこんなで昼風呂展開へ。
銭湯ならまだしも、高校生が友達と自宅の風呂に一緒に入るって相当ハードル高いと思うのですが、それはOKなんだ、しまむら。
安達は安達で3日も目を離してはだめだとかその発言ちょっと危ないぞ?

しまむらが裸だったりしたら、間違いなく安達は死んでいたでしょう。結果オーライ!
しかし、水着とはいえ、JKの入浴シーンだというのにエロくないどころか色気さえ全く感じないのはいるまんの長所なのか短所なのか。
入間作品ってこういう直接的なお色気シーンは全然エロくないんですけど、たまにあるフェチ描写とかは妙に艶めかしくてエっロいんですよね。
傷口を舐めるシーンとかもやってることは別にエロくないはずなんですけど、めっちゃエロかったりするし、生理的な部分に訴えてくる描写は大概エロい気がします。
閑話休題。
家に来る。突然脱ぐ。水着になる。昼風呂を提案する。風呂に入る。抱きつく。引き剥がされる。更に強く抱きつく。のぼせる。帰る。
行動だけ抜き出すとなんなんだこいつはってなりますね。抜き出さなくても同じ結論に達しますけど。

好きだから、優しくなれる。
それも一つの優しさのかたち。
そうか、きみはそちらへ行くんだね。
ぼくはここできみのことを見守っているよ。
きみときみの大切な人に、オーガニック的ななにかがあらんことを。

学生による殺人事件のニュースにクロスオーバーの香り。
現時点で該当する作品はないので、今後出る作品で学生が人殺したら要チェックです。

久しぶりの『好き好き大好き超愛してる。』ネタにニヤリとしました。
これまでも『好き好き大好き』までならちょくちょくありましたけど。

少々Sっ気のあるしまむらさん。
そんな行動の裏にあるのは、自分にはないものを見ていたいという想い。

 きっと、自分には一生、縁のない爆発だからだ。
 それは花火が打ち上がるのを観賞するのにも似ている。

一歩引いた俯瞰視は相変わらず。
薄くはなりましたが、やはりまだまだ壁は厚いです。
相手は手強いぞ安達。

ここの演出で連想した金子みすゞさんの『こだまでしょうか』

『遊ぼう』っていうと『遊ぼう』っていう。

『ばか』っていうと『ばか』っていう。

『もう遊ばない』っていうと『遊ばない』っていう。

そうして、あとでさみしくなって、『ごめんね』っていうと『ごめんね』っていう。

安達でしょうか、いいえ、しまむら

我ながらなぜ連想したし。謎です。

好意を受け入れたとして、どうなるのか考えるしまむら。

 安達ならそれくらい要求してきそうだ。でもそれは正直、本当に面倒くさい。
 他の人間に一切関わらないというのはできそうだけれど、安達とだけ向き合うのは辛い。
 それに、そんな性格になったわたしは今とまるで別人で、そういう人間を安達はそのまま好きになっていくかということに疑問が残る。そもそも安達は、わたしのどこを好いているのだ。

いきなりばっさりいったな。でもそれでこそしまむら。
次巻からはここらへんの価値観の相違がキーになってくるのはまず間違いないでしょうね。
ちなみに最後の一文は5巻のメロンブックス特典しおりのコメントとも通じています。

最後の告白への返事もそうですが、素直に好きと言わない子ですな。
素直に「好きだよ!」とか言ってるしまむらを見た日にゃあワタクシ泣いちゃいますわ、すわすわ。
ヤチーの純粋無垢な笑顔は穢れきった私の目には少し眩しすぎるぜ……。
『青系統の色が好きだから。』ってまた念押し以下略。

樽見からの電話で、気づかいないうちに交友関係に高低差が出来ていたことを知るしまむら。
ここはなんといっても、しまむらがそれを前向きに受け取っているのが素晴らしいです。
お祖母ちゃんの言葉が響いてます。
6巻のヒーローインタビューは満場一致でお祖母ちゃんでしょう。

 友情の保管というものはげに難しきことなり。
 構い過ぎて手垢がつくと綺麗に見えなくなるけれど、放っておけば挨が積もって忘れてしまう。そして飾るためのケースに入れると乾いてしまう。何事も程ほどが肝要だ、と来るけれどそのさじ加減が難しい。正直わたしみたいな面倒くさがりには過ぎた代物だと思う。

この比喩には唸らざるを得ませんでした。入間節炸裂しまくってます。
だから、面倒くさがりは友達なんていらねぇってなるんですよ、うん。……うん。

少し前までのしまむらだったら、寛容ではあるけれど優しくはないしまむらだったら、もしかすると樽見も一緒に誘ったかもしれません。
でも、今のしまむらは、優しさを少しだけ理解したしまむらは、安達を想って、どちらもではなく、どちらかを選びました。
しまむらにとってもこれはきっと良い変化なんでしょう。少なくとも悪い変化ではないはずです。
正直、たるちゃんも好きな自分としては線を引くイメージが鮮明に想像できて辛いものがありますけど。溝の深さが辛い。

おまけ「日野帰還者」
こちらはもう安定感がありすぎて、書くことがありませんね。
「あぁ、日野とながふじだな~、以上」みたいな。
そういうことに、しておこう。

『今日の安達さん』
よし。

第四話 『飛翔』

元ネタは『ブレンパワード』最終話『飛翔』より。

安達家で久々に起きたであろう母と娘の交流。
それが例え、気不味くもぎこちない僅かな時間のやり取りで、今更手遅れであったとしても。
決して無意味ではない。意味はあった。あると想います。
こういうのがあるから安達としまむらは侮れないんですよね。

一方、しまむら家では平常運転の母娘漫才が行われていましたとさ。
しょーさんが嬉しそうなのは微笑ましくて大変よろしいのですが、お母さん普段どんだけ姉に妹の面倒丸投げしてるんですか。

ややじゃなくて結構気持ち悪い発言ではないかと。
しまむらソムリエすぎるのも考えものです。

占い師再び。
最早半レギュラーになりつつありますね、このりんごほっぺちゃん。
チャラリ~鼻から牛乳~♪ってネタ古すぎ!
生き生きしすぎっつーかなんつーかもう占い師じゃなくて的屋を本業にすればいいんじゃないかな(投げやり
タコなしたこ焼きとか売りつけてたら速攻お縄ですけど。

花火だからってイフリートを召喚するのはやめろ! 焼きつくされちゃうよ!

人間花火こと安達桜の一世一代のとっておきが夏の夜空で大爆発。

「だい、
 すき、
 だー!」

このシチュエーションの告白は花火の音にかき消されて聞こえないのがお約束ですが、そんなお約束が通じる入間人間ではありません。
そして、結局走りだすんかいあだちっちー。
でも、今回はがんばった方でしょう。
あと、今回はあまり感じませんでしたが、やはりまだ姉ないし母のような関係に見えてしまう部分が残っているなと。

初めての告白は、血の色でした。
しまむらのお返事は安達にとって魔法の言葉「まぁ、いいか」でしたとさ。めでたしめでたし。

百合か百合でないかで言えば百合じゃない派の自分としてはこのラストは「えぇー……そっちいっちゃうの?」でした。
そうかぁ、付き合っちゃうのかぁ……そうなると流石に百合じゃないとは言えませんねぇ。
1巻から6巻の途中までは百合じゃなくて、それ以降は百合ということでここはひとつ。
まぁ、入間作品は最早『入間人間』というジャンルなので、安達としまむらも入間人間です。

そんなわけで2人のお付き合いが始まってしまうわけですが、じゃあ続きが楽しみじゃないかというと嫌ではない、ですね、はい。嫌ではないです。端的に言って、超楽しみです。
いるまんが描く同性愛のかたちとその行く末は純粋に興味があります。
いるまんが描く近親愛のかたちとその行く末を描いた新作『いもーとらいふ(上)』7/9発売予定!(宣伝)

今後の展開を少し予想してみます。

・周囲の反応
しまむらも危惧していますが、アブノーマルな恋愛に対する周囲の反応と、それに対する2人の反応は避けては通れないでしょう。
オープンに行くのか、秘密にするのかも気になるところ。
普通に考えれば隠すでしょうけど、片方が安達ですからねぇ、すぐバレそうです。

・価値観の違い
これは同性愛も異性愛もあまり変わらないと思いますが、大きな見どころのひとつです。
もちろん、これまでも大きなテーマだったんですけど、これからはより深い部分でぶつかっていくことになるでしょうから、5巻以上の波乱も起こるんだろうなと考えるとわくわくします。色んな意味で。
例えば、しまむらはこれまでとほとんど変わらないならいいか、と告白OKした節があるのに対し、安達は今までよりももっとしまむらと近づきたいと思っているとか。
例えば、しまむらに自分だけを見てほしい安達と、安達だけと向き合うのは辛いしまむらとか。
甘々なのも悪くないんですけど、個人的にはガンガンぶつかり合って仲を深めていってほしいなと思います。

・ゴンとの死別
遅かれ早かれやってくるであろうお別れのとき。
絶対号泣しちゃうんでやめてほしいですけど、物語的には二度とない安達の頑張りどころなので、ここを書くまでは続いてほしいという矛盾したファン心。

・2人の結末
一言で言えば、2人はいつまで付き合うのか。
安達が一生添い遂げたい想いなのは最早読者の共通認識ですが、問題はしまむらです。
告白を受け付き合うことにはなりましたが、しまむらはせいぜい卒業までくらいの認識な気がしてなりません。
でも、今回の付き合う展開も予想外だったので、もしかしたらはあるかもしれません。
いつかひょっこり別作品で『やけに仲の良い二人組の女性が歩いていた』みたいなクロスオーバーがあったら……素敵かもしれませんね。

メロンブックス特典しおりコメント
あとがきの前に、「だから、これをあとがきに書こうよ!」と声を大にして叫びたいしおりコメントの感想を。

気づいたら、人生の一部どころか大半が愛や友情、勇気という名の入間人間成分で構成されていました。
安達としまむらに限らず、あなたの紡いだ作品はとても大切で幸福な思い出です。
そして、そんな私が入間さんの幸せに繋がっているということがすごくすごく嬉しくなるメッセージでした。
いつもいつもありがとうございます。

あとがき
いるまんの頭にはTOEICが搭載されているんですよ。イルマヒトーエック的な。

日野と永藤の名前の元ネタもLIVE A LIVEだったんですね。
やっぱ一度遊んでみたいなぁ。3DSのバーチャルコンソールもおねがいしますよ任天堂さん。

薄々思っていましたけど、三木さんは安達としまむらの担当ではないんですね。
ということは担当が変わっていなければ小野寺卓さんなのかな?
とりあえず、誰でもいいのでヤチーの髪色ぐらいはいい加減修正してください。

著者近影
ハルちゃん可愛すぎかよ。
イラストでこんだけ可愛いんだから、実物はさぞや可愛いんだろうなぁ。
入間の間のギャラリーにハルちゃんとじいじのツーショット載せてくれないかなぁ(チラッ

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Comments

大変ご無沙汰しております。半熟タマゴです。
今日、安達としまむらの6巻を読み終わったのですが、あまりにも衝撃を受けてしまって、どこかにこの思いを吐き出したくなり足を運んだ次第です。
発売してから1ヶ月以上経っており、今更感が半端ないですが、お許しください。

前回のしまむらの刃で心を抉られたので、今回も何かあるかもしれないと身構えてた所にあのラストだったので驚きました。
全くの予想外な展開に、『えっ!? いいの? 付き合っちゃっていいの!?』と気持ちが昂ぶってしまい危うく叫び出しそうになりました。
通勤中の電車の中なのでぐっと堪えましたが・・・。家だったら確実に叫んでいたことでしょう。

私は百合が好きで、色んな作品を見たり読んだりしています。
安達としまむらも勿論大好きです。
でも、付き合う所まで行くとは正直思っていませんでした。
今回付き合う事になって嬉しいです。すごく嬉しいのですけど。心の奥の方で何かモヤモヤしたものがあるというか・・・。
上手く言葉に出来ないのですが、安達としまむらにはこのままの関係でいて欲しかったと思っている自分がいるのだと思います。
安達としまむらが恋人関係になるというのがどうもピンとこないのですよね。
じゃあ、何ならいいのかと言われると答えられないのですが。
安達としまむらは安達としまむらなんですよね。(もう自分でも何を言っているのかわからなくなってきました、すみません)

色んな想いが巡ってますが、安達としまむらはずっと一緒にいられる仲であって欲しいので、付き合う事によってその関係もが消えてしまうという事にだけはなって欲しくないんですよね。
二人の気持ちにズレがあるので、その辺りで今後何かありそうですし。
これからどうなって行くのかハラハラドキドキします。
付き合う事になったといっても甘々な展開が全然想像できないのが、さすが入間さんだなって改めて思いました。
続きが非常に気になるので早く出して欲しいですね。
止まってるシリーズの続きも待ちわびてます。トカゲの王とか強くないままニューゲームとか・・・。
ここ数年の作品は読めてなかったりするのですが、新刊が出る度に買ってはいるので、10周年までにはなんとか追い付きたいですね。
10周年企画で、今までの作品の繋がりなどがわかるファンブック的な何かが出たら大喜びで買います!

それでは、長々と失礼しました。
Posted at 2016.06.16 (23:48) by 半熟タマゴ (URL) | [編集]
Re: 半熟タマゴさん
おひさしぶりです。

まさかまさかのラストでしたね。
いくらしまむらが寛容だからって告白に対しても魔法の言葉が発動するとは思いませんでした。
でも、告白まで行ってしまった以上、だが断るしたらバッドエンドでシリーズ終了しかねませんし、こうするしかないよなという気もします。
今回は保留するというのも無難な展開ではありますが、2巻続けて次巻へ持ち越しというのはカタルシスに欠けてしまいますからね。

「えぇー……そっちいっちゃうの?」となった私ですが、しまむらが安達を受け入れたこと自体はすんなりと受け入れられました。
それはやっぱり前半のエピソード、ゴンやおばあちゃんとのやり取りがあったからです。
もし、前巻までのしまむらが告白をOKしてたら某ヒロインみたく「こんなのしまむらじゃない」とか罵倒して屋上から紐なしバンジー決めてたかもしれませんが、ゴンのおかげでなんとか現世に踏みとどまることができました。
というわけで、今回のMVPは誰がなんと言おうとゴンです。次点でおばあちゃん。
もちろん、今までの安達の奇行もとい勇気ある行動の結果ではあるんですけど、ゴンへの感謝はどれだけしてもしきれません。
しまむらが犬好きで、安達が犬? で、本当によかったと思います。

>上手く言葉に出来ないのですが、安達としまむらにはこのままの関係でいて欲しかったと思っている自分がいるのだと思います。

その気持ちすごくわかります。
『友達』では少し弱くて、『親友』というのもなんかピンと来ない、『恋人』ではもちろんなくて……安達としまむらという作品の魅力は色々ありますが、一言で表すと『はっきりとした名前のつかない2人の関係性が丁寧に丁寧に描かれていること』だと思うんですよね。
それなのに、付き合ってしまうと2人には『恋人』という名前がついてしまう。
半熟さんのモヤモヤの理由とは違うかもしませんが、私がモヤモヤする最大の理由はこれです。
半熟さんの仰る通り、2人の関係は『安達としまむら』であってそれ以外のなにものでもないわけで、『恋人』という枠に収まってしまうのはなんか違うんですよなんか。
強いて、強いて名前をつけるとするなら『うんめーの相手』が一番それっぽいかなとは思いますが、やっぱり名前はつかない方が素敵です。

> 色んな想いが巡ってますが、安達としまむらはずっと一緒にいられる仲であって欲しいので、付き合う事によってその関係もが消えてしまうという事にだけはなって欲しくないんですよね。

そう、まさにそこなんですよ、一番の懸念事項は。
おばさんになった2人が仲良く晩酌する後日談とかをWeb小説で読みたいんですよ私は(気が早過ぎる)
付き合うことにはなりましたが、このままずーっと付き合い続ける未来は想像できないので、どういった落とし所になるのかというのが個人的には今後の見どころだと思っています。
あと、恋愛物は付き合うまでの過程より、付き合ってからの方が好きな自分としては、これからはまたひと味違った楽しみ方ができそうで、そこも楽しみです。

>付き合う事になったといっても甘々な展開が全然想像できないのが、さすが入間さんだなって改めて思いました。

初期はバカップル製造機と(私の中で)謳われた入間さんだったのに、どうしてこうなってしまったのでしょうか……。
あんなに甘々ラブラブバカッポーばっかり書いていたというのに、最近では「こんなに上げられるといつ落とされるのかと気が気じゃない」なんて言われる始末……まぁ、日頃の行いですよね。

>10周年企画で、今までの作品の繋がりなどがわかるファンブック的な何かが出たら大喜びで買います!

同じく!!
いいですね~、出てほしいです、そういうやつ。
でも、漫画だと割りかしありますけど、小説で中々そういうファンブックってありませんよね悲しいことに。
記念としてみーまー新作が出ることはわかっていますし、更なるサプライズに期待したって損はしませんよね!
そして、その暁にはまた共に喜びを分かち合いましょう!!
Posted at 2016.06.23 (11:50) by 天野寂 (URL) | [編集]
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